失敗知らずのパラパラチャーハン!基本の作り方と裏ワザ
パラパラのチャーハンを簡単に作る方法をご紹介します。
失敗知らずのパラパラチャーハン!基本の作り方と裏ワザ
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第86回は、「失敗知らずのパラパラチャーハン!基本の作り方と裏ワザ」です。本格的なパラパラのチャーハンを手軽に作る方法をご紹介します。
よいしょ!よいしょ!結構重いな~
パパどうしたの!?フライパン振り回して…
本格シェフっぽくフライパンを振る練習だよ!
この前テレビで特集していたパラパラチャーハンを作ろうと思ってさ!
おいおいマサキ!チャーハンをパラパラに仕上げるには、
フライパンの振り方よりも材料と手順がポイントなんだぜ?
それに、その振り方だと米が飛び散って「ばらばらチャーハン」になっちまうぞ!
え~!そうなの!?フラッキー、正しい作り方を詳しく教えてよ!
よーし、任せろ!裏ワザもあるからしっかり覚えておけよ!
パラパラチャーハンの作り方
本格的な中華料理店で食べるようなパラパラのチャーハン。お家で作りたくても、「業務用の設備がないと難しいだろうな…」と思っている人は多いのではないでしょうか。
でも実は家庭用のキッチンでも、ちょっとしたコツを押さえるだけで、パラパラのチャーハンを作ることができるのです。手順を詳しくご紹介しましょう。
材料(2人分)
- 長ねぎ
- 1/3本
- チャーシュー
- 50g
- 温かいご飯
- 400g
- 卵
- 2個
- 鶏ガラスープの素
- 大さじ1/2
- 醤油
- 大さじ1/2
- 塩、こしょう
- 適量
- ごま油
- 大さじ1
※長ねぎはみじん切り、チャーシューは角切りにしておきます。
手順
卵とご飯を混ぜるとパラパラになる!
チャーハンをパラパラにさせるコツの1つは、事前に卵とご飯を混ぜ合わせておくこと!溶いた卵が米1粒1粒をコーティングしてくれるから、米同士がくっ付きにくくなってパラパラに仕上がるぜ。
ご飯は温かいものを使おう!
パラパラのチャーハンを作るときに温かいご飯を使うのは、温かいご飯のほうが冷たいご飯よりもほぐれやすいからだ!ほぐれやすいご飯だと、炒めるときにダマにならず、全体を均等に混ぜることができるぞ。炊き立てのご飯はもちろん、冷やご飯や冷凍ご飯でも、電子レンジで温め直せばOKだぜ!
- 長ねぎの香りが立ってきたら強火にして、卵と混ぜたご飯を加えます。
さらにパラパラにするための裏ワザ
さらにパラパラにするための裏ワザが、「粉ゼラチンをご飯に混ぜる」ことです。手順は簡単で、ご飯(400g)を炒める際に、粉ゼラチンを2.5g程度加えるだけ!
ゼラチンがご飯の水分を閉じ込めるため、パラパラでふっくらとした仕上がりになるのです。ぜひお試しください。
-
木ベラなどで切るように混ぜながら、1分程度炒めます。
その後、チャーシュー、こしょうを加えてざっと混ぜてください。
-
具材を寄せてフライパンの中央を開け、そこに醤油を加えます。
醤油を軽く焦がしたら、手早く混ぜ合わせましょう。
- 皿に盛ったら完成です。
よーしっ!パラパラチャーハンができあがったぞ!
すご~い!お米がパラパラで、お店で食べるチャーハンみたい!
ぱらぱら~おいしい~!
やってみたら、案外簡単だったろ?
ちなみに、プロが大きくフライパンを振るのは、焦げ付きを防ぐためなんだ
業務用のガスコンロは、火力が強いからな!
逆に家庭用のガスコンロは火力が弱いから、なるべくフライパンを火から離さずに炒めるのがおすすめだぜ!
なるほど!フライパンを振る練習、いらなかったな~。まあ、筋トレになったからいいか!
パパ、ポジティブ過ぎ~!
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。