長谷工コミュニティ
素敵生活営業部営業課
水栓の耐用年数は、使用頻度にもよりますが10年前後です。耐用年数を過ぎるころには
❶水栓が固くなる(汚れの付着や内部部品の劣化などが原因)
❷温度調整がしにくくなる(サーモスタットの故障などが原因)
といった不具合が出始めます。
何らかの不具合に気づいたら、すぐに管理会社に相談しましょう。簡単な修理ですむか交換が必要なレベルか、的確に判断してくれます。ただし、修理ができる場合でも、耐用年数の10年が過ぎるころには水栓の機能はぐんと向上しています。より快適な使い勝手を求め、交換を検討するのもよいでしょう。交換にあたっては、ショールームで最新タイプの使用感を実感してみることもおすすめですよ。
長谷工コミュニティ
素敵生活営業部営業課
水栓は10年スパンでの
交換がおすすめです
❶ どんな水栓があるかを知って、
選びましょう
水栓だけを換える場合は、
ご自宅の水栓取付穴に適応するものを選びます。
キッチン、洗面、浴室それぞれに、
使いたい機能と予算の兼ね合いで
希望に合ったものを選びましょう。
水栓選び、ここがポイント!
1.使い勝手
今まで使っていた水栓と同じ機能や操作方法のものを選ぶと、慣れているため使いやすいです。また、人気のタッチレス水栓は、料理中のベタついた手で水栓を触らなくて済み、便利で感染症対策にもなります。
2.価格
似たような機能でも、発売時期や在庫状況などによってコストが異なります。特に価格重視で選びたい場合は、管理会社経由の業者に、その時期にお値打ち価格で施工できるものを教えてもらいましょう。
3.機能
近年の水栓は、節水と水ハネを防ぐ機能は基本的に標準装備。
- キッチン水栓なら浄水機能の有無やホース引き出しシャワーかどうか。
- 浴室はサーモスタット混合栓を基本に、浄水やミストなどシャワーヘッドの機能がどうなっているか。
- 洗面台はシャワーホース付きか。
生活に合った付加機能で水栓を選ぶといいでしょう。
4.デザイン
ヨーロッパなどの海外品は凝ったデザインのものが多く、インターネットで探せるほか、輸入品を扱っている国内の会社もあります。購入前に、管理会社経由の業者に取り付け可能か必ず確認しましょう。また、取り付け費用が若干高くなることが考えられるので、合わせて確認しておきましょう。
❷ ショールームに足を運びましょう
交換する水栓の使用感をあらかじめ確認しておくと、付けてからの使いづらさもありません。ぜひ、ショールームを活用しましょう。たとえば家族で付けたい水栓の意見が分かれている場合も、みんなでショールームに行って使ってみると意見もまとまりやすくなります。
ショールームに行く際に
持参するとよいもの
- 付いている水栓がわかるマンションの仕様書
- 取り付ける場所のサイズ
- 住まいの図面 など
❸ 信頼できる業者に依頼しましょう
修理や交換に際しては、次のような理由で、そのマンションの管理会社を窓口にして手配するのが安心です。
安心ポイント!
- 関連業者なのでマンションの構造や設備、マンション内住戸の修理状況がわかったうえで対応してくれる。
- 海外製品の取り付けなど、住民側の要望にも施工の可否を含め柔軟かつ責任をもった対応をしてくれる。
- 常識的に考えて一般的とは思えない高額請求などの心配がない。
日頃から、不具合が出たときの問い合わせ方法や窓口の連絡先を把握しておきましょう。たとえば突然の不具合に慌てて夜間に管理会社経由でない業者を呼ぶと、見積もりは無料でも出張費・緊急対応費などが発生するケースもあるので要注意です。
❶ DIYではなく、プロに任せる
浴室のシャワーヘッドやシャワーホース部分の交換程度であれば、ご自身で行なっても問題ありませんが、水栓交換は思わぬ水漏れ事故などを引き起こす場合もあるので、プロに任せるのが安心です。
❷ キッチンの水栓選びは
浄水機能もポイント
❶浄水機能付き水栓を付ける
浄水器の場所を取らないメリットの一方、カートリッジのランニングコストが必要。
❷浄水機能なし水栓を付ける
メーカーによっては、浄水機能付きより高い価格設定の場合があるので要チェック。
❸水栓とは別にシンク下に浄水器を取り付ける
水栓とは別に浄水器本体の費用や設置工事費、カートリッジの費用が必要。浄水機能のない海外の水栓でも新たに浄水機能を追加することができる。また一般的な洗面台にも取り付け可。
❸ リフォームとの兼ね合いを
考えましょう
約10年に1度の計画的な水栓交換が基本ですが、同時期にキッチンや洗面台も合わせて水まわりリフォームの検討もおすすめです。
部分的な水栓交換を行うよりも、全部取り換えることでトータル費用を抑えることができます。また、築年数が古いマンションは部品交換が難しい場合もあります。水栓交換に時間がかかり、生活に支障が出てしまうことも考えられます。そうならないためにも時期を見ながら水まわりリフォームを考えていくことが大切です。
また、10年未満であったり、まだ不具合を感じていない場合でも、事前にショールームなどで交換する水栓の候補を見るなどして、価格帯を把握しておくとよいでしょう。水栓交換の費用感がわかっていると、いきなりの故障時にも落ち着いて対処できます。
上げ下げのハナシ 現在、とくにキッチン水栓の主流はシングルレバー混合水栓という、左に回して吐水させればお湯、右側で吐水させれば水、というタイプのものです。さて、お宅のシングルレバー混合水栓は、レバーを上げて吐水させますか?それとも下げて吐水させますか?実は、2000年4月1日以降に製造販売されたものは、すべて、レバーを上げて吐水させる「上げ吐水型」に規格統一されています。
この規格統一は、海外での規格に倣った面もありますが、大きなきっかけになったのが阪神淡路大震災です。当時の日本は多くの世帯が下げ吐水で、地震時、上からモノが落ちるなどしてレバーが下がり、実に数十万世帯規模で一斉に水が出しっ放しになり、
●部屋が水浸しになる
●タンクの貯蔵が枯渇する
●消火活動のための水が不足する
といった混乱を招いたのです。もし、お宅のレバーが下げ吐水方式のままであれば、経年劣化の観点からもぜひ交換をおすすめします。
塚田 雅博
長谷工コミュニティ
素敵生活営業部営業課
2008年長谷工コミュニティに入社し、日々お客さまの専有部のお困りごとにお応えし、住まいの環境改善のお手伝いをするスペシャリスト。
私生活では、10歳と4歳の2児の子どもの父親。自宅の浴室のミストサウナですごすのもリラックスタイムですが、温泉でリフレッシュするのが休日の定番の楽しみです。
塚田 雅博
長谷工コミュニティ
素敵生活営業部営業課
2008年長谷工コミュニティに入社し、日々お客さまの専有部のお困りごとにお応えし、住まいの環境改善のお手伝いをするスペシャリスト。
私生活では、10歳と4歳の2児の子どもの父親。自宅の浴室のミストサウナですごすのもリラックスタイムですが、温泉でリフレッシュするのが休日の定番の楽しみです。