
研究
- 長谷工コーポレーション
- 技術推進部門 技術研究所
- 創造理工学研究科 建築学専攻
- 2016年入社
- ※掲載記事等の情報は、インタビュー当時のものであり、
その後変更されている場合があります。
入社の動機
研究や開発などに興味があり、建築関係の研究開発業務に携わることのできる会社として、ゼネコンや建材メーカーなどを考えていました。長谷工グループのことを知ったきっかけは、所属研究室の教授からの紹介でした。マンションに特化し、高い技術とノウハウを持った会社という点に惹かれました。説明会で受けたまじめな会社という印象、興味のあった住宅に携われること、研究開発ができることの3点から入社したいと決めました。

既往文献などから情報取集。
現在の仕事
私の所属する技術研究所では、マンションに関わる様々な性能実験や研究開発を行っています。当社の新技術はここから生まれます。現在、私は建築構造に関する研究開発業務に携わっており、その中で担当しているのが基礎、地盤関係の研究です。仕事内容は、文献調査、実験計画の立案、実験、データ整理・解析、論文作成などです。会議への出席もありますが、一日中文献調査や資料作成・データ整理を行う日もあります。また、講習会やシンポジウム・学会発表などに参加することもあります。

実験の時は一日中構造実験棟での作業という日も。
1日のスケジュール
9:30 | メールチェック |
---|---|
10:00 | 研究テーマに関する文献調査 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 文献調査のまとめ、資料作成 |
15:00 | 設計・施工を含めた社内開発担当者との会議 |
17:00 | 会議の議事録作成 |

既往文献などから情報取集。

実験の時は一日中構造実験棟での作業という日も。

住宅性能棟ではマンションに関する様々な実験が行われています。

より安心なマンションのために新たな技術の開発に取り組んでいます。

実験が研究の醍醐味です。

長谷工の技術力を支えます。

住宅性能棟ではマンションに関する様々な実験が行われています。
仕事の魅力、やりがいは?
結果の予測を立てて実験を行い、その予測と結果を照らし合わせ、思うような結果が得られた時は嬉しいです。そういうところが研究開発という仕事の面白さだと思います。その他には、様々な分野の専門家と交流する機会が多く、自身の見識を広げられることです。分野にとらわれない知識や多角的な視点を知り、視野を広げることは成長に繋がります。、会議などで最初はわからなかった内容が、理解できるようになったと感じています。

より安心なマンションのために新たな技術の開発に取り組んでいます。
印象に残っているエピソードは?
今年の秋に行われた開発工法の評定取得の時です。工法の認定を受けるのが目的なのですが、選定する委員会の先生方から工法に対して厳しい指摘を受けました。手元にある材料から先生方を納得させる必要がありましたので、指摘を真摯に受け止め一つ一つに対する回答を作成しました。私は上司の補助として資料作成などを行いましたが、自分が初めて深く携わったプロジェクトのため、上司の指示に従うことしかできず、あまり戦力になれませんでした。そのことに今でも悔しさを感じます。

実験が研究の醍醐味です。
仕事で得たことは?
いい意味で自分のできないことを割り切れるようになったことです。自分でできない作業を自分が長時間抱えると、それによって業務全体が遅れてしまうことがあります。自分のやれるところまで仕上げたら、できないことは割り切って上司や同僚に頼む方が良いことを学びました。また、苦手なプレゼンスキルも改善し、同僚との勉強会や所属部内のミーティングで鍛えられたことにより、上司から褒めていただくまでに上達しました。

長谷工の技術力を支えます。
今後の目標は?
一つ一つの業務の時間管理を行い、資格勉強やスキル習得の時間をとれるようにしたいと思っています。まずは、直近で受験が可能である技術士試験、更には研究職である以上は、博士号の取得も目標としています。スキルとしてはFEM解析やデータ整理などのためのプログラミングを身につけたいと思います。


プロジェクトはこちら

長谷工コーポレーション 技術研究所
常に顧客や社会の新たなニーズに応えるべく、マンションに関する様々な性能実験や研究開発に挑戦しています。
オフでは月に2、3回程度、休日や終業後に地域のバドミントンクラブに参加しています。大会に参加することもあり、予選を通過して決勝トーナメントに進むことが当面の目標です。
最近は引っ越しをして前のクラブには通えなくなってしまったので、新しいクラブを探しているところです。
その他には、植物が好きなので植物園に行ったり、家の植物の世話をしてリフレッシュしています。