ブロッコリーの正しいゆで方とは?短時間で作れる簡単レシピもご紹介

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。第46回は「ブロッコリーの正しいゆで方」です。ブロッコリーをゆでるときのポイントをご紹介します。

ブロッコリーをゆでたら歯ごたえがなくて、全然美味しくない…。

食感が悪くなっちゃってる…。

たまに、ゆで過ぎちゃうんだよね。何がいけないのかな?
ブロッコリーを上手にゆでるにはコツが必要だぞ!栄養をキープした状態で、かつ美味しく食べられるように、今から一緒にゆでてみよう!

目次

ブロッコリーのゆで方
サラダやスープ、お弁当の彩りなどで大活躍するブロッコリーは、ビタミンやカリウムを豊富に含んだ栄養満点の野菜です。ブロッコリーを美味しくいただくために、ブロッコリーの正しいゆで方を学びましょう。
材料
- ブロッコリー
- 1株
- 塩(自然塩)
- 大さじ1
- 水
- 1,500ml
ブロッコリーのゆで方の手順

茎のつけ根に包丁を入れて、房と茎を切り分けます。
※茎が短い場合、あらかじめカットしてある状態の場合は、房から切り始めてもOKです。

枝分かれした箇所に包丁を入れ、1房ずつ切り分けてください。

房が大きい場合は、茎に切れ目を入れて、手で裂きます。

残った茎は、厚めに皮を剥き、ひと口大に切ります。

水を入れたボウルでブロッコリーを洗い、水気を切ります。
ブロッコリーは、房のつぼみの部分にごみや虫が残りやすい野菜です。水にしばらくつけてから振り洗いすると、ごみが取れやすくなります。虫などが気になる場合は、水を何度か変えながら、水の中で振り洗いをしましょう。

鍋に水1,500mlを入れて沸騰させ、塩大さじ1とブロッコリーを入れ、2分程度ゆでます。茎の部分を触って硬さを確認し、好みに合わせてゆで時間を調整してください。

ゆで終わったら、ザルに上げて水気を切り、粗熱を取ります。
ブロッコリーの茎は食べられる?
そのままだと硬くて食べにくいブロッコリーの茎でも、適切な処理をすれば、つぼみと同じように食べられるんだぞ!ブロッコリーの茎にはビタミンCやカロテンなどの栄養素も豊富で、食物繊維もたっぷり入っているんだ!捨てるなんてもったいない!調理にぜひ活用してくれよな!
茎の食べ方は次の通りだ!茎の硬い皮を厚めに切り落として、芯の白っぽくなっている部分を取り出したら、ひと口大に切り、房と一緒にゆでるだけ!ゆで上がった茎は程よい歯ごたえがあるから、炒め物や汁物に使うとより美味しく食べられるぞ!

ブロッコリーのほかの調理方法
ブロッコリーは、電子レンジや圧力鍋、フライパンでもやわらかく調理できます。
電子レンジ
耐熱皿に小房に分けたブロッコリーをのせ、大さじ1~2程度の水を回しかけます。ラップをして、電子レンジ500Wで3分加熱しましょう。
圧力鍋
ブロッコリーは圧力鍋を使って蒸すと、栄養を逃すことなく、美味しく調理できます。
調理の方法はご使用の圧力鍋によって異なりますが、圧力をかけ過ぎず、歯ごたえを残すようにすることがポイントです。
フライパン
ブロッコリーはフライパンを使うと、鍋に比べて少量の水で調理ができます。さらに、栄養を逃さず手軽にゆでられるのも特長です。蓋付きのフライパンにブロッコリーを並べ、水を加え蓋をして中火で3~4分程度蒸しましょう。
ブロッコリーの保存方法

ブロッコリーをラップで包み、ファスナー付きの保存袋に入れて、冷凍保存します。
保存期間は、約1か月です。
ブロッコリーは日持ちせず、変色しやすい野菜です。黄色く変色した状態になると、栄養価が落ちるので、早めに食べ切るようにしましょう。
ブロッコリーのきれいな緑色と栄養を維持しながら長持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめです。生のまま保存する場合と、ゆでてから保存する場合の、冷凍保存の方法をご紹介します。
生のまま冷凍する方法
生のまま冷凍保存すると、ビタミンなどの栄養素を損なうことなく、保存できます。まずブロッコリーを小房に分けて、それぞれをラップに包み、ファスナー付きの保存袋に入れてください。そのまま冷凍庫に入れれば完了です。保存期間は、約1か月です。
お湯でゆでてから冷凍する方法
ゆで上がったら水気を切り、キッチンペーパーで残りの水気を拭き取ります。粗熱が取れたら、ブロッコリーをファスナー付きの保存袋に入れて、冷凍庫で保存しましょう。
調理する際、生のまま保存したブロッコリーよりも味が染み込みやすくなるので、お料理の時短にもつながります。保存期間は、約1か月です。
ブロッコリーの簡単作り置きレシピ
色鮮やかなブロッコリーは、お弁当のおかずにも使え、夕食の一品にもなる、便利な常備菜。作り置きをしておけば「もう一品欲しい」「緑が足りないな」というときに大活躍です。そこで今回は、ブロッコリーの簡単にできる人気のおすすめレシピをお教えします。
ブロッコリーのごまマヨ和え

