炊飯器で炊く!美味しいお米の炊き方
炊飯器を使った基本のお米の炊き方を動画でご紹介します。
炊飯器で炊く!美味しいお米の炊き方
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第20回は、「お米の炊き方の基本」です。炊飯器を使ったお米の炊き方をご紹介します。
しゃけおにぎり、おいしい♪
コウちゃん美味しそうなおにぎりを食べてるね、いいな~
作ってもらったの?
ちがうのー、こんびにー
あれ、めずらしいね!
いつも手作りのおにぎりを食べてるから
作ってもらったのかと思った!
じ、実は、昨日ママにご飯を炊くのを頼まれて
いつものように炊いたんですけど
水の量を間違えていたのか、
お米がちょっとかたくなってしまって…
そうだったんですね!
せっかくですから、この機会に基本のお米の炊き方を
レッスンしていきましょう!
お米の美味しい炊き方とは?
家庭用の炊飯器で、お米を美味しく炊く手順についてご紹介します。
土鍋でご飯を炊く方法はこちら
お米の量り方
- 1合(180cc)の計量カップで、山盛りにお米を入れます。
- 指や箸などで平らにします。
無洗米の量り方
研ぐ手間いらずで簡単に炊ける無洗米は、普通のお米のように米ぬかが付いていません。その分、普通の計量カップで量ると正味量が多くなります。少し小さい無洗米専用の計量カップで量れば、炊飯器の目盛り通りに水を入れて炊飯できますよ。
普通の計量カップしかない場合は、お米1カップにつき大さじ1~2杯の水を追加して、水加減を調節しましょう。
お米の研ぎ方
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たっぷりの水を加えて、軽く2~3回かき混ぜます。
「お米を研ぐ」とは「お米の表面に付いているぬかやゴミを取りのぞく作業」です。研ぎはじめは水を吸収しやすいので、最初に加える水は、浄水器の水や、軟水のミネラルウォーターなどが理想です。
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手早くかき混ぜたら、すぐに水を捨てます。
すぐに水を捨てる理由は、お米に付いていたぬかの臭いまでお米が吸ってしまうからです。水を捨てる際に、お米や器のふちに手を当ててお米がこぼれないようにします。
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力を入れ過ぎず弧を描くように、20回ほどかき混ぜます。ボールを握るような手つきで、シャカシャカと泡立て器のようにかき混ぜます。
※お米にヒビが入らないようにやさしく混ぜてください。
- 乳白色の研ぎ汁が出たら、新しい水を加えます。軽く混ぜたら、また研ぎ汁を捨てましょう。
- 同様に水を加えて、軽く混ぜる作業を2回ほど繰り返します。写真のように水が半透明になればOKです。
お米の炊き方
- 炊飯器の内釜に、研いだお米を移して、炊く分量の目盛りまで水を加えます。炊飯時もお米が水を吸収するので、浄水器の水や、軟水のミネラルウォーターなどが理想です。炊飯器にセットして、スイッチを入れます。
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炊き上がったら蓋を開けて、底から空気を入れるようにほぐして混ぜます。お米の余分な水分が飛んで、均一な炊き上がりになります。
※水分が多くなってしまった場合は、ほぐした後、10分ほど蒸らすとよいでしょう。
美味しいお米を炊くコツ
お米を美味しく炊き上げる裏技としてよく知られているのが、お酒を足す方法。お米1合に対して大さじ1杯程度の日本酒を加えるだけで、甘味が増してつやつやに!
また、古いお米を炊くときは釜に氷を数個入れると、新米のようにやわらかく炊けるといわれています。これは、水が沸騰するまでの時間が長くなり、お米の芯まで水が浸透するからです。
もちろん、炊く前にしっかりお米に浸水させるのも大事なポイント。夏は30分~1時間、冬は1~2時間を目安に浸水させると、お米に水分が行きわたり、ムラなくふっくら炊き上がります。
ちなみに、現在の炊飯器は、浸水の工程までプログラムされているものが主流です。スイッチを入れれば、自動的に浸水を行なってくれます。不安な方は、ご自宅の炊飯器の説明書を確認してみてくださいね。
余ったご飯を冷凍保存する方法とは?
ご飯はまとめて炊いて冷凍しておくと、忙しい日の食事に便利です。ご飯の美味しさを損なわずに保存する方法についてご紹介します。
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炊き上がったご飯は、冷めるにつれて風味が落ちていくので、熱々のうちにラップの上にのせましょう。
お茶碗1杯分程度を目安に、平らに広げます。
- やさしくふんわりと包んで、冷凍庫に保存しましょう。
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熱々のご飯を急速冷凍するには、ファスナー付き保存袋などに入れ、アルミトレイの上に置くと効果的。
素早く凍らせることによって、美味しさを逃がさず保存することができます。
ただし、長期間冷凍していると、水分が蒸発して、風味は落ちてしまいます。3週間~1ヵ月以内には食べ切るようにしましょう。
ふっくらつやつやっ
お米のかたさもちょうどいいですね!
ちょっとした一手間で、ふっくら美味しいご飯が炊けます
ご飯を炊くの、もう失敗しないぞ~!
ご飯が進むおかず、さっそく作ろう♪
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。