音響実験棟

人々が生活を営む快適な居住空間を実現する

快適な住環境を提供することは、私たちの使命です。とくに多くの人が生活するマンションでは、音に関する性能は極めて重要な課題です。

脱炭素社会に向けた木造建築物など、建築物の架構形態は多様化しており、これらの建築物の遮音性能の確保は、ますます重要となっています。

私たちは、建築物の様々な空間において要求される音の性能を確保する為、数多くの実験を行い、より良い空間の創造に取り組んでいます。

遮音性能向上テクノロジー

  • 壁部材や換気設備などを対象とした音響透過損失の向上
  • 各種構造床を対象とした床衝撃音の低減
  • 床仕上げ材を対象とした床衝撃音レベル低減量の向上
  1. 音響透過損失 → 壁部材や換気設備などを対象とした音響透過損失の向上

    A室側で音を発生させて、B室で透過してくる音を計測する事で、
    壁部材や換気設備などの音響透過損失を検証し、新たな部材開発を行います。

  2. 床衝撃音遮断性能 → 各種構造床を対象とした床衝撃音の低減

    B室の天井開口に木造床など様々な架構形態の床を設置し、床衝撃音遮断性能を
    検証し、床衝撃音の低減が可能な工法開発を行います。

  3. 床衝撃音レベル低減量 → 床仕上げ材を対象とした床衝撃音レベル低減量の向上

    A室の天井スラブに二重床などの床仕上げ材を設置し、仕上げ材による
    床衝撃音レベルの低減量を確認し、性能向上を目指します。