ブロッコリーを小房に切り、塩を入れた熱湯で2分程度ゆで、ザルに上げます。キッチンペーパーで水気を拭き取り、軽く塩を振ってください。マヨネーズ、ごま油、ポン酢、すりごまを混ぜて、ブロッコリーと和えたらできあがりです。
半熟卵とブロッコリーのアボカドサラダ

半熟のゆで卵を8等分に切っておきます。ブロッコリーは小房に分けて、塩ゆでしてからザルに上げ、粗熱を取り水気をよく切ってください。アボカドの皮と種を取り除いて、ひと口大に切り、ボウルに移してレモン汁と合わせます。ゆで卵、ブロッコリーを加えましょう。最後にマヨネーズ、ケチャップ、おろしにんにく・砂糖で味付けして、よく混ぜ合わせたら完成です。
ブロッコリーの茎で簡単きんぴら

ブロッコリーの茎とにんじんを斜めに切り、千切りにします。
フライパンにごま油を入れてブロッコリーとにんじんを炒め、しんなりしてきたら、めんつゆとみりんを入れます。汁気がなくなってきたら器に盛って、ごまを振ったら完成です。
「ブロッコリーのゆで方」に関するよくある質問
ブロッコリーのゆで方についてよくある質問をご紹介します。
ブロッコリーの切り方は?
まず、茎のつけ根に包丁を入れ、房と茎を分けます。枝分かれしている所に包丁を入れ、房ごとに切り分けます。この際に房が大きい場合は、切れ目を入れた茎を手に持ち、裂きましょう。残った茎は厚めに皮を剥き、ひと口大に切ります。
ブロッコリーのゆで時間はどのくらい?
ブロッコリーをゆでる際の目安の時間は、沸騰した鍋で2分程度です。
ブロッコリーを水につける理由は?
ブロッコリーを水につけるのは、ごみや虫を取り除くためです。ブロッコリーの房のつぼみにはごみや虫が残りやすいですが、水にしばらくつけてから振り洗いすると、取れやすくなります。
ブロッコリーはアク抜きが必要?
生のブロッコリーには、シュウ酸と呼ばれる成分が含まれており、これが苦み・渋み・えぐみの要因となるアクの成分です。アク抜きを行なわずにそのまま使用すると、料理の風味が損なわれる可能性があります。ゆでることでアクは簡単になくなるので、ぜひ美味しくゆでてから使用してください。
ブロッコリーの茎を美味しく食べるための下ごしらえの方法は?
ブロッコリーの茎の硬い皮を厚めに切り落とし、芯の白っぽくなっている部分を取り出します。次にひと口大に切り、房と一緒にゆでます。
ブロッコリーの房をきれいに洗うためのコツとは?
ブロッコリーは、房のつぼみの部分が密集しているためごみや虫が残りやすいのが特徴です。ブロッコリーの房の洗い方として、水を入れたボウルにしばらくブロッコリーをつけておき、その後振り洗いすることできれいになります。
ブロッコリーは鍋以外でゆでられる?
ブロッコリーは鍋のほかに、電子レンジや圧力鍋、フライパンでも調理できます。
ブロッコリーの冷凍保存の方法は?
冷凍保存する際は、ブロッコリーをラップで包んでからファスナー付きの保存袋に入れます。ブロッコリーは、生のまま冷凍保存する方法とお湯でゆでたものを冷凍保存する方法がありますが、どちらの方法も保存期間は、約1か月です。なお、ブロッコリーは変色しやすく栄養価が落ちやすいため、冷蔵保存での日持ちは3~4日です。すぐに使わない場合は早めに冷凍保存するのがおすすめです。
ブロッコリーを固めにゆでる場合は?
1分30秒程度だとかなりシャキッとした食感になり、固めが好きな方にもおすすめです。ただし、多少の青臭さが残ります。一方で、3~4分ゆでると、ほくっとした食感になり、甘みを強く感じるようになります。あくまでも好みなので、どれが正解というわけではないため、お好みに合わせて調整してください。

教えてもらった方法でゆでたブロッコリー、しっかりと歯ごたえがあって美味しい~!
ブロッコリーのゆで加減をマスターしたことで、野菜スープが美味しくなったな!


ブロッコリーのゆで方は、これでもう失敗しないぞ~!

明日持っていくお弁当にも、ブロッコリーを入れてみよう♪