トイレタンクの掃除方法。部品を傷めない正しい掃除の仕方をご紹介！-長谷工の会員サービス「ブランシエラクラブ」

トイレタンクの掃除方法。部品を傷めない正しい掃除の仕方をご紹介！

トイレタンク内のカビを、部品を傷めずにきれいにする方法をご紹介します。

トイレに芳香洗浄剤を使おうと思ったのだけど、タンクに芳香洗浄剤は使用しないようにっていう注意書きがあったんだ
トイレタンクの掃除って、どうやるのが正しいの？

トイレタンクの中には浮き球、ゴムフロートなどのさまざまな部品があって、芳香洗浄剤や酸性洗剤、アルカリ性洗剤を使うと部品を傷めてしまう可能性があるニャ
蓋を開けて、タンクの蓋の裏やタンク内側の広い面を掃除するといいニャ！

※トイレタンク内の掃除方法を誤ると、漏水につながる恐れもございます。
ご自身で掃除をされる場合は、十分にご注意ください。

• トイレタンク掃除はなぜ必要？
• トイレタンク掃除の注意点
• トイレタンクの掃除手順

トイレタンク掃除はなぜ必要？

トイレタンクは湿気が充満しているため、カビや雑菌の温床になりやすい場所です。カビは、栄養源となる汚れや湿度、温度の条件によって発生します。20度～35度くらいの夏場は、特にカビが発生しやすい時期です。しばらく掃除をしないと、タンクの蓋の裏やタンクの壁に大量の黒カビが発生している場合もあります。

タンクの中はあまり目にする機会がなく、掃除は不要と考える人もいるかもしれません。しかし、せっかく便器をこまめに掃除しても、トイレタンクを掃除しないことで、カビや雑菌、ほこりを含んだ水を流し続けてしまうことになります。

今回は、トイレタンクの正しい掃除方法をご紹介します。

トイレタンク掃除の注意点

タンクの中のカビを見ると、つい洗剤を使って落としたくなりますが、タンク内に酸性、アルカリ性の洗剤は使えません。

タンク内には樹脂やゴム製、発泡スチロールの部品などがあり、塩素系や酸素系の漂白剤を使用すると部品を傷めてしまいます。また、サビの原因にもなるため、メーカーではトイレタンク内に洗剤を使用することを推奨していません。重曹や酸素系漂白剤もアルカリ性のため、タンク内に入れないようにしましょう。

また、手洗い用水栓口の下に置く芳香洗浄剤の使用も、酸性洗剤やアルカリ性洗剤と同じく、器具を傷めてしまったり、止水不良を起こしてしまったりする可能性があります。

掃除をする際は、タンク内の部品をつよくこすったり動かしたりしないよう注意をしましょう。タンク内の部品を傷めてしまうと故障につながることもあるので、賃貸の場合は大家さんや管理会社にタンクの蓋を開けて掃除をしてよいか確認をしておくと安心です。

トイレタンクの掃除手順

■所要時間：30分
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：3ヵ月に1回

掃除方法には、トイレタンク専用の洗浄剤を入れて簡単に掃除を済ませる方法と、蓋を開けてしっかり掃除する方法の2種類があります。
タンクの内部がカビだらけの場合は、トイレタンクの蓋を開けてしっかり掃除しましょう。

掃除を始める前に、止水栓をマイナスドライバーで閉め、水を止めます。レバーを回して水を流し、タンク内の水を抜きます。

蓋

蓋を外します。手洗い器の付いている蓋は、パイプで接続されているタイプと、給水ホースで接続されているタイプの2種類があります。

パイプで接続されているタイプは、蓋を真上に持ち上げて外します。
給水ホースで蓋とタンクがつながっているタイプは、最初に蓋から給水ホースを外しましょう。蓋とホースがつながる接続部分のナットをドライバーで反時計回りに回すと外れます。

蓋を浴室に持っていき、中性洗剤を付け、蓋の両面をスポンジでこすって汚れを落とします。細かい所は、歯ブラシを使うとよいでしょう。洗い終わったらしっかりすすぎ、濡れたタオルで拭き、洗剤が残らないようにします。

手洗い器

手洗い器に付着した水垢には、クエン酸水を使用します。

タンク内

中性洗剤を付けたスポンジで、タンク内側の広い面をこすり洗いします。
次に、柄の長いブラシと歯ブラシを使って、パイプや部品の汚れを落としていきます。
タンクの底の汚れに洗剤をかけて、ブラシでこすり洗いします。

汚れが落ちたら止水栓を少し緩めて、水を出しましょう。その後、洗浄レバーを回し、洗剤が残らないよう、水でよく洗い流します。
洗剤の使用については、メーカーにより禁止事項が異なるため、取扱説明書を確認するようにしてください。

蓋を戻し、止水栓を元に戻せば、トイレタンク掃除の完了です。