トイレ掃除の頻度はどれくらいが理想?掃除方法も併せてご紹介
トイレ掃除の適切な頻度や掃除方法をご紹介します。
■ご注意
トイレ掃除を行なう場合は取扱説明書をよく読んでから始めるようにしましょう。
トイレ掃除の頻度はどれくらいが適切?
毎日使用するトイレ。掃除は、「毎日」、「週に1回」などといわれていますが、いったいどのくらいの頻度で行なえばよいのでしょうか?トイレ掃除は理想をいえば毎日、少なくとも週に1回以上の頻度で行なうのをおすすめします。なぜなら付着した汚れは、1週間ほどで悪臭のもととなるアンモニアに変化するからです。
このアンモニアは、時間がたつと尿石に変化するため、放置することでどんどん掃除に手間がかかってしまいます。一人暮らしの場合だとそれほど高頻度で掃除する必要はないと思われがちですが、トイレが汚れた状態で放置すると尿石の原因になります。そのため、一人・二人暮らしといった家族人数と関係なく、汚したらすぐに掃除することを心がけましょう。
とはいえ、忙しいなかで毎日トイレを隅々まで掃除するのはなかなか難しいですよね。そこで今回は「毎日掃除」「週1回掃除」をメインに、頻度別のトイレ掃除方法について解説します。まずはトイレ掃除をしないとどのような汚れが付いてしまうのかについて見ていきましょう。
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トイレクリーニング
詳しくはこちらトイレの掃除をしないとどうなる?
尿石
便器や便座、排水管に付着する尿石は、トイレの黄ばみだけでなく排水管の詰まりや故障の原因となる場合があります。尿石は、尿の成分が細菌の働きで結合して固まることで発生します。この尿石は、ブラシでのこすりでは取りにくく手間がかかります。さらに、尿石が便器にできると細菌の繁殖が促進され、さらなる汚れが生じることもあります。尿石の成長を防ぐためには、こまめな掃除が必要です。
嫌なニオイ
先に述べたようにトイレ掃除をしないと、尿の飛び散りなどの付着した汚れが原因でアンモニア臭が生まれ、ニオイの原因となります。嫌なニオイを防ぐには「アンモニアへと変化する前に掃除すること」が重要です。消臭剤や芳香剤は強い香りでごまかすことはできますが、本質的な解決にはなりません。トイレ掃除をして、根本から原因を取り除きましょう。
黒ずみ
トイレの黒ずみは、便器内の水たまり上部に発生します。水を流さない時間が長くなると、残留した汚れに雑菌が繁殖して黒ずみになります。水たまりの水が古くなると黒ずむため、定期的に水を流すことも大切です。
このように掃除を怠るとさまざまな弊害があることが分かりました。そこで、ここからは頻度別に「毎日」「週に1回」「月に1回」「3か月に1回」の4つに分けて掃除方法をご紹介します。
毎日のトイレ掃除
■所要時間:3分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:毎日
まず、アルコール水を使って全体の拭き掃除をします。乾いたタオルにアルコール水をスプレーし、リモコン、ドアノブ、ペーパーホルダーなど手が触れる部分を重点的に拭き掃除しましょう。次に便座を上げて、便器ふちから便座裏にかけてアルコール水でスプレーし、そのまま便座を下ろして、便座座面から蓋裏にかけても同じようにスプレーを行ないます。最後に蓋を下ろして、「蓋の上」にもアルコール水でスプレーをします。なお、蓋や便座などのプラスチック部分は、乾いたタオルやペーパー類で拭くと傷が付くため、乾拭きは避けましょう。
アルコール水をスプレーし終わったら、タオルを濡らして絞り、水拭きを行ないます。このとき、きれいな所から汚いところにかけて行なうのがポイントです。「蓋上」→「蓋裏」→「便座座面」→「便座裏」→「便器ふち」の順に拭き取っていきましょう。特に便座裏は汚くなりやすいため、徹底的に拭き取るようにしましょう。最後に、便器の内側をタオルでこすり洗いして終了です。
温水洗浄便座の場合は、便器と便座の隙間の掃除は難しい場合が多いです。便座を取り外して掃除する際は、メーカーの指示や取扱説明書を参照しながら掃除を行ないましょう。
最後に床全体を消毒します。床にアルコールスプレーをまんべんなく吹きかけ、トイレットペーパーを使って拭き取りましょう。特に便器と床のつなぐ部分の汚れは重点的に拭くようにしましょう。
週に1回のトイレ掃除
ここでは、週1回程度の頻度で行なう場合のトイレ掃除方法をご紹介します。
床や壁
■所要時間:15分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回
トイレの壁や床にも尿はねによる汚れが付着している場合があるので掃除が必要です。まず、フローリングワイパーでほこりを取り除きます。
その際に壁や床の尿はねによるアンモニア臭が気になる場合、天井から床や壁に向けてクエン酸水スプレーを吹きかけ、5分程度放置した後に水拭きを行ないましょう。酸性のクエン酸水はアルカリ性であるアンモニア臭を中和する働きがあり、トイレの消臭にも使用可能です。
ニオイが気にならない場合には、アルコール水を使用するとよいでしょう。アルコール水で床や壁を拭くと除菌になります。アルコール水を使用する場合は、アルコール対応のスプレーボトルに水110mlと消毒用エタノール90mlを混ぜて作ります。クエン酸水やアルコール水を使用する場合には壁紙の素材をよく確認してから行ないましょう。
輪ジミ
■所要時間:3時間~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回
トイレの輪ジミは水の流れが長時間ない場合に生じやすい汚れです。便器の水がたまる部分に、過炭酸ナトリウムを大さじ1入れ、トイレットペーパーで覆ってパックします。3時間後に水を流せば完了です。
トイレのノズル
