カーペットの上手な掃除方法!簡単にできることからしっかり掃除までご紹介
カーペットの簡単な掃除方法と、頑固な汚れの落とし方についてご紹介します。
カーペットの掃除頻度
カーペットの上のほこりは目立ちにくいので、つい掃除をサボりがちではありませんか?また、汚れやシミに気が付いてもどのように掃除をしたらよいのか分からず、そのまま使用している人も多いかもしれません。
実は、カーペットの汚れを放っておくと、ニオイやカビ発生の原因になります。なぜなら、長期間床に敷かれていて空気の流れがないカーペットは、湿度の高い場所を好むカビにとって繁殖しやすい場所だからです。また、カビの栄養になる皮脂汚れもたまりやすいため、発生したカビは簡単に成長してしまいます。
毎日使う場所が不衛生だと、なかなかリラックスできません。自分や家族が心身ともに気持ちよく過ごすためにも、定期的な掃除でカーペットを清潔に保ち、おうち時間を快適にしましょう。
そこで今回は、カーペットの掃除方法がいまいち分からない人や、普段カーペットの掃除をしていない人のために、まずは基本的な掃除の頻度から解説します。
カーペット上のほこりの掃除は、1週間にだいたい2~3回の頻度で行ないましょう。部屋の換気を行なったり、掃除機やコロコロでカーペットの表面を掃除したりしましょう。
次に、月に1~2回はカーペットをめくり、カーペット裏面の換気、また拭き掃除や天日干しも一緒に行なうと効果的です。
さらに、年に1~2回は洗濯し汚れを隅々まで落とします。もし丸洗いができないタイプでも、洗剤と水を使って拭くことで汚れを落とす方法もあります。
ただし、水使用不可の場合は掃除でも水を染み込むほど使うことはできません。カーペットにも洗濯表示のタグがついているので、掃除前に確認しましょう。
上記のように、裏面に風を通したり、日に当てたりすることはダニ対策にもつながります。気温と湿度が上がり始める梅雨〜夏頃、冬でも結露が起こりやすい部屋ではぜひ意識的に行なってくださいね。
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詳しくはこちらカーペットの掃除方法
■所要時間(置き時間も含む):5分~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:週に2~3回
普段のカーペット掃除では、掃除機やコロコロで表面のほこりを取り除くようにします。それぞれの使い方のポイントをご紹介します。
掃除機を使った方法
掃除機には、機種によってさまざまなヘッドやブラシが付いていることがありますが、カーペット掃除では「吸い取り」のみを行なうようにしましょう。たとえば、ブラシが回転するヘッドをカーペットに当ててしまうと、長い毛足が絡まって傷んだり、熱で溶けたりすることがあります。掃除機をかけるときは、カーペットの毛並みを起こすようにすることがポイントです。
こうすると、カーペットの毛足の奥に絡まっているごみを掃除機で吸い取りやすくなります。逆に、毛並みに沿ってかけると毛足が寝てしまい、ごみが奥に入り込んで取りにくくなるので注意してください。
また、縮まらないようにするロボットタイプの掃除機もあるなど、用途に合わせて使い分けることができますよ。
コロコロを使った方法
コロコロのメリットは、掃除機では吸い取りきれない髪の毛やほこりを取れることです。カーペットの毛並みに逆らうようにコロコロを転がし、ごみや髪の毛を絡め取りましょう。
上手にごみを取るコツは、ゆっくり、優しく動かすことです。早く動かしたり、力をかけたりするとかえって取りにくくなってしまうので気をつけましょう。
また、コロコロを使用する際には、カーペットの素材を確かめることも大切です。ウールやリネンなどデリケートな天然繊維を使ったカーペットの場合、コロコロの粘着力で表面の繊維まで取り去ってしまい、カーペットを傷めてしまうことがあります。防止するために、粘着力の弱いコロコロを使いましょう。
コロコロは粘着力の強度を選べるので、カーペットの種類に合わせて使い分けるようにしましょう。以下の表を参考にしてください。
頑固な汚れやダニの対処法
カーペットには髪の毛やほこりのほかにも、食べこぼしやペットの粗相、さらにはダニが付いてしまうこともあります。それぞれの対処法を知り、清潔なカーペットを保ちましょう。
