2014年06月18日

 長谷工コーポレーションは、このたび、フローリングメーカーの朝日ウッドテック、電気式床暖房メーカーのサンマックスの2社と共同で、マンションの直貼りフローリング(※1)を“住みながらリフォーム”する、床暖房対応フローリング(商品名:『暖cer‐R』、特許出願中)を商品化しました。

 『暖cer‐R』は、2002年6月に当社が開発した「遮音電気式床暖房システム」(商品名:暖cer)の床暖房仕様を継承したリフォーム商品で、既存の直貼りフローリングを剥がさずに貼り重ねる工法により、短期間(※2)に住みながらリフォームすることができます。また、施工性・床性能については、当社の技術研究所等で検証を実施し、歩行時のほど良い硬さと高い遮音性能(※3)を確保しています。 施工時には、フローリングの解体・撤去が不要なため、騒音や室内の汚れを抑制するとともに、貼り合わせる際には専用テープを使用するため、接着剤等の特有の臭気も発生させず、お客様への負担を抑えることができます。

 今後は、内外装リフォームを手掛ける長谷工リフォームが、フローリングの“住みながらリフォーム”を既存マンションのお客様へ積極的に提案してまいります。

 (※1)コンクリートスラブの表面に遮音フローリングを施工(接着剤で貼る工法が一般的)したもの。
 (※2)既存フローリングの解体・撤去、施工後の養生期間が不要な分、従来の工法より施工期間を短縮できます。
 (※3)LL45に相当(朝日ウッドテック遮音試験室での測定結果)


【『暖cer‐R』の特徴】
 ・直貼りフローリングを床暖房対応フローリングに短期間で“住みながらリフォーム”
 ・当社の技術研究所等において、施工性・床性能(遮音性・歩行感)の検証を実施
 ・既存フローリングの解体・撤去に伴う騒音・室内の汚れや新しいフローリングを上
  貼りする際の接着剤の臭気をなくし、お客様への負担を抑制
 ・省廃材で環境に配慮
 ・床暖房の施工範囲やフローリングのカラーセレクトなどお客様のニーズに対応
 ・床暖房は、少ない電気容量で素早い温度上昇・均一な温度分布
[『暖cer-R』を施工している様子]
【開発の経緯】
・これまで直貼りフローリングをリフォームする場合、既存のフローリングを剥がして行う工法が主流でしたが、フローリングの解体・撤去を行う際の騒音・室内の汚れや、場合によっては仮住まいが必要になるなど、居住者にとって大きな負担となっていました。

【『暖cer-R』の仕様】
(構造断面)

・既存の直貼りフローリングの上に専用下地材、ヒーター+専用テープ、専用フローリングの順に上貼りします。(上貼り厚さは約18.5mm )
(床暖房機能)
・少ない電気容量で素早い温度上昇・均一な温度分布
  メカ・エンジ製のシート状ヒーター、時間差回路別ON/OFF制御(※4)の機能を持ったコントローラーを採用
 (※4)敷設面積を4回路に分割し、時間差で回路ごとに電流をON/OFFします。

【外 販】
発売日:2014年6月~
価格:オープン価格

【外販問い合わせ窓口】
・サンマックス
 営業部 副部長 山﨑 翔    
 03-5775-1135
・朝日ウッドテック
 集合アメリビ営業部 グループ長 沢辺 和人
 03-5569-5514
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