ハウスダストの対策法。掃除の時間と順番で予防効果アップ!
たまりやすいハウスダストの掃除の仕方は?掃除の時間と順番をご紹介します。
■ご注意
素材を傷付けてしまわないよう、掃除を行なう前は、必ず使う洗剤と掃除場所の素材の相性を確認してください。特に、布製品を洗うときは洗濯マークを確認しましょう。
ハウスダストの原因はダニやカビ!
家の中のハウスダストによってアレルギーが引き起こされ、くしゃみや咳、鼻水などに悩む方もいるのではないでしょうか?そのようなハウスダストの対策には、ハウスダストが何かを理解し、適切な掃除方法で掃除する必要があります。この記事ではハウスダストの対策方法のポイントや、場所ごとの掃除方法をご紹介します。
ハウスダストとは?
ハウスダストは、家の中にあるほこりのなかでも1mm以下の小さなもののことです。ハウスダストに含まれる物質は、細菌やウイルス、ダニやその死骸とフン、カビ、繊維などです。そして、外から持ってきた土や花粉なども含まれます。大きさは、ウイルスや細菌といった0.01mm以下の小さなものから、ダニや繊維などの0.1mm~1mmの比較的大きなものまでさまざまです。
ハウスダストは非常に小さく、人の動きに反応して舞い上がり、空気中に漂います。
ハウスダストを放置するとどうなる?
ハウスダストを吸い込むことによってアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などのハウスダストアレルギーを引き起こす可能性があります。
自分でできない換気ダクト掃除は長谷工にお任せ!
マンションなどの集合住宅では、換気を行なうことで、室内の空気循環を行なっています。そのような換気設備の1つが「換気ダクト」です。換気ダクトとは、換気扇から外部排気口までの配管を指します。換気ダクトにはほこりや汚れがたまりやすいのですが、自分ではなかなかできない掃除箇所です。プロの手により、定期的に換気ダクト清掃を行なうことで、健康的な空気循環を実現できます。換気ダクト清掃は、ぜひ長谷工にご相談ください!
換気ダクト清掃
詳しくはこちらハウスダストがたまりやすい場所
ハウスダストは、リビングや寝室など家のあらゆる場所に舞っています。ウイルスや細菌のような小さなハウスダストが常に空気中を漂っている一方で、1mmに近い大きなハウスダストは、床や棚、机や照明器具の上、家具の隙間などに落ちていきます。これが積もると、目に見えるほこりとなります。
ハウスダスト対策のポイントは大きく3つ!
ハウスダストを抑えるためには、普段の掃除が大切です。ハウスダストを効果的に取り除く掃除の手順をご紹介します。
■所要時間:15分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:ほぼ毎日
部屋の掃除は朝か帰宅後がおすすめ
朝や帰宅後は、ハウスダストが床にたまっているため、掃除を行なうのに最適な時間です。
ハウスダストは大変軽いため、人が動いているときに舞い上がり、人がいない時間にゆっくりと落ちていきます。そのため朝や帰宅後には、人が寝ているときや外出中に落ちたハウスダストが床にたまっているのです。
人が活動し始めると簡単に舞い上がってしまうので、その前に掃除を始めましょう。
ハウスダストの掃除は上から下へ
ハウスダストの掃除は、高いところから順に行なうことが効果的です。前述の通り、ハウスダストが軽く、空中に舞いやすいという特徴を持つためです。低いところから先に掃除を行なうと、高いところの掃除の際に、ハウスダストが床に舞い落ちてしまい、再度掃除が必要になることがあります。先に家具や家電の上などから掃除をし、最後に床掃除するのがよいでしょう。
「乾拭き」→「掃除機」→「水拭き」の順で掃除
最初は乾拭きとして、ハンディーワイパー(ハンディモップ)やフローリングワイパーのドライシートなどを使って、ハウスダストをおおまかに取り除きましょう。
乾拭きや掃除機がけでも取り除けない汚れがあるときは、ハウスダストが水分や油分を吸収していて、素材にこびり付いてしまっているかもしれません。また、場合によっては黒ずみになっていることもあります。