シミ
シミが付いてしまったら、できるだけ早く取ることが大切ですよ。水性のシミ、油性のシミそれぞれの対処法をご紹介します。
汚れができてから時間がたち、何の汚れか分からない場合には、少量の水を含んだペーパータオルでシミの部分を軽く押してみましょう。汚れが付いたら水性、付かなかったら油性と判断できますよ。
●水性のシミ
水性のシミは、食べものや飲みものなどをこぼしてしまったときにできます。
タオルやキッチンペーパーで軽く押さえて、水分を移動させましょう。
まず、乾いたタオルやペーパーで上から軽く押さえ、シミの水分を吸い取ります。吸い取ったら、残っている汚れにさらに水をスプレーし、乾いたペーパーやタオルでさらに吸い取りましょう。これを繰り返し行なうことで、汚れを薄めていきます。
スプレーする水の温度は、常温〜ぬるま湯程度が目安です。冷たい水や熱いお湯は使わないようにしましょう。
●油性のシミ
油性のシミは、食用油やバター、化粧品などをこぼしてしまったときにできます。
乾いたキッチンペーパーで汚れを吸い取ることで対処しましょう。
汚れをできるだけペーパーに移したら、消毒用エタノールをかけて、残った汚れを薄め、さらに乾いたペーパーで吸い取ります。
ここでのポイントは、油脂のシミには水の使用は厳禁であることです。濡らした時点で汚れが落ちなくなるので、注意しましょう。
ニオイ
ニオイも原因によって対処法が異なります。よって、何から生じているニオイなのかを特定することが大切です。
●ペットの粗相
室内でペットを飼っていると、カーペットの上に粗相されてしまうこともありますね。汚れてしまったら、染み込む前になるべく早く対処しましょう。
尿の場合は、カーペットの表と裏から汚れを吸い取ります。水をかけた後、タオルやペーパーで水分を十分に吸い取りましょう。また、アンモニア臭に対しては「クエン酸」を使うと効果的です。
しっかり水で薄め吸い出した後、1%のクエン酸水をかけペーパーで吸い出します。この作業を2~3回繰り返しましょう。
●吐瀉物
小さな子どもやペットがいる場合、吐瀉物でカーペットが汚れてしまうこともあるでしょう。事前に対処法を知っておくと、急なハプニングにも焦らず対応できますよ。
まず、固形物は拭き取り、次に濡れたタオルで叩くようにして残った汚れを拭き取ります。その後、消毒用アルコールをかけ、消毒をしましょう。
なお、消毒用として塩素系漂白剤をすすめるケースもありますが、カーペットへの使用はおすすめできません。除菌効果はあるのですが、漂白作用でカーペットの色が抜けてしまったり、また強いアルカリ性が肌に刺激を与えてしまったりする恐れがあるためです。
ニオイが残ってしまった場合は、重曹水をかけてペーパーで押さえ、汚れを吸い出すと効果的ですよ。
カーペットの拭き掃除で気になるニオイを除去!
素足で歩いたり寝転んだりすることも多いカーペットには、見えない汗や皮脂汚れがいっぱい。
そのままにしておくと、嫌なニオイの原因になってしまうこともあります。
こうした汚れやニオイに効果的なのが、重曹水です。重曹水を含ませ、固く絞った雑巾でカーペットの表面を拭くと、汗や皮脂の汚れを分解して、ニオイを元からスッキリ解消できますよ。
ダニ
カーペットにダニが発生する原因は、食べこぼしや皮脂がダニの餌となること。また、湿度が高くダニが繁殖しやすい環境が整っていることなどがあります。
ダニ対策に効果的なのは、定期的な掃除機がけと換気です。ときどきカーペットをめくり、裏側にも風が通るようにしましょう。さらに、ダニは乾燥や紫外線に弱いため、カーペットを日光に当て、天日干しをすることで、繁殖を防げますよ。
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詳しくはこちらさっきこぼしたオレンジジュース、濡れたタオルで押さえたら上手に取れたよ。
本当だ!でも、オレンジのニオイがほんのり残ってる気がする...!
重曹水を使うと気になるニオイも軽減されるニャ!定期的に掃除をして、快適に過ごそうニャ。
カーペットって、フローリングと違って汚れが分かりにくいからつい掃除をサボりがち。このままで大丈夫かな?
カーペットには、表面だけでなく奥にも汚れが隠れているんだニャ!週に2〜3回はほこりを払い、さらに定期的な大掃除もしてほしいニャ。