マンションに住まいながら柱の耐震補強を可能に柱の耐震補強工法『柱増打ち補強工法』

概要

「柱増打ち補強工法」は、開放廊下およびバルコニーに面する柱の外側方向に鉄筋コンクリートを増打ちし、柱の厚みを増すことで地震発生時の柱の変形性能を向上させる耐震補強工法です。

採用メリット

柱増打ち補強工法の特徴

  • 住戸内の工事が不要で”住まいながら耐震化”が可能
  • 他の外付け耐震補強工法(外フレーム補強工法)などと比べて安価
  • 本工法と開発済みの「後施工部分スリットによる柱の耐震補強工法」との組み合わせにより、更に耐震性能を向上させることが可能

開発の目的・背景

評定の取得にあたっては、当研究所にて、試験体による構造性能実験を行い、本工法が耐震性を向上できることを確認し、柱増打ち耐震補強工法の仕様や施工・品質管理の要領等を盛り込んだ設計・施工指針として取りまとめました。(株)東京建築検査機構によって、その設計施工指針に示されている総則、材料と材料強度、補強設計方法及び施工方法は妥当なものと認められました(2014年11月)。