それらの汚れには、水拭きをするか、洗剤で拭き取ります。何もしないまま放っておくと、ニオイの原因や雑菌のすみかになる恐れがあるため注意しましょう。
拭き掃除の際も部屋の奥側から始めます。一方向にまっすぐ拭くことを意識しましょう。力が均等に入るように、右利きであれば右から左へ、左利きであれば左から右へと、利き手側から拭き始めるのがポイントです。
またハウスダストは、床や家具の上だけでなく、布団やカーテンなど毎日人が触れるアイテムにもたまります。ブランシエラクラブ調べでは、布団や枕などの寝具に続いて、カーペットやソファなどの布製品に付くハウスダスト(ダニ)が気になる方が多いようです。また、子どもが触るぬいぐるみも、ハウスダストが付きやすいため、掃除が必要になります。
次章からアイテムごとのハウスダスト対策をご紹介してきます。
【ハウスダスト対策】寝室の布団やマットレス
布団やマットレスなどの寝具は、ハウスダストが増えやすい場所のひとつです。布団にはダニの栄養になる人の毛髪や汗、垢が多く含まれています。人が寝ている間に、体温が上がることで布団の温度も上がり、ダニが増えやすい環境になります。
ダニのフンや死骸、人の毛髪、汗などは水で洗い流すのが有効です。
洗いやすく乾きの早いシーツやタオルケット、掛け布団カバー・枕カバーは週に2~3回洗濯をします。布団は、洗えるものであれば季節の変わり目(年に2回ほど)に丸洗いをしましょう。
掛け布団の洗い方は次の通りです。
■所要時間:1時間~
■難易度:★★☆☆☆
■洗濯頻度の目安:季節の変わり目(年2回)
布団は、洗濯機か浴槽での丸洗いがおすすめです。最初にお使いの布団が水洗いできるか、洗濯機で洗えるかを確認しましょう。
布団を丸洗いするときは、まず、表面の汚れを濡らして固形せっけんで揉んで、予洗いしましょう。首回りをはじめとした、汚れのたまりやすい部分を洗うのがおすすめです。
洗濯機の場合、先に洗濯機の中で洗剤を溶かし、その中に洗濯ネットに入れた布団を押し込んで入れます。「大物洗い」「毛布洗い」などのモードを選択しましょう。
浴槽洗いの場合は、循環口の下まで洗剤を溶かしたお湯を張り、布団を足で押し洗いします。循環口の上までお湯を張ると、汚れた水や洗剤が風呂釜内に入り、汚れの原因になるため注意しましょう。お湯を入れ替え、2~3回押し洗いすることで、すすぎ洗い完了です。
脱水したら、2本の物干し竿の上に干します。1日天日干しして、しっかり乾燥させましょう。
丸洗いが難しい場合は、コインランドリーの乾燥機や布団乾燥機で乾燥させたり、寝室の窓を開けて通気をよくしたりするだけでも脱臭やダニ退治の効果があります。
また、布団を選ぶ際は、ダニが入りにくい高密度の繊維を使っているものや、ダニを通さない縫い方をしたものを選ぶとよいでしょう。
マットレスや敷布団のハウスダストは、布団用掃除機を使って吸い取るのがおすすめです。
【ハウスダスト対策】カーペット
カーペットは、ダニが好む高温多湿の環境にあるうえ、食べこぼしや皮脂など、エサになるものも多く、ダニが繁殖しやすい場所です。そうしたダニやダニの死骸、フン、ほこりが原因となり、ハウスダストがたまってしまう恐れがあります。
カーペット掃除は次の通りです。
■所要時間:10分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:毎日
カーペットは、掃除機を十字にかけることがポイントです。まず縦方向に掃除機をかけ、方向を90度変えて、横方向にかけます。これにより、カーペットの長い毛足の間に埋もれたごみやほこりも吸引できます。
カーペットのハウスダスト対策には、定期的な掃除と換気が効果的です。カーペットを天日干しすることで、乾燥や紫外線に弱いダニの繁殖を抑えます。また、ときどきカーペットをめくって、裏側にも風を通すことがポイントです。
【ハウスダスト対策】カーテン
カーテンはハウスダストを集めやすいアイテムです。また、湿気や窓の結露が多い時期はカビが発生しやすいため、アレルギー症状を引き起こす原因にもなります。
そのため、カーテンはご家庭でも洗えるものを選び、年に2回以上汚れが気になったタイミングで洗うのがおすすめです。
■所要時間:約1時間~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:汚れが気になったら
まずカーテンを洗濯機で洗いましょう。洗濯後、過炭酸ナトリウムを溶かしたお湯を洗濯機に入れ、30分つけ置きします。一度通常の洗濯を挟むことで、汚れの膜を壊し、漂白剤の効果を高められます。最後にもう一度洗濯機を回してすすぎ脱水を行なえば完了です。ただし、洗えない素材もあるので、事前に洗濯マークや素材を確認してください。
また、洗濯してハウスダストや汚れを取り除いた後、アルコールスプレーを吹きかけるのもカビ予防になります。特に結露の発生しやすい季節は1日1回の頻度で吹きかけましょう。
ただし、素材によっては変色する恐れもあるので、目立たない裾裏で一度試してから使用するようにしてくださいね。
【ハウスダスト対策】ぬいぐるみ
ぬいぐるみは、アクリル、フェイクファー、ポリエステルなど静電気を帯びやすい素材でできていることが多く、ハウスダストを引き寄せやすいアイテムです。また、子どもの手垢や食べこぼしなどが付くことで、ぬいぐるみはダニが発生しやすい環境になっている恐れがあります。
洗濯機や手洗いで洗濯ができるものであれば、型崩れや色あせしにくいおしゃれ着洗剤を使って洗うとよいでしょう。洗濯不可のぬいぐるみの場合は、掃除機や粘着テープを使ってハウスダストを取り除き、アイロンを使って熱消毒をすれば安心です。
布製品は極力少なく!
部屋のハウスダストの発生を防ぐ方法として、布製のインテリア用品を減らすことも効果的といえます。具体的には、カーペットをコルク製に変えたり、ソファやクッションカバーをレザー製のものに変えたりするといったことです。
また、布製品や寝具の素材として、静電気の起きやすい化学繊維は避け、天然素材を選ぶのがおすすめです。化学繊維の寝具やパジャマは就寝中に静電気が発生し、空気中のハウスダストを集めてしまいます。そのため、寝ながらハウスダストを吸い込むことになりかねません。
布製品や寝具の取捨選択をするだけでなく、衣類や本などを、使わないときはしまうようにするといったことも、ハウスダストがたまりやすい環境を作らないことにつながります。
空気中のハウスダストには空気清浄機での対策がおすすめ
ハウスダストは非常に小さく軽いため、人が歩くと簡単に舞い上がってしまう特質があります。なかでも、ウイルスや細菌のように小さなハウスダストは、常に空気中を浮遊しています。このようなハウスダストを除去するために有効な家電製品が、空気清浄機です。
空気清浄機を選ぶ際は、適用床面積(適用畳数)に注目するとよいでしょう。適用床面積が大きい製品ほど吸引力が強いという特長があります。なお、適用床面積とは空気清浄機が30分で空気をきれいにできる部屋の広さを示します。
また、フィルター性能も空気清浄機を選ぶ際のチェックポイントです。フィルターの役割は、空気清浄機が吸い込んだハウスダストをキャッチすること。高性能なものほど、小さなハウスダストも除去できるようになっています。
自分でできない換気ダクト掃除は長谷工にお任せ!
マンションなどの集合住宅では、換気を行なうことで、室内の空気循環を行なっています。そのような換気設備の1つが「換気ダクト」です。換気ダクトとは、換気扇から外部排気口までの配管を指します。換気ダクトにはほこりや汚れがたまりやすいのですが、自分ではなかなかできない掃除箇所です。プロの手により、定期的に換気ダクト清掃を行なうことで、健康的な空気循環を実現できます。換気ダクト清掃は、ぜひ長谷工にご相談ください!
換気ダクト清掃
詳しくはこちらお部屋がきれいになると、気分もスッキリするね!
お布団もきれいにしたから、気持ちいいね~♪
ちゃんと掃除すれば、目のかゆみも克服できそう!
またハウスダストがたまらないように、こまめに掃除しようニャ!
最近、自分の部屋にいると目がかゆくてつらいよ…。
どうしてだろう?
それ、ハウスダストが原因かもしれないニャ!
ハウスダストは空気中に漂う1mm以下の見えにくいほこりで、吸い込むと鼻水や目のかゆみが出る場合があるニャ。ハウスダストを取り除くには、3つのポイントを意識することが大切だニャ!