■所要時間:10分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回
トイレノズルは一般的にプラスチック製のものが多いです。プラスチックは酸やアルカリ、アルコールに弱いため、洗剤やアルコールを使用した掃除方法は避けるようにしましょう。また、陶器製の便器や手洗い場と異なり傷付きやすいため、掃除の際は説明書や蓋裏の注意書きを確認し、細心の注意を払って行なってください。
トイレノズルの掃除の際に必要なものは布と水のみ。やわらかい布を濡らして絞り、汚れをやさしく拭き取ります。
頑固な汚れの場合は、中性洗剤を染み込ませて掃除しましょう。
換気扇
■所要時間:3分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回
換気扇の取り外し掃除は、週に1回のペースで実施するのがおすすめです。掃除を行なう前に換気扇の電源を必ず切り、マスクを装着してほこりやカビを吸引しないようにしましょう。
また、掃除作業中に換気扇が動かないように、掃除前に換気扇表面のほこりをハンディワイパーで軽くなでましょう。掃除の際は、電源を切ってから行なうようにしてください。
月1回のトイレ掃除
■所要時間:20分
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:月に1回
定期的に掃除していれば、黄ばみになることはないですが、意外と掃除を忘れがちなふち裏の黄ばみの掃除は月に1回程度やっておくのがおすすめです。
ふち裏の黄ばみの原因は主に尿石になります。この尿石を落とすには、クエン酸を使う方法と直接削り取る方法の2種類があります。間違った方法で尿石を落とそうとすると便器に傷が付き、そのなかに菌が入る場合があります。そうなってしまうと菌の繁殖の原因にもなるため、むやみに汚れを取らないように注意しましょう。
今回はクエン酸を使った掃除方法をご紹介します。まず、クエン酸水スプレーを吹きかけたものの上にトイレットペーパーを貼り、さらにその上からクエン酸水をスプレーします。10分程度つけ置いた後、ブラシでこすり汚れを取りましょう。取れない場合はメラミンスポンジを使用してください。
3か月に1回のトイレ掃除
■所要時間:30分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:3か月に1回
3か月に1度を目安に、トイレタンクの内部を掃除するのがおすすめです。掃除を始める前に、止水栓をマイナスドライバーで閉めて水を止めましょう。
その後レバーを回して水を流し、タンク内の水を抜いたら準備完了です。まずスポンジで、タンク内側の広い面をこすり洗いします。このとき、中性洗剤などは使わず、水のみで洗うようにしましょう。
パイプや部品といった細かい部分は、柄の長いブラシや使い古した歯ブラシを使用して汚れを落としていきます。タンクの底に付着した汚れといった手の届きにくい場所には柄の長いブラシでこすり洗いをすると落としやすいです。汚れが落ちたら止水栓を少しゆるめ、汚水を流しきりましょう。水を流しきったら蓋を戻し、止水栓を元に戻したら完了です。
ただし、タンク内は部品を傷めてしまうと故障する可能性があります。賃貸物件に住んでいる方や掃除に不安がある方は、事前に大家さんや管理会社にタンク内の掃除をしてよいか確認するようにしてください。
トイレ掃除の負担を減らすコツは?
トイレを使用する際に少し気を付けることでトイレが汚れるスピードを抑えられます。具体的にどのようにすればよいのか解説していきます。
湿気とほこりを除去する
ほこりに湿気がこもることで、ニオイや雑菌繁殖の原因になることがあります。そのため、湿気対策やほこり掃除を日常的に行ない悪臭予防をするのが大切です。定期的に換気して、湿気がこもらないようにしましょう。
定期的に水を流す
先述した汚れのひとつである黒ずみは、トイレを長時間流さないことで水が古くなり、便器内の水たまり上部に発生しやすくなります。そのため、定期的に水を流したり、長時間留守にする際は、水たまりに過炭酸ナトリウムを大さじ1入れておいたりすることで予防ができます。
トイレ空間に物を置かない
トイレに物があると、ほこりの発生箇所が増え、掃除が手間になることがあります。特に紙製品には注意が必要です。カレンダーやポスターといった紙製品は、ニオイが付きやすい性質を持っているからです。消臭は可能ですが、手間を気にする場合は物を置かないのが得策です。
トイレを使用する際に気を付ける
トイレで座って用を足すことで、周辺への尿の飛び散りを防ぎ、清潔さを維持できます。立ったまま用を足すと、目には見えなくても、1回につき少なくとも数百滴が飛び散るといわれており、このはねた尿が清潔な状態を損ねる場合もあります。この尿は頭の上までも飛ぶことがあり、ニオイの原因が意外と高いところにあった、なんていうことにもなりかねません。
また、流す際に便座の蓋を閉めることで、尿や便器内の水の飛び散りを防ぎ、掃除の頻度を減らせます。それだけでなく、ウイルスや菌の飛沫を防ぐ効果もあり、感染症予防につながるなど一石二鳥ですよ。
トイレの落ちない汚れは長谷工にお任せ!
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トイレクリーニング
詳しくはこちら最近はトイレがきれいだね~!
掃除の頻度を増やしたからな!
定期的に掃除をしているから1回の掃除の負担も少なくなってうれしい♪
掃除のほかにも、トイレに座って用を足したり、換気をしたりといったことを日常で意識すればトイレを清潔に保てるニャ!
トイレから嫌なニオイがする…。
最近掃除していないからかな?
たしかに…。そうかもしれない。
トイレってどれくらいの頻度で掃除をしたらいいんだろう?
トイレ掃除は毎日行なうのが理想ニャ!毎日掃除をすることで掃除の手間がグッと減らせるし、今から一緒にやってみようニャ!