食洗機の掃除方法は？機能を長持ちさせる正しいお手入れ術をご紹介！-長谷工の会員サービス「ブランシエラクラブ」

食洗機の掃除方法は？機能を長持ちさせる正しいお手入れ術をご紹介！

食洗機の掃除方法は？水垢や油汚れをしっかり落とす方法をご紹介します。

あれ？食洗機の中から嫌なニオイが…。毎日使うから汚れてるのかも…。いったいどうやって掃除すればいいんだろう？

実は、食洗器にも汚れがたまることがあるニャ。食洗機内の取り外せるパーツは全て外して、それぞれ水洗いするといいニャ！毎日のお手入れに加えて、本格的な掃除も定期的に行なうことが大切だニャ。

• 食洗機を掃除しないとどうなるの？
• 食洗機の掃除方法

食洗機を掃除しないとどうなるの？

食洗機（食器洗い乾燥機）は食器を自動で洗ってくれるため、忙しいご家庭には大助かりのキッチン家電です。洗う際には高温のお湯とアルカリ性洗剤を使うので、消毒・除菌効果も得られます。
しかし、毎日汚れた食器を洗うことから、食洗機の内部には汚れがたまってしまうことがあります。

汚れたままの状態で食器を洗うと不衛生になってしまいます。定期的にお手入れをすることで、食洗機を長持ちさせることができるのです。食洗機の汚れには、主に次の3つが挙げられます。

・食べものの残りカス
食器に残っていた米粒や野菜くずなどの食品の汚れで、「残菜」ともいいます。残菜を掃除しないと、ピンク色のどろどろとした汚れ（ぬめり）が発生することもあります。

・水垢
食洗機の乾燥機能を使うことで、水滴が蒸発し、水垢となって白い跡が残ります。水垢の主成分は水道水に含まれるミネラルで、放っておくと白い汚れがだんだんたまり、石のように固くこびり付いてしまいます。

・油汚れ
食器や鍋、フライパンなどから移った油が落ちずにたまったもので、内部のベタつきや、タール状の黒い汚れになります。

なお、食洗機にカビが発生することはほとんどありません。食洗機用の洗剤には除菌効果の高い酸素系漂白剤（過炭酸ナトリウム）が含まれるほか、高温のお湯による消毒効果も得られるためです。

食洗機の掃除方法

ここでは、月に1回行ないたい食洗機の本格的な掃除と、毎日の簡単な掃除の2つをご紹介します。掃除方法はビルトイン型の食洗機を対象としているため、卓上型の食洗機をお使いの方は取扱説明書を見ながら掃除してみてください。

本格的な食洗機の掃除方法

■所要時間：20分～
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：月に1回

掃除を始める前にまず、取扱説明書を読み、お手入れ方法や注意点をチェックしましょう。確認ができたら電源を切り、分岐水栓を閉めます。

取り外せるパーツを全て取り外し、それらを全てシンクにもっていきます。その後、台所用洗剤を使い洗っていきます。ベタつく油汚れや、タール状の黒い汚れが付いている場合にも、台所用洗剤が効果的です（せっけんも可）。

残菜フィルターはブラシを使って汚れを落とします。
ヒーターカバーに付いた食品のカスも取り除きます。そのほか、回転ノズル、タワーノズルなども同様に台所用洗剤で洗いましょう。最後に、泡が残らないようしっかりとすすぎます。

なお、台所用洗剤のような泡立つ洗剤が食洗機に入ると、泡が大量に発生して故障の原因になることがあるため、注意しましょう。

庫内は、スポンジを使って汚れを落としていきます。油のベタベタ汚れやタール状の汚れが付いている場合、庫内には台所用洗剤が使えないので、代わりに酸素系漂白剤をお湯で溶き、スポンジに浸して使用するとよいでしょう。酸素系漂白剤は、重曹やセスキ炭酸ソーダよりアルカリ性が強い洗剤なので、油汚れをしっかり分解できます。ただし、強い洗剤なので必ずゴム手袋を使用するようにしましょう。

食洗機の縁に残りやすい水垢は、クエン酸を使用すると効果的です。スプレーボトルに濃度1％のクエン酸水を作って水垢に吹き付け、5分置いてからスポンジでこすり落とします。

各パーツの掃除が終わったら、全て取り付けて、庫内が空の状態で洗剤を入れずに食洗機を運転させます。これにはすすぎ、乾燥の効果があり、洗浄が終わると掃除は完了となります。

庫内の水垢を丸ごと落とすには？

水垢が庫内全体に広がっている場合は、庫内を空にした状態でクエン酸粉末を入れ、食洗機を運転させます。乾燥する前に一度止め、食洗機を開けて、ゆるんだ水垢汚れをこすり落としましょう。なお、クエン酸は酸性のため、アルカリ性の水垢を中和して分解する効果があります。洗浄するときは、取り外した部品をセットし、食器は入れないように注意してください。

毎日の食洗機の掃除方法

■所要時間：5分～
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：毎日1回

月1回の本格的な掃除に加えて、毎日の掃除もこまめに行なうことで、食洗機の長持ちにつながります。食洗機を使用した後は、残菜フィルターをきれいにしましょう。残菜フィルターにごみがたまっていると、目詰まりの原因になったり洗浄力が低下したりします。

まずは残菜フィルターを取り外し、たまったごみを捨てます。汚れをブラシで取り除き、水でよくすすいで終了です。

掃除を行なうほか、食洗機の中に食器を入れっ放しにしないことも大切です。汚れた食器を入れたらすぐに食洗機を回し、運転終了後はなるべく早く取り出しましょう。

以上の2点を心がけることで、ニオイの原因となる雑菌の繁殖を防ぐことができます。