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まぐろの漬けの作り方!人気の漬け丼レシピもご紹介
まぐろの刺身が余ったときに役立つ、美味しいまぐろの漬けの作り方をご紹介します。
まぐろの漬けの作り方!人気の漬け丼レシピもご紹介
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第100回は、「まぐろの漬けの作り方」です。タレに漬け込むことで保存しやすくなり、風味も豊かに。簡単な作り方をご紹介します。
まぐろのお刺身が安かったから、いっぱい買っちゃった…。余ったら冷蔵庫で保存できるかな~?
何か美味しい食べ方があるといいね!
余った刺身はタレに漬けて、まぐろの漬けにするといいぞ!翌日になっても美味しく食べられるぜ!
まぐろの漬けの作り方
新鮮なまぐろをタレに漬け込んだまぐろの漬け。そのまま食べても、熱いごはんにのせて海鮮丼にしてもよし。タレの味が染み込んだまぐろの漬けは、お気に入りのメニューになること間違いなしです。セットのお刺身が余ったときにも漬けにしておくと便利。簡単なので、ぜひお試しください。
材料(2人前)
- まぐろ(刺身用の柵、またはスライス済みの刺身)
- 180g
- <漬けタレ用の調味料>
- 醤油
- 大さじ2
- 酒
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
手順
-
- まぐろは斜めにそぎ切りにします。
-
- 耐熱容器に酒とみりんを入れます。600Wに設定した電子レンジで1分程度加熱し、アルコールを飛ばします。
-
- 電子レンジから取り出したら、粗熱が取れるまで冷まします。冷めたら、醤油を加えましょう。これでタレの準備は完了です。
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- そぎ切りにしたまぐろをファスナー付き保存袋に入れます。そこにタレを加えてください。
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味が濃くなるのを避けたいときは…
時間がたてばたつほど、まぐろに味が染み込んで味が濃くなっていくぞ。味が濃くなるのを避けたい場合は、醤油の量を大さじ1と1/2に減らして漬けよう!
できあがったまぐろの漬けを1枚食べてみて、もし味が薄いようなら醤油を少し足して調整するといいぞ!
-
- 空気を抜いて封をしたら、軽くなじませて冷蔵庫に入れます。
-
- 20分程度置いたらできあがりです。翌日中に食べ切るようにしましょう。
まぐろ漬けの簡単なタレの作り方
基本の作り方以外に、まぐろの漬けタレを簡単に作る方法をご紹介します。ごま油やめんつゆを使って手軽に美味しく楽しめますので、ぜひ作ってみてください。
ごま油で漬ける方法
まず、酒(大さじ1)とみりん(大さじ1)を耐熱容器に入れ、電子レンジで約1分加熱します。加熱が終わったら電子レンジから容器を取り出し、醤油(大さじ2)を加えながらごま油(小さじ1)を混ぜ合わせます。このとき、ラー油やすりおろしたにんにくを一緒に加えると、ピリ辛の風味が楽しめる仕上がりになりますよ。最後に、細ねぎや白いりごまを振りかければ、見た目も華やかになるのでおすすめです。
めんつゆで漬ける方法
まぐろの漬けは、めんつゆだけでも手軽に作れます。必要なのはめんつゆ(まぐろが浸るくらい)のみ。調味料を混ぜ合わせることなく味付けができるので、時短にもなります。前述した醤油、酒、みりんを混ぜ合わせる方法と同じように、材料をめんつゆに約20分漬け込むだけで、しっかりとした味わいに仕上がります。最短で作りたいときにおすすめです。
基本のタレのアレンジ方法
前述した基本のタレを中華風にアレンジする方法もあります。基本の醤油(大さじ2)、酒(大さじ1)、みりん(大さじ2)に、ラー油(小さじ1/2)とおろしにんにく少々を加えるだけです。ほかにもオイスターソースとごま油、醤油・コチュジャン・ごま油・白いりごまという組み合わせもよく合います。
一晩漬ける方法
