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さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!

旬のさんまを美味しく焼く方法をご紹介します。

  さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第106回は、「さんまの塩焼きの方法」です。グリル・フライパンで、さんまをふっくらと美味しく焼く方法についてご紹介します。


今年、まださんまを食べてなかったよね?魚屋さんで売ってたから、買ってきたよ!

わあ、立派なさんま!秋といえば、さんまだもんね!でも、上手に焼けるか不安だな。やっぱり七輪とかを使ったほうがよいのかな!?

おいおい!さんまはグリルでも、フライパンでも美味しく焼けるんだぜ!

えっ?グリルでもフライパンでも!?

そうだ!皮がパリパリ、中身がふっくらしたさんまが食べられるぜ!さっそく教えてやるから、ついてこいよ~!

ありがとう、フラッキー、よろしくね!

How to

さんまの美味しい焼き方

9~10月の秋に旬を迎えるさんま。銀色の刀のような姿から、漢字では「秋刀魚」と書きます。旬のさんまは脂がのっているため、美味しさも格別です。さんまを魚焼きグリルフライパンで美味しく焼く方法をご紹介します。

「さんまにぴったりの薬味&アレンジレシピ」はこちら

「さんまの塩焼き」に関するよくある質問はこちら

材料

さんま
1本
適量
大根おろしレモンなどの薬味
適量

グリルとフライパン共通の下ごしらえ

さんまの表面を包丁でこすり、うろこを取ります。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
さんまの表面を包丁でこすり、うろこを取ります。

フラッキーのチェック

身に切り込みは入れなくてOK!

魚の身に切り込みを入れるのは、火の通りをよくするため。さんまはあまり厚みのない魚だから、切り込みを入れなくても十分火が通るぞ!

流水で軽く洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。ここまでがグリルとフライパン共通の下ごしらえです。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
流水で軽く洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
ここまでがグリルとフライパン共通の下ごしらえです。

新鮮なさんまの見分け方

旬のさんまの美味しさを存分に味わうためにも、活きのよいさんまを選びましょう!見分けるポイントは、さんまの下あごと尻尾の色。下あごと尻尾が黄色いものが、新鮮なさんまです。鮮度が落ちると、さんまの下あごの色は茶色くなっていきます。また、胴の幅が太いさんまは脂がのっているため美味しいさんまです。新鮮なさんまを見分けるそのほかのポイントは以下の通りです。

・背中が青黒く、お腹が銀色のもの
・目が澄んでいて、充血していないもの
・頭から背にかけて、盛り上がっているもの

魚焼きグリルで焼く場合

塩を適量指先でつまみ、さんまの体の表面に振りかけます。振りかけた後、手で塩をさんまに馴染ませてください。裏面も同様に塩を振り、馴染ませます。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
塩を適量指先でつまみ、さんまの体の表面に振りかけます。振りかけた後、手で塩をさんまに馴染ませてください。裏面も同様に塩を振り、馴染ませます。

フラッキーのチェック

さんまにかける塩の量はどのくらい?

塩を多めに振りかけるのが、さんまを美味しく焼くコツだぜ!塩の量の目安は、さんま1本200gの場合、小さじ1/3程度。表面と裏面それぞれ小さじ1/6ずつ振りかけよう!

グリルの網にサラダ油をひき、中火または強火で予熱しておきます。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
グリルの網にサラダ油をひき、中火または強火で予熱しておきます。
さんまを網にのせたら、中火で焼いていきます。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
さんまを網にのせたら、中火で焼いていきます。
片面を5分程度焼き、よい焼き色が付いたら、裏返して3~4分焼きます。両面グリルの場合、焼き時間の目安は8~9分です。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
片面を5分程度焼き、よい焼き色が付いたら、裏返して3~4分焼きます。両面グリルの場合、焼き時間の目安は8~9分です。
全体に焼き色が付いて火が通ったら、できあがりです。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
全体に焼き色が付いて火が通ったら、できあがりです。

フライパンで焼く場合

さんまを半分に切ります。フライパンにさんまが入りきる場合は、切らなくても大丈夫です。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
さんまを半分に切ります。
フライパンにさんまが入りきる場合は、切らなくても大丈夫です。
グリルで焼く場合と同様に、塩を適量指先でつまみ、さんまの体の表面に振りかけます。振りかけた後、手で塩をさんまに馴染ませてください。裏面も同様に塩を振り、馴染ませます。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
グリルで焼く場合と同様に、塩を適量指先でつまみ、さんまの体の表面に振りかけます。振りかけた後、手で塩をさんまに馴染ませてください。
裏面も同様に塩を振り、馴染ませます。
フライパンを中火で熱します。フライパンにクッキングシートや専用のホイルシートを敷いて、さんまを入れましょう。シートを敷くことで、油を使わずに焼けます。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
フライパンを中火で熱します。フライパンにクッキングシートや専用のホイルシートを敷いて、さんまを入れましょう。シートを敷くことで、油を使わずに焼けます。
中火で7分程度焼きます。さんまから出た余分な脂は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
中火で7分程度焼きます。さんまから出た余分な脂は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。
片面に焼き色が付いたら、裏返します。裏面も中火で7分程度焼きましょう。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
片面に焼き色が付いたら、裏返します。
裏面も中火で7分程度焼きましょう。
全体に焼き色が付いて火が通ったら、できあがりです。|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」
全体に焼き色が付いて火が通ったら、できあがりです。

