消費生活アドバイザー
環境カウンセラー
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環境カウンセラー
このピンチを
乗り越えるポイントはコレです
3大用途を攻略する!
暖房・給湯・動力※の費用を
徹底的に見直す。
※動力:家電を動かすエネルギー
光熱費というと電気・ガス・水道と考えがちですが、実は暖房に使うエネルギー、お湯を出すエネルギー、家電を動かすエネルギーが、それぞれ全体の1/3ずつ占めるほどボリュームがあります。そこを押さえるのが節約のコツです。
エアコンなどで部屋を暖める際、厚手のカーテンや断熱シートを用いて窓からの冷気を防ぐのがポイント。空気は暖かいほうから冷たいほうへ流れるので、冬は断熱シートは室内側に貼りましょう。また、冷気は床のほう(下)にたまるので、カーテンを床面まで届く長さにしたり、サーキュレーターで天井のほうにたまった暖気を撹拌して部屋を暖かくするのがおすすめです。また湿度が高いと体感温度が上がるので、無給水加湿機能があるエアコンは有効ですよ。
最近のご家庭は水とお湯が出し分けられるシングルレバー混合水栓が多くなりました。実は左に回してお湯を使うと約3倍のコストがかかるんです。必要なとき以外はお湯を使わないだけでも、ずいぶん節約できます。また、給湯器のスイッチをこまめに切れば「うっかりお湯を使ってた!」なんていうことも避けられますね。
そして、お湯を大量に使うお風呂。浴槽にお湯を張るよりシャワーのほうが節約できるようなイメージがありませんか?実はシャワー約16分で浴槽1杯分のお湯を使います。家族4人で10分ずつシャワーを使うなら、浴槽にお湯をためるほうが安くつきます。毎日1分、シャワーの時間を短縮すると年間約3,000円の節約になりますよ。
オススメアイテム①シャワーをワンプッシュで止められる止水ボタン付きや節水型のシャワーヘッド
②食洗機(お湯の量が少なくて済み、電気代を含んでも安上がり)
家電ではエアコン・冷蔵庫・照明器具が年間電気使用量の半分を占めます。
●エアコン
窓の断熱対策や定期的なクリーニングにより冷暖房効率を上げることができます。
●冷蔵庫
使い始めて10年過ぎたら買い替えを検討してみては?冷蔵庫に限っていうと10年前の製品と最新型を比較すると電気代が倍ぐらい違うことも。2023年7月の内閣府の消費動向調査では電気冷蔵庫の使用年数は13年で故障による買い替えが一般的ですが、早めに買い替えると電気代が大幅に節約できますよ。
●照明器具
LEDに替えると白熱電球の約1/10、蛍光灯の約半分にコストダウン。段階的に替えるなら使用時間が長い場所から。玄関やトイレを人感センサー付きLEDにすると消し忘れ防止にもなります。
環境省の「しんきゅうさん」にある5品目(解決方法の③でふれている家電も含む)「エアコン」「冷蔵庫」「テレビ」「温水洗浄便座」「照明」は、新型の省エネ機能が進んでいます。このサイトで新旧を比較し、早めに買い替えてもいいでしょう。この5品目以外では、全自動洗濯機の乾燥機は要チェック。ヒーター式とヒートポンプ式があり、ヒートポンプ搭載タイプはかなり節電できます。ほかの家電はそれほど気にしなくても大丈夫です。たとえば電子レンジを買い替えても節電にはなりませんし、炊飯器は性能がよいもののほうが電気を使います。
スマホやAIスピーカーを使って家電・照明などの操作ができるスマートリモコンは、リモコン機能を集約できるので面倒がなく、うっかり消し忘れて出かけても、スマホで遠隔操作できるので省エネになります。「いってきます」「おやすみ」などとAIスピーカーに話しかけるとエアコンや照明などがオフになるような設定も可能。「留守の時に防犯上、あえて照明をつけたい」というときも、外出先から自在にオン・オフできます。帰宅時、家に近づいたらエアコンや加湿器のスイッチを入れておけば、寒い日も帰ってすぐに、快適な部屋でサクサク動けそうですね。
リアルタイムに
確認する方法 「この家電ってどれぐらい電気を使うの?」「ドライヤー1回でいくらぐらいかかるの?」…そんな疑問に明解な数字で答えをくれる便利なグッズがワットチェッカー。コンセントと家電のあいだに接続すれば消費電力や電気料金を示してくれるので、節電意識も高まります。ただ、日常的に使い続けるのはなかなか大変。今は多くの場合、電力会社のマイページで使用量をリアルタイムに確認できるので、そうした見える化サービスを積極的に使って節電につなげていってはいかがでしょうか。
省エネポイントのまとめはコチラ
和田 由貴
消費生活アドバイザー
環境カウンセラー
家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーとしても活躍。専門分野は、食費・光熱費・交通費・レジャー費など生活全般の節約、エコライフなど、家事や暮らしの節約アドバイザーとして活動しています。モットーは「節約は、無理をしないで楽しく!」。耐える節約ではなく、快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱しています。
和田 由貴
消費生活アドバイザー
環境カウンセラー
家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーとしても活躍。専門分野は、食費・光熱費・交通費・レジャー費など生活全般の節約、エコライフなど、家事や暮らしの節約アドバイザーとして活動しています。モットーは「節約は、無理をしないで楽しく!」。耐える節約ではなく、快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱しています。