結露の発生要因と対策を検討結露の調査技術
建物立地環境により、室内、共用部に結露が発生することがあります。
このような場合、結露の発生要因の調査、及び対策方法を検討します。
結露発生は建設地の気象環境、建物形状仕様、住まい方など、様々な要因の調査検証が必要です。
これまでは結露と言えば冬型結露が主体でした。しかし、近年夏場の気温上昇、高温時期の長期化等により、夏期型結露の発生が増加しております。夏期型結露は非常に原因、対策が複雑になり、様々な検討が必要になります。
当研究所における取り組み
当研究所では現場測定データを解析し原因調査を行い、そのデータを用いてコンピュータシミュレーションを行って対策方法を検討します。一つ一つの現象は異なる要因で発生するものですが、共通する原因が発見された場合は、設計建設部門と協力し対策仕様を標準化します。そのことにより発生頻度を減少させることが可能になります。
地下通路夏期型結露調査
赤外線サーモグラフィーによる表面温度調査
二次元伝熱シミュレーション