さんまの内臓(ワタ)の取り方

旬のさんまのワタにはうまみがあり、栄養価も高いので取らずに焼くのがおすすめです。「どうしても苦手だから事前に取りたい」という場合は、購入時に店頭で依頼するとよいでしょう。自分で取り除く場合は、まず頭の部分を斜めに切り落とします。次に、腹部に1cm程度の切り込みを入れれば、簡単にワタを取り出せますよ。

さんまにぴったりの薬味&アレンジレシピ

さんまの塩焼きにプラスワン!美味しさを引き立たせる薬味と、人気のアレンジレシピをご紹介します。

おすすめ薬味:大根おろしとすだち

さんまの塩焼き|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」

さんまの薬味としておすすめなのが、大根おろしとすだち。大根に含まれる消化酵素は、脂の多いさんまの消化を助けてくれます。また、すだちの旬は8~10月なので、さんまが美味しい時期ともちょうど重なるのです。後味さっぱり、秋ならではの味覚が楽しめる組み合わせを、ぜひお試しください!

おすすめ薬味:ポン酢醤油と七味唐辛子

ポン酢|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」

辛さがあるほうがお好みの方におすすめなのがポン酢醤油と七味唐辛子の組み合わせです。ポン酢醤油にお好みで七味唐辛子を入れます。脂がのったさんまをさっぱりと食べられますよ。

さんまと生姜の炊き込みごはん

さんまの炊き込みごはん|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」

さんまの塩焼きはそのまま食べても美味しいですが、ほかの食べ方を試してみたい方には、炊き込みごはんがおすすめです。まず、研いだと醤油、を炊飯器の内釜に入れ、目盛りまで水を入れます。塩焼きにしたさんまをのせて通常モードで炊き、炊き上がったら、さんまの骨をのぞいてほぐします。全体をさっくり混ぜたら完成。大根おろしや針生姜白髪ねぎなどの薬味を添えて召し上がれ!

焼きさんまの押し寿司

さんまの押し寿司|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」

さんまの塩焼きを押し寿司にする方法もご紹介します。まず、温かいごはんに砂糖、塩、白いりごまを混ぜ合わせ、粗熱を取ります。巻き簾(まきす)の上にラップを重ね、3枚におろして塩を振って焼いたさんまを皮目を下にして置き、上に大葉酢飯をのせ、ラップで包みましょう。巻き簾で棒状に押し固め、冷蔵庫で1時間ほど寝かせれば完成です!さんまの香りと大葉のさわやかさは酢飯にもよく合うのでぜひ試してみてはいかがでしょうか?

さんまの竜田揚げ

さんまの竜田揚げ|フラッキーのHow To「さんまの塩焼きの作り方。アレンジレシピもご紹介!」

酒、みりん、醤油、すりおろし生姜を混ぜ合わせた調味液にさんまをつけて、冷蔵庫で20分程度置き、下味を付けます。汁気を切り、片栗粉を全体にまぶしたら、170度の油できつね色になるまで揚げたら完成です。脂がのったさんまを竜田揚げにしたらごはんが進むこと間違いなし。ぜひお試しください♪

「さんまの塩焼き」に関するよくある質問

最後に、さんまの塩焼きに関するよくある質問をご紹介します。

さんまの旬はいつ?

さんまの旬は9~10月といわれています。

さんまの下処理はどうやってするの?

まず、さんまの表面を包丁でこすり、うろこを取ります。そして流水で軽く洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取って完了です。さんまには厚みがそこまでないため、切り込みを入れる必要はないでしょう。

さんまを魚焼きグリルで焼く方法とは?

塩を適量さんまに振りかけ、手で塩をさんまの両面に馴染ませましょう。そして予熱したグリルの網にさんまをのせ中火で5分程度焼き、よい焼き色が付いたら、裏返して3~4分程度焼いて完成です!

さんまをフライパンで焼く方法とは?

フライパンに納まりきらない場合は、さんまを半分に切っておきます。塩を適量さんまの体の表面に振りかけ、手でさんまの両面に塩を馴染ませましょう。次に、中火で熱したフライパンにクッキングシートや専用のホイルシートを敷いて、さんまを中火で7分程度焼き、裏面も中火で7分程度焼いて火が通ったら完成です。

さんまにかける塩の量はどのくらい?

塩を多めに振りかけることをおすすめします。塩の量の目安としては、さんま1本200gの場合、小さじ1/3程度がよいでしょう。

さんまの内臓(ワタ)はどうやって取るの?

頭の部分を斜めに切り落とし、腹部に1cm程度の切り込みを入れると簡単にワタを取れますよ。

皮がパリッとしてて香ばしい!脂がのってるさんまは、やっぱり美味しいね~。

コウちゃんのさんまは、ワタを取ってあるからね!

さんま、ふわふわ~♪

ごはんがすすむー!

ミエ、いくら食欲の秋だからって、ごはんのおかわりし過ぎじゃないか~?

仕方ないでしょ、この美味しさには抗えないよ!今度はさんまの炊き込みごはん、作っちゃおうっと♪

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監修 森崎 繭香 お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/

森崎 繭香

料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。

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