基本のキッチン掃除方法とは?場所別に掃除方法をご紹介!
油汚れやぬめりなど汚れが多いキッチンを簡単に掃除する方法をご紹介します。
キッチン掃除を効率的にする洗剤とは?
キッチンは、油汚れ、焦げ付き、ぬめり、水垢、せっけんカス、カビ、ほこり、手垢など、さまざまな汚れが発生する場所です。そのまま汚れを放っておくと、頑固な汚れになってしまい、いざ掃除しても落としにくくなります。
きれいなキッチンにするには、汚れは放置せずに、毎日少しでも掃除をしましょう。そのためには、汚れの種類と特性を知り、その汚れに合った洗剤を選ぶことが大切です。たとえば、キッチンが天然大理石でできている場合は、重曹やクエン酸ではなく、中性洗剤を使うようにしましょう。重曹やクエン酸を使用すると、大理石が傷付いたりシミになってしまったりします。
今回は、キッチンの汚れに合った洗剤選びの基本と、毎日の掃除方法をお伝えします。
重曹
ふくらし粉として食用にも使われる重曹は、安全性が高く、環境への負担が少ない洗剤です。
重曹は粒子が細かいので、クレンザーの代わりとして利用できます。
クエン酸
酢やレモンなどの柑橘類に含まれる酸味成分で、食品の酸味料に使われています。環境への負担が少ない洗剤としても使用できます。
クエン酸は酸が強いため、金属をさびさせたり、傷めたりすることがあります。使用した後は、しっかり水で洗い流す、もしくは水拭きをした後に乾拭きを行ない水気を残さないようにしましょう。
アルコール
殺菌・消毒作用が強いアルコールは、キッチンまわりの除菌をするために幅広く使用できます。
アルコールには消毒作用があるため、カビの除去と予防、除菌に最適です。なお、アルコールには揮発性があるため、換気をしながら使用するようにしましょう。
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詳しくはこちら場所別・キッチンの掃除方法
日々の調理で汚れやすいキッチンは、毎日掃除することで水垢やせっけんカスなどの汚れの蓄積を防ぐことができます。なお、キッチンは場所ごとに掃除方法が異なります。
■所要時間:3分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:毎日
シンクの主な汚れは、せっけんカス、水垢、油汚れ、ぬめりなど。毎日、キッチンで作業を終えたら、最後にシンクの掃除をします。まず、シンクに重曹の粉末をまき、スポンジで拭き取るようにシンクを磨きます。磨き終えたら、しっかり水で洗い流します。
その後、シンクの水垢にクエン酸水をスプレーし、しっかり水で流してから乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げます。最後にしっかり水気を拭いておくと、水垢の防止になります。
排水口
■所要時間:10分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:毎日(除菌は1週間に1回)
ぬめりが出やすいため、掃除が億劫になりがちな排水口。ぬめりの原因は、油汚れや洗剤カス、食べ残しの食材、雑菌などです。ぬめりの発生を抑えるためにも、キッチンを使い終わったら、毎日掃除をしましょう。
排水口に付いたぬめりは、重曹やクエン酸、せっけんやアルコールを使って落とすことができます。まず、ごみを捨てます。次に排水口のカバーとゴム蓋、ごみ受け皿(水切りかご)を取り出し、粉末の重曹を振りかけ、使い古した歯ブラシで、汚れをこすり落としていきます。汚れが落ちたら、しっかり水ですすぎましょう。
次に、ごみ受け皿の下にある、お椀型の排水トラップを外し、粉末の重曹を使ってぬめりをスポンジで落とします。洗い終わったら、排水トラップとごみ受け皿を元に戻します。
週に1回は、排水口の各部品の除菌を行ないましょう。シンクにお湯をため、過炭酸ナトリウムを大さじ2~3杯程度入れ、そこに排水口カバー、ゴム蓋、ごみ受け皿、排水トラップをつけ置きします。そうすることで、菌が繁殖しやすい排水口をしっかり除菌できますよ。
蛇口
■所要時間:1分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:1週間に1回
蛇口とシャワーヘッドの主な汚れは水垢です。付いたばかりの水垢には、クエン酸水をスプレーします。その後、一度水拭きし、さらに乾いたマイクロファイバークロスで水気が残らないように拭き上げます。
落ちにくい水垢の場合は、クエン酸パックを行ないます。蛇口にクエン酸水をスプレーし、キッチンペーパーで包んだ後、もう一度クエン酸水をスプレーしましょう。5分程度おいたら、ペーパーをはがし、マイクロファイバークロスで水拭きします。さらに乾いたクロスで水気が残らないように、しっかり拭き上げます。
食洗機
■所要時間:1分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:1か月に1回
食洗機の庫内には、水垢がたまりがちです。つい忘れがちですが、定期的に掃除するようにしましょう。まず、食洗機から食器を全て取り出します。次に、クエン酸大さじ1を洗剤の投入口に入れ、スイッチをオンに!庫内の掃除が終わったら、完全に乾く前に蓋を開けて、ゆるんだ水垢をスポンジやマイクロファイバークロスなどでこすり落とします。その後、乾いたマイクロファイバークロスで水気が残らないように拭き上げます。
なお、食洗機によっては、洗剤投入口がないタイプの食洗器もあります。洗剤投入口がない場合は、食洗機の底に入れるようにしましょう。詳しくは、お手持ちの取扱説明書をご確認ください。
コンロまわり
