簡単&かわいい!りんごのむき方・切り方

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。第26回は「りんごのむき方・切り方」です。基本のりんごの切り方からかわいいアレンジの飾り切りまでをご紹介します。

この間パパが風邪ひいちゃって…
りんごをむいたのですが、
なかなか上手にむくことができなくて、
最終的には、ピーラーを使っちゃったんです
ミエさんが包丁でりんごをむくのを
想像したら、ヒヤヒヤしちゃいました
ピーラーに慣れていると、包丁でむくのは
難しく感じますよね


ピーラーでむくのは簡単なんですけど、
包丁でスルスルむいた方が、スマートでかっこいいですよね
りんごのむき方は、小学校でも習う基本的な皮のむき方になるので、
きちんとマスターしておきましょう!
せっかくですから、コウちゃんも喜ぶ、
りんごの飾り切りも一緒にご紹介しますね

目次

りんごのむき方
冬の果物の代表、りんご。甘酸っぱくて種類も豊富、旬のりんごは美味しいですよね。
りんごの皮をむくのが苦手という人も、コツさえ分かればすぐに包丁でむけるようになりますよ!
丸ごと皮をむく方法

包丁を持つ手はなるべく動かさずに、りんごを回転させながら、皮をむいていきます。
くし形切りでむく方法

りんごを縦半分に切ります。

6等分のくし形切りにします。

V字に切り込みを入れて、芯を取り除きます。

りんごを動かしながら、刃元で2回~3回に分けて皮をむきます。
りんごの切り方
基本のくし形切りができるようになったら、切り方を工夫して華やかなりんごを食卓に出してみませんか?今回はりんごの4種類の切り方をご紹介しましょう。
いちょう切り

りんごをくし形切りに切り芯を取った後、横に置いて端から一定の厚みに切っていきます。おおよそ2mm~3mm程度の厚さの一口サイズにするとよいでしょう。
いちょう切りにしたりんごは、サラダやケーキ、アップルパイなどに使うことができます。また、少し原型を留めるくらいに煮詰めて、ジャムにするのもおすすめです。程よい食感が残って、食べ応えのあるジャムになりますよ。簡単で応用が利き、保育園などのお弁当にも入れやすい形です。
輪切り

りんごを横にして、上から1cm程度の幅に切っていきます。皮を残すか残さないかは用途によって決めましょう。
輪切りにしたりんごは、ベイクドアップルやサラダにしたり、型抜きでハートや星の形に芯をくり抜いたりしてもかわいいですよ。
角切り

輪切りにしたりんごを、縦に1cm、横に1cm幅程度に切ります。芯はよけて、なるべく大きさを揃えましょう。
角切りにしたりんごは、フルーツサラダやケーキ、アップルパイなどに使いやすい形です。サラダの場合は、ほかの果物の大きさも揃えて切るのがコツ。きれいで美味しそうに見えます。
スライス

りんごをくし形切りにして芯を取った後、2~3mmの厚みで垂直に薄切りにしていきます。
スライスは火が通りやすいので、スイーツ作りに向いています。食べやすいペースト状にもしやすいため、歯が生えはじめた子どもの離乳食に使われることも。
簡単アレンジ!かわいい飾りりんごの作り方
お弁当に入っているとテンションが上がる、かわいいりんごの飾り切り。ここでは簡単なうさぎの形の切り方と、ちょっとテクニックのいる木の葉の形の切り方をお伝えします。
うさぎのりんご

6等分したりんごを縦にして、両側からV字の切り込みを浅く入れます。

お尻の方から、V字の切り込みの交差部分までむきます。
親指で皮を軽く押さえて、引き抜きます。

うさぎのりんごの完成です。
木の葉のりんご

6等分したりんごの芯を、まっすぐに切り落とします。

両側からV字に切り込みを入れて、切り離します。
V字に切り込みを入れるときに、割り箸を使うと切り落とさずに切ることができます。
方法は割り箸を用意して、りんごの手前と奥に1本ずつ横にして置いて作業します。割り箸を置くことでストッパー代わりとなり、切り落とし防止になります。

同様に数回繰り返して、切り離したりんごをずらして重ねます。

木の葉のりんごの完成です。
切ったりんごの保存方法
りんごは切らない状態で、冬ならば冷暗所で1ヵ月以上持つといわれます。しかし、切った状態だと変色や腐敗が進みやすくなってしまいます。できるだけ長持ちする保存方法を覚えておきましょう。
まずは変色を防ごう
せっかくりんごをきれいに飾り切りしても、変色してしまっては台なし。
切ったりんごは、たとえ短い間でも空気に触れるとすぐに変色してしまいます。そのため、まず保存する前に塩水に浸けて、変色を防ぐようにしましょう。

塩ひとつまみを入れて塩水(約400cc)を用意します。
塩水にりんごをさっと浸すと、変色を防ぐことができます。
りんごの冷凍保存方法
切ったりんごは賞味期限が早く、冷蔵庫に入れていても持つのは2日程度といわれます。
切ったりんごが余ってしまったら、ファスナー付きの保存袋などに入れ、空気をしっかり抜いて冷凍保存しましょう。その際、りんご同士が重ならないようにするとよいでしょう。
また、変色防止の処理をしなくても冷凍保存自体はできますが、変色は進んでしまうので注意してください。冷凍保存したりんごの保存期間の目安は、約1カ月です。
もしスイーツなどに使う予定があるなら、コンポートやジャム、すりおろしにして冷凍するのもおすすめ。その場合も、1ヵ月程度で使い切るようにしましょう。
用語解説
コンポートとは
原型を崩さないように煮詰めて作る、果物の砂糖煮のこと。

くし形切りにしてからりんごの皮をむくと
すごくむきやすいですね!
うさぎと木の葉の飾り切りもとってもかわいい♪
コウちゃんも喜びそうです!
木の葉のりんごは、できるだけ細かく切っていくことで
リアルな葉脈のように仕上がり、より美しい飾り切りになりますよ


これで、りんごを使ったスイーツもいっぱい作れるぞー!