きんぴらごぼうの作り方!簡単に美味しくできる基本のレシピ
きんぴらごぼうを簡単に美味しく作る基本のレシピをご紹介します。
きんぴらごぼうの作り方!簡単に美味しくできる基本のレシピ
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第163回は、「きんぴらごぼう」です。常備菜としても活躍する、人気のきんぴらごぼうの作り方を動画でご紹介します。
ごぼうをたくさんいただいたから、きんぴらごぼうを作ろう!
きんぴらごぼう、甘辛くて美味しいよねぇ~!
でも、あの味付けってどうやったらできるんだろう?
なに?ミエはきんぴらごぼうの味付けを知らないのか?
簡単に美味しくできる方法があるぞ!!
教えて、フラッキー!
きんぴらごぼうの作り方
「きんぴら」を漢字にすると、「金平」。そのルーツは、江戸時代に流行した人形浄瑠璃「金平浄瑠璃」にあります。金平浄瑠璃とは、金太郎で有名な坂田金時の子ども、金平の武勇伝で、そこから強くて丈夫なものを「きんぴら」と呼ぶようになりました。
ごぼうを使ったこの料理も、ごぼう特有のかたさや丈夫さから、「きんぴら」と呼ばれています。今回は、めんつゆで簡単に味付けできるレシピをご紹介しましょう!
材料(4人分)
手順
- ごぼうは包丁の背で皮をこそげ取ります。
- ごぼうを細切りにします。
- 水にさっとさらし、ざるに上げて水気をよく切ります。
短時間でごぼうのアク抜きを!
- こんにゃくを細切りにします。
- フライパンを中火で熱し、こんにゃくを入れて1〜2分程度から煎り※します。
- フライパンにごま油を入れ、ごぼうを加えて炒めます。
- ごぼうがしんなりしたら、赤唐辛子、めんつゆを加えます。
- 中火で煮汁がほとんどなくなるまで、炒め煮にします。
- 器に盛り付けたら完成です!
きんぴらごぼうの保存方法
きんぴらごぼうは、作り置きできる便利な常備菜です。冷蔵庫での保存期間の目安は約3日~5日です。また、冷凍庫での保存期間の目安は、密閉した状態で約1ヵ月です。
ラップに小分けし、ファスナー付き保存袋に入れて冷凍しましょう。お弁当で使うときに便利ですよ。解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍するか、レンジで加熱して解凍します。
ただし、こんにゃくが入っているきんぴらごぼうの場合は、こんにゃくの水分が抜けてしまうため冷凍保存ができません。もし、冷凍保存を考えてきんぴらごぼうを作る場合は、こんにゃくを入れないようにしましょう。
きんぴらごぼうのアレンジレシピ
きんぴらごぼうの人気のアレンジレシピをご紹介します。
きんぴらごぼうのサラダ
きんぴらごぼうの炊き込みご飯
きんぴらごぼうで作る炊き込みご飯です。研いだお米を炊飯器に入れ、醤油、みりん、和風だしを加えてから、分量の線まで水を入れます。細かく切った鶏のもも肉、細切りにしたにんじんと油揚げ、ほぐしたしめじ、きんぴらごぼうを入れて、ご飯を炊きます。炊き上がったら完成です。
五目きんぴら
具だくさんの五目きんぴらは、一度に多くの食品が摂れる栄養豊富な一品です。
ごぼうは千切りに、れんこんは薄切りにして水にさらし、水気を切ります。フライパンにごま油を入れ、豚肉、ごぼうをよく炒めます。れんこん、にんじんの千切り、こんにゃく、砂糖を加えて炒めます。醤油、酒、みりん(めんつゆでも可)を加えて、汁気がなくなったらできあがりです。
きんぴらごぼうの離乳食
きんぴらごぼうは、パクパク期(1歳~1歳6ヵ月頃)の赤ちゃんの離乳食になります。歯ごたえがあり、アクの強いごぼうですから、しっかりアクを抜き、やわらかくゆでてから与えましょう。
ごぼうとにんじんは皮を剥き、繊維を断ち切るように、細かく刻みます。和風だし、醤油、砂糖を加えた水に、アク抜きしたごぼうとにんじんを入れて火にかけ、沸騰したら弱火で煮込み、汁気がなくなったら完成です。
はい、美味しいきんぴらごぼうができました♪
きんぴらごぼうで、今夜はご飯がすすむなぁ!
わーい、あまくてからい、きんぴらごぼう、おいしい~♪
いっぱい食べて、丈夫に大きくなるんだぞ
ミエ、きんぴらごぼうは、お弁当にぴったりだぜ!
余った分は冷凍して、コウちゃんのお弁当にしようっと♪
用語解説
- から煎りとは
- フライパンや鍋に油をひかずに、材料を炒めること。材料の余分な水分を飛ばしたり、軽く焦げ目を付けたりすることで、材料の食感や香りを引き立てます。また、材料特有の臭みを消す効果もあります。
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。