デベロッパーの要望に応じた柔軟な提案を実現ZEH-M仕様検討支援ツール
概要
デベロッパーの要望に応じて、ZEH-M Oriented性能基準を満たす分譲マンションを設計するための検討ツールです。デベロッパーの要望やお困りの内容を当社設計担当者に伝えていただくだけで、ZEH-M Oriented基準を満たす仕様の組み合わせとコストのご提案が可能です。
- ※ZEH-M Orientedの性能基準とは
断熱性能を示す強化外皮基準(UA値)を満たした上で、再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量からの削減率(BEI値)が20%以上となる仕様です。
採用メリット
1.断熱性能(UA値)強化仕様の検討
「ZEH-M仕様検討支援ツール」では、床、壁、開口部や天井に対して、住宅性能表示制度の断熱等性能等級4からの強化すべき断熱仕様が検討できます。
2.省エネ性能(BEI値)を満足する設備仕様の検討
「ZEH-M仕様検討支援ツール」では、給湯設備、冷暖房設備、照明設備などにおいて、高効率の設備を組み合わせてご提案が可能です。プロジェクト毎の事業方針に沿った設備の選定が可能となります。
3.コストの検討
当社の建築概算コスト算出システムと連携を図ることで、デベロッパーからの事業ごとの要望に合わせた柔軟な提案に加え、タイムリーにコスト算出が可能となります。
開発の目的・背景
2021年10月に経済産業省より発表された「第6次エネルギー基本計画」において、『2030年度以降の新築住宅はZEH基準の省エネ性能確保を目指す』との内容が明記され、断熱性能の向上や、高効率な設備システムを採用したによる省エネを実現する取り組みが加速しております。当社設計施工マンションにおいても、ZEH-M Oriented性能基準を満たす仕様の設計依頼が急増しております。そこで、今般、分譲マンションの事業方針に応じて仕様を柔軟に検討できる「ZEH-M仕様検討支援ツール」を開発しました。
詳細情報
長谷工グループにおける2050年カーボンニュートラルを目指した取り組み
当社は2021年12月16日付で制定した長谷工グループ気候変動対応方針「HASEKO ZERO‐Emission」に基づき、SBTに準拠したCO2排出量削減目標を制定し、また、当社グループが2022年度以降に設計着手する全ての分譲マンション・自社保有賃貸マンションについては、ZEH-M Oriented基準を満たすこととしております。
関連情報・プレスリリース