すのこベッドのカビ対処法とは?カビの除菌法と予防法を詳しく解説 すのこベッドのカビ対処法とは?カビの除菌法と予防法を詳しく解説

すのこベッドのカビ対処法とは?カビの除菌法と予防法を詳しく解説

すのこベッドは通気性のよいことが特長ですが、それでもカビは発生することがあります。この記事では、すのこベッドに生えたカビの対処法をご紹介します。


question

キャー!マットレスをどかしてみたら、すのこベッドにカビが生えてた~どうしよう?

answer

すのこベッドのカビは消毒用のエタノールをつけたキッチンペーパーや布で拭き取るニャ!そのあと、スプレーで吹きかけて除菌するんだニャ!

■ご注意
本記事では、消毒用エタノールを使った掃除方法をご紹介していますが、塗装やツヤ出しの塗料が塗られているものに使用すると塗料類が溶け落ちてしまう恐れがありますのでお気を付けください。

すのこベッドにもカビが生えてしまう理由とは?

すのこベッド

すのこベッドは、木製の土台がすのこ状になっているベッドなので、床とマットレスの間の通気性がよく、高温多湿の日本に適したものとなっています。

人は睡眠中にコップ1杯ほどの汗をかくといわれていますが、長期間布団を敷いたままだと湿気を放出できずカビの原因になってしまいます。
そのため、このように一見通気性のよい、すのこベッドでも、カビが生えてしまうことがあります。

また、すのこベッドに発生するカビは主に黒カビや緑カビです。特に緑カビには、落ち葉や木材を分解させる役割があり、放置しておくと、すのこベッドを劣化させる恐れがあります。

今回は、すのこベッドに生えてしまったカビの除菌方法と、カビの予防方法を詳しく解説していきます。

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すのこベッドに生えたカビの除菌方法

■所要時間(置き時間も含む):1時間~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:気になったとき

では、すのこベッドにカビが生えてしまった際の除菌方法を説明します。

カビの除菌に使用するのは消毒用エタノールです。ただし、塗装やツヤ出しの塗料の場合、エタノールを使用すると塗料類が溶け落ちてしまう恐れがあるので注意してください。除菌の際に、必要があればマスクやゴム手袋も用意しましょう。

ここからは、カビの除菌方法の手順を説明します。

消毒用エタノールをすのこベッドに吹きかける

まず、エタノールを使用するので、換気のためを開けます。消毒用エタノールをカビがある部分にかけ、乾いたキッチンペーパーや布などで拭き取りましょう。この際、菌が広がるのを防ぐために、同じものを何度も使用せず、一度拭ったものは捨てます。カビが落とせたら、最後に予防として消毒用エタノールを吹きかけて、すのこが完全に乾くまで放置します。すのこが乾いたら、マットレスや布団を敷きなおして終了です。

お掃除のミカタ

除菌用アルコールより消毒用のエタノールを!

一般的に「消毒用エタノール」のほうが、「除菌用のアルコールスプレー」よりも、濃度が高いためカビの除去に向いています。また、濃度が高い分、水分量も少ないので乾くのが早いです。そのため、湿気による新たなカビの原因になりにくく、すのこベッドのような木製の家具のカビ取りに向いています。

すのこベッドのカビを防ぐ方法

カビが発生する要因は、主に「温度」「湿度」「栄養素(皮脂や身体から出た汚れなど)」の条件がそろっていることにあります。温度が約20~30度、湿度が約60~70%の状態はカビが発生しやすいといわれており、梅雨の時期にこの条件を満たすので、増殖する傾向にあります。

このような環境条件のなかで、カビを防ぐには、すのこベッドから湿気を逃がすことが大切です。日頃のちょっとしたことでカビを防ぐことができるので、どのような対策があるのかご紹介します。

こまめな換気

カビの発生を防ぐために、適度な湿度や通気性を保つ必要があります。窓を開けるだけでなく、窓と部屋のドアを開けて換気することで空気が循環します。毎日行なうと、カビ発生の防止になるでしょう。

布団やマットレスを定期的に干す

すのこにこもった湿気を逃がす方法として、天気がよい日は布団を干し、マットレスを立たせるのが有効です。干すスペースや時間がない場合は市販の除湿シートを使用するのもよいでしょう。
なお、毎日のベッドメイキングの際は、必ず掛け布団や毛布類をめくって乾かしましょう。

布団の天日干し

こまめに除菌する

カビをそのまま放置しておくと菌が繁殖し、カビやダニの増加につながってしまいます。布団やマットレスを干すついでに行なえるので、目に見えるカビがなくても、こまめに除菌しましょう。

通気性がよく乾きやすいものを選ぶ

普段使用する寝具やカバーを、通気性のよいものや乾きやすいものに変えるのもひとつの手です。湿気がこもりやすい化学繊維のものを避け、乾きの早いウールや麻素材のものを購入するとよいでしょう。
また、ヒノキでできた、すのこベッドはカビやダニに強いのでおすすめです。なぜなら、ヒノキの香りの成分には殺菌作用があるからです。

そのほかにも、カバー類の洗濯を頻繁に行なうことも重要です。

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すごい、すのこベッドがきれいになって気持ちいい!

ベッドの掃除をしたからぐっすり眠れそうだね♪

通気性のよい、すのこベッドでも湿気がたまるとカビの原因になってしまうんだニャ。日頃の定期的な換気や除湿で快適に使ってほしいニャ!

監修 本橋 ひろえ ナチュラルクリーニング講師

本橋 ひろえ

北里大学卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を経験。2006年より、東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。子どもやペットがいる家庭でも安心してできる、環境や肌にやさしいクリーニング方法を伝えている。テレビ、ラジオ出演や雑誌の取材協力など、メディアでも活躍。「ナチュラルお掃除大全」「やることの「見える化」で掃除をラクにする方法」(ともに主婦の友社)、「家じゅうピカピカ!ラクチン大そうじ虎の巻 ナチュラル洗剤で安楽早」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。