緑化による環境配慮性能の研究植栽計画時のCO2削減性能の数値化

概要

集合住宅では、戸建住宅では難しい大きな植栽計画が可能です。敷地内の中高木は空気中のCO2を吸収し、幹に蓄え固定することで地球温暖化防止に役立ちます。このCO2固定量を数値化する方法を研究しました。

緑化CO2固定量算出プログラム

採用メリット

樹木のCO2固定量算出プログラムの開発

CO2固定量の数値化手法を確立し、樹木のCO2固定量を簡易に設計者が計算できるプログラムを開発しました。2010年4月より当社設計全プロジェクトで植栽計画時にあらかじめCO2固定量を算出し、計画検討に用いています。

開発の目的・背景

地球温暖化防止のためにCO2排出量の削減は世界的な課題です。植栽がCO2排出量の削減に役立つことは分かっていても、数値化が難しいため、これまでの植栽計画では検討要素にできませんでした。当研究所では樹木のCO2吸収、固定量について調査研究し、すでに設計段階で準備しているデータのみでCO2固定量を算出する計算手法を確立しました。