■所要時間:5分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:毎日
コンロはキッチンのなかでも最も油汚れが付きやすい場所。取り外せる部品は外し、重曹水をコンロにスプレーして、マイクロファイバークロスで水拭きします。こびり付いた汚れは、ヘラをマイクロファイバークロスで包み、こそげ落とします。
頑固な汚れには、キッチンペーパーを重曹水に浸して10分程度パックします。汚れがゆるんだら、パックしていたキッチンペーパーで拭き取ります。仕上げにマイクロファイバークロスで、水拭きをします。
また、コンロのある部分の壁は、油はねでべたつきやすい場所です。まず、マイクロファイバークロスに重曹水を含ませ、気になる油汚れを拭き上げます。それでも汚れが取れない場合は、セスキ炭酸ソーダ水を汚れに吹きかけて、水拭きをしましょう。
ただし、天板がステンレスではなく、アルミや銅の場合は、重曹水の使用を控えましょう。重曹を使うと変色することがあるので、注意してくださいね。また、セスキ炭酸ソーダ水を使った場合は、しっかりと水拭きを行ない、セスキ炭酸ソーダ水が残らないようにしましょう。重曹よりアルカリ性が高いため、壁を傷めたり、肌に影響が出たりする場合があります。
換気扇
■所要時間:3分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:毎日(重曹パックは1か月に1回)
換気扇は油汚れがたまりやすい場所ですが、毎日掃除すれば、汚れがこびり付くこともなく、掃除が大変になることがありません。
毎日夕食の食器洗いをするときに、重曹水を含む雑巾で換気扇の油汚れを拭き取ります。この3分程度で済む作業が、キッチンをきれいに保つコツです。
さらに、月に1回は入念に掃除するようにしましょう。レンジフードに重曹水を浸したキッチンペーパーを貼り付け、汚れを浮かせた後、雑巾で拭き取ります。重曹パックは、10分程度が目安です。
電子レンジ
■所要時間:3分~
■難易度:★★☆☆☆
■頻度:1週間に1回
電子レンジは、食材の汚れがこびり付きやすいキッチン家電の1つです。電子レンジは、熱と蒸気を利用して汚れを落とすようにします。
まず、ターンテーブルを水洗いします。ターンテーブルをセットし、重曹水を含んだふきんを電子レンジに入れて、60~90秒加熱したら、そのまま3分置きます。その後、電子レンジで加熱したふきんでレンジ内の汚れを拭き取りましょう。こびり付いた頑固な汚れは、メラミンスポンジでこすり落とします。
冷蔵庫
■所要時間:2分~
■難易度:★☆☆☆☆
■頻度:1か月に1回
冷蔵庫の掃除にはアルコール水を使用して、清潔さをキープするようにします。アルコール水を冷蔵庫の外側と取っ手に直接スプレーし、乾燥したマイクロファイバークロスで拭き取ります。
冷蔵庫内は、汚れが気になる箇所にアルコール水を吹きかけて、マイクロファイバークロスで拭き取ります。このとき、新しいマイクロファイバークロスを使うようにしましょう。せっかく除菌したのに、古いマイクロファイバークロスを使うと雑菌を広げてしまうことになりかねません。
アルコール水の作り方!
掃除用に35%濃度のアルコール水を作っておくと便利です。アルコール水は、水110mlに対し、アルコール(消毒用エタノール)90mlを加えて作ります。アルコール水を作る際は、まず、容器に水を入れ、後からアルコールを入れると、容器が傷まないのでおすすめです。アルコール対応のスプレーボトルに入れて使用しましょう。
3か月ほど保存可能で、防カビ、除菌や油汚れ除去ができるうえに、2度拭きの必要がないというメリットもあります。
また、電子レンジの使用後に、庫内にアルコール水を吹きかけて、ふきんで食品の汚れを拭き取ることもできます。冷蔵庫の除菌だけでなく、調理台の油汚れの除去、テーブルの除菌などに使えるため、重宝しますよ。
食器棚
■所要時間:2分~
■難易度:★☆☆☆☆
■頻度:1か月に1回
食器棚にほこりがたまっていると不衛生ですよね。ものが多く、掃除しにくい収納場所ですが、月に1回程度は掃除するようにしましょう。食器と食器の隙間のほこりを掃除するには、ハンディモップがおすすめです。食器を避けながら、ハンディモップで隅々まで拭きます。
食器棚を掃除する際は、ほこりがたまりやすい棚の上もハンディモップで拭いておきましょう。
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こびりついた油汚れや水垢…キッチンに立つたびに嫌な気持ちになるその汚れ、プロの技術できれいにしませんか?長谷工のハウスクリーニング「キッチンおまかせパック」では、シンク・コンロ・キッチン換気扇など、キッチンまわり全般をまるっとまとめてお掃除します!
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詳しくはこちらわっ、キッチンがまぶしく見える!
毎日、少しだけ掃除すれば、汚れはたまらないってことが分かったわ!
一日の終わりにキッチンをサッと掃除する。
それが大切なんだ!
その通り!夜、掃除しておくと、翌朝の食事の準備のときに気持ちよく使えるニャ!
毎日、少しずつ掃除するだけで、キッチンを清潔に保てるから、こまめに掃除してニャ!
キッチンのコンロはベトベトしてるし、シンクも水垢で汚れてるし…。
キッチンは毎日掃除しないとだめなのかな〜?
キッチン掃除のコツは、キッチンを使い終わったときに毎日サッと掃除をしておくことニャ。
汚れの特性を見極めて、汚れに合った洗剤で日々の汚れを取っていけば、汚れのこびり付きもなくなるニャ!