衣類に付いた泥汚れの落とし方は?いきなり水洗いするのはNG! 衣類に付いた泥汚れの落とし方は?いきなり水洗いするのはNG!

衣類に付いた泥汚れの落とし方は?いきなり水洗いするのはNG!

泥汚れの落とし方をご紹介します。


question

あらら、コトちゃんの靴下が泥だらけになってる…。

今日はどしゃ降りだったからね。ほんと、真っ茶色だ!

泥汚れって、洗濯機で洗うだけじゃ、完全に落ちないんだよな。どうしよう…。

answer

泥汚れは、一度完全に乾かしてからブラシでこすって、固形せっけんで洗うのが効果的だニャ!

■ご注意
ウールやシルクなどのデリケートな衣類はせっけんには向かない場合もあります。洗濯前に衣類に付いている「品質表示」タグや「洗濯表示」タグをチェックしてから洗濯方法を決めましょう。

泥汚れが落ちにくい原因とは?

泥汚れが付いた服

泥汚れは、水に溶けにくい不溶性の性質を持った汚れです。 もし固形の泥が付いている状態で水につけてしまうと、繊維の芯まで泥の色素が染み込む恐れがあります。

泥汚れの性質上、最初に水洗いするのはNGです。水洗いによって細かい汚れが繊維の奥に入り込んでしまい、かえって落ちにくくなる可能性があります。

水垢汚れもプロにお任せ!

毎日の歯磨きや手洗いうがいに使う洗面台は、意外に汚れが付きやすく、掃除がしづらい箇所ですよね。長年の蓄積した汚れは、自分で掃除するのもなかなか大変です。そんな時には、プロによるハウスクリーニングを試してみては?長谷工がご案内する洗面化粧台クリーニングでは、プロの技術を駆使して、すみずみまできれいに仕上げます。

洗面化粧台クリーニング

詳しくはこちら

泥汚れを簡単に落とすならブラシと固形せっけん

■所要時間:1時間~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:泥汚れが付いたら

泥汚れは、洗濯機で洗うだけでは薄茶色のシミが残るなどして完全には落とし切れません。シミが残っている状態は、表面の汚れしか落とせていないことを示しています。ここでは、衣類に付いてしまった泥の落とし方を、注意点やポイントも併せてご紹介します。

まずは泥を乾かす

泥の付いた靴下をブラシで掃除

固形の泥が付いている場合はまず乾かしましょう。完全に乾いてから、洗濯ブラシを用いて固形の泥を落とします。このとき、少しでも湿っていると汚れを塗り広げてしまうので注意しましょう。

洗濯ブラシがない場合は、使い古した歯ブラシを使用します。この際、手で叩いたり、からもみしたりすると、繊維に泥が入り込んでしまうので、ブラシを使うようにしましょう。また、急ぎのときはドライヤーで乾かすのもおすすめです。

固形せっけんとお湯で泥汚れを手洗い

泥の付いた靴下を固形せっけんで洗う

固形の泥が落とせたら、布に残った細かい泥を水で洗い流します。その後、泥の付いている部分に固形せっけんを塗り付け、洗濯ブラシで繊維の向きに沿ってこすり洗いをします。最後に水でしっかり洗い流しましょう。落ちにくい場合は、固形せっけんを塗る、ブラシでこする、水ですすぐ工程を数回繰り返します。このとき、お湯を使うと汚れが落ちやすくなります。

固形せっけんは、泥汚れの付着した繊維にしっかり塗り付けることができ、繊維に浸透した泥汚れを剥がしやすくするため、おすすめです。

手洗いの後は洗濯機で洗う

洗い終わったら、洗濯機に入れて仕上げ洗いを行ないましょう。

頑固な泥汚れを落とすには漂白剤でつけ置き

■所要時間:1時間~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:泥汚れが付いたら

泥の付いた靴下を過炭酸ナトリウムでつけ置き

なかなか落ちない泥汚れには過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)によるつけ置きがおすすめです。粉末洗剤は洗浄力に優れ、汚れが落ちやすいため、液体洗剤よりも粉末洗剤を使いましょう。

なお、素材や染料の種類によっては色落ちする可能性があります。色落ちするものは、漂白剤の使用禁止、または家庭での水洗い禁止のマークが付いているため、必ず洗濯マークを確認しましょう。

裏技

洗濯板を使って泥を落とす
洗濯板を使って衣類を洗っている人

頑固な泥汚れには洗濯板を使う方法も有効です。固形せっけんを塗り込んでから、洗濯板にこすり付けて汚れを落としましょう。衣類を物理的にもみ洗いすることで繊維の奥に入り込んだ粒子が浮き上がってきます。特に、靴下のかかとなどの汚れが落ちにくい部分は、この方法が適しています。しかし、繊維同士をこすってしまうと繊維を傷めるため、注意して行ないましょう。

お掃除のミカタ

靴に付いた泥汚れを落とすには?
泥だらけの靴

まず、紐を外します。靴は乾燥させてから、ブラシで泥を落とすようにしましょう。その後、流水にさらしながらブラシで汚れを落とします。次に、バケツに40度~50度のお湯(6L)、過炭酸ナトリウム(大さじ1)、液体せっけん(小さじ1)を入れ、靴と紐をつけておきましょう。1時間たったら、固形せっけんとブラシで洗います。しっかりと水ですすいだら、バケツに水、クエン酸(小さじ1/4)を入れ、スニーカーを浸します。これにより、繊維に残ったせっけんが落ちます。

最後に、洗濯機で脱水し、外で乾かしましょう。乾かす際は、かかとを下に、つま先を上に向けると乾きやすいのでおすすめです。

水垢汚れもプロにお任せ!

毎日の歯磨きや手洗いうがいに使う洗面台は、意外に汚れが付きやすく、掃除がしづらい箇所ですよね。長年の蓄積した汚れは、自分で掃除するのもなかなか大変です。そんな時には、プロによるハウスクリーニングを試してみては?長谷工がご案内する洗面化粧台クリーニングでは、プロの技術を駆使して、すみずみまできれいに仕上げます。

洗面化粧台クリーニング

詳しくはこちら

わ、靴下、きれいになった!

お気に入りの靴下だったもんね。よかった!

生地も傷んでないし、真っ白で気持ちいい~♪

泥汚れは必ず乾かしてから落とすのが大事だニャ!慌てて水洗いしないように、気を付けていこうニャ!

監修 本橋 ひろえ ナチュラルクリーニング講師

本橋 ひろえ

北里大学卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を経験。2006年より、東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。子どもやペットがいる家庭でも安心してできる、環境や肌にやさしいクリーニング方法を伝えている。テレビ、ラジオ出演や雑誌の取材協力など、メディアでも活躍。「ナチュラルお掃除大全」「やることの「見える化」で掃除をラクにする方法」(ともに主婦の友社)、「家じゅうピカピカ!ラクチン大そうじ虎の巻 ナチュラル洗剤で安楽早」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。