既存床をはがさない床暖房対応フローリング暖cer-R
概要
『暖cer-R』は、2002年6月に当社が開発した「遮音電気式床暖房システム」(商品名:暖cer)の床暖房仕様を継承したリフォーム商品で、既存の直貼りフローリング※1を剥がさずに貼り重ねる工法により、短期間※2に住みながらリフォームすることができます。また、施工性・床性能については、当社の技術研究所等で検証を実施し、歩行時のほど良い硬さと高い遮音性能※3を確保しています。 施工時には、フローリングの解体・撤去が不要なため、騒音や室内の汚れを抑制するとともに、貼り合わせる際には専用テープを使用するため、接着剤等の特有の臭気も発生させず、お客さまへの負担を抑えることができます。
- ※1コンクリートスラブの表面に遮音フローリングを施工(接着剤で貼る工法が一般的)したもの。
- ※2既存フローリングの解体・撤去、施工後の養生期間が不要な分、従来の工法より施工期間の短縮が可能。
- ※3LL45に相当。(朝日ウッドテック遮音試験室での測定結果)
採用メリット
特徴
- 直貼りフローリングを床暖房対応フローリングに短期間で“住みながらリフォーム”
- 当社の技術研究所等において、施工性・床性能(遮音性・歩行感)の検証を実施
- 既存フローリングの解体・撤去に伴う騒音・室内の汚れや新しいフローリングを上 貼りする際の接着剤の臭気をなくし、お客さまへの負担を抑制
- 省廃材で環境に配慮
- 床暖房の施工範囲やフローリングのカラーセレクトなどお客さまのニーズに対応
- 床暖房は、少ない電気容量で素早い温度上昇・均一な温度分布
開発の目的・背景
これまで直貼りフローリングをリフォームする場合、既存のフローリングを剥がして行う工法が主流でしたが、フローリングの解体・撤去を行う際の騒音・室内の汚れや、場合によっては仮住まいが必要になるなど、居住者にとって大きな負担となっていました。
詳細情報
仕様
構造断面
既存の直貼りフローリングの上に専用下地材、ヒーター+専用テープ、専用フローリングの順に上貼りします。(上貼り厚さは約18.5mm)
床暖房機能
- 少ない電気容量で素早い温度上昇・均一な温度分布
- メカ・エンジ製のシート状ヒーター、時間差回路別ON/OFF制御※4の機能を持ったコントローラーを採用
- ※4敷設面積を4回路に分割し、時間差で回路ごとに電流をON/OFFします。