まぐろの漬けは、一晩漬けるとしっかりと味が染みるうえに、ねっとりとした食感に仕上がります。ただし、漬け時間が長くなると味が濃くなりますので、醤油の分量を減らして漬けることをおすすめします。
まぐろの漬け丼にする方法
まぐろの漬けを使った料理といえば、漬け丼。タレがごはんに染み込んで、食欲をそそる一品です。作り方は簡単!まず、丼に温かいごはんを盛って、まぐろの漬けをのせます。刻んだ大葉、海苔、いりごまをトッピングして、お好みでわさびとすりおろした生姜をのせたらできあがりです。
赤身と中トロを組み合わせたり、卵黄をのせたりしても、まろやかな味わいになりますよ。まぐろの漬けを作った際は、ぜひ漬け丼をお試しくださいね。
まぐろの漬けが余ったら?人気のアレンジレシピ
漬け丼のほかにも、まぐろの漬けを使ったさまざまなアレンジレシピがあります。既にしっかり味付けしてある分、調理の手間が省けて簡単に作れますよ。さっそくおすすめのレシピをご紹介します。
だし茶漬け
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器にごはんを盛り、まぐろの漬けをのせます。上から粉末だしを振りかけ、お湯を注ぎましょう。最後に刻み海苔、三つ葉、わさびなどの薬味をのせれば、だし茶漬けのできあがりです。
まぐろとアボカドのサラダ
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レタス、きゅうり、トマトなどの野菜を食べやすい大きさに切ります。アボカドは一口大にカットし、変色しないようにレモン汁をかけておきましょう。
野菜とアボカドを皿に盛り、まぐろの漬けを数枚のせます。練りわさび、マヨネーズ、酢を混ぜたドレッシングをかけて完成です。
山かけ丼
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長芋は皮をむいた後すりおろして、だし汁と醤油を混ぜ合わせておきます。
器に酢飯を盛り、まぐろの漬けと、とろろをのせます。仕上げに刻み海苔、大葉の千切りを散らしたらできあがりです。お好みでわさびを添えていただきましょう。
ちらし寿司
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ちらし寿司の具材にも、まぐろの漬けがよく合います。酢飯の上に錦糸卵、菜の花、大葉などのお好みの具材と一緒に、まぐろの漬けをのせましょう。こちらのアレンジレシピのように、ケーキ型にすると華やかになりますよ。
まぐろの漬けの作り方に関するよくある質問
まぐろの漬けの作り方に関するよくある質問をご紹介します。
まぐろの漬け込み時間は?
まぐろの漬け込み時間は20分程度です。漬け時間が長ければ長いほど味が濃くなります。
まぐろの漬けの日持ちはどれくらい?
まぐろは乾燥すると変色し傷みやすいため翌日中に食べ切るのがおすすめです。日持ちは冷蔵で2日、冷凍で4日程度です。半解凍のまま衣を付けて竜田揚げにしたり、フライパンで焼いてソテーにしたりする調理方法であれば、冷凍で2週間ほど保存できます。
まぐろの漬けとはどんなものですか?
まぐろの漬けとは、まぐろの赤身を醤油に漬けた寿司ダネや、その赤身の寿司のことを指します。
まぐろのほかに何を漬けられる?
いくらやサーモンはまぐろと同様に、脂がのっていて濃厚な味わいが楽しめます。
まぐろの漬けはめんつゆでもできる?
まぐろはめんつゆで漬けても美味しく食べられます。まぐろが浸るくらいのめんつゆを用意し、冷蔵庫で20分程度漬けましょう。
わ~、美味しくできた!
漬けにすると、ごはんに合うからいくらでも食べられるね。
こうちゃん、おかわりほしいー!
タレににんにくやラー油を加えて、中華風にしても美味しいぞ!
よーし!また、お刺身をいっぱい買ってきちゃおうっと!
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
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料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。