プロの技!きれいな目玉焼きの作り方
きれいに仕上がる目玉焼きの作り方のコツをご紹介します。
プロの技!きれいな目玉焼きの作り方
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第93回は、「プロの技!きれいな目玉焼きの作り方」です。半熟からかためまで、お好みの焼き加減で目玉焼きを仕上げるコツをご紹介します。
困ったわ~。朝食の目玉焼き、半熟トロトロにしたかったのに火が通り過ぎちゃった!
こうちゃん、とろとろじゃなきゃやだ~!
焼き直すしかないか…でもまた失敗したらどうしよう~
おいおい、朝から目玉焼きで悪戦苦闘だな!
目玉焼きはポイントを押さえれば、簡単に焼き加減を調整できるぜ!
本当!?フラッキー、そのポイントを教えて~!
よし、分かった!上手に仕上がる目玉焼きの作り方を教えてやるぜ!
基本の目玉焼きの作り方
焼くだけの簡単な料理と思われがちな目玉焼き。しかし、好みの焼き加減に仕上げるのは意外に難しいものです。火加減や時間など、今さら聞けないポイントを伝授。目玉焼きをプロのようにきれいに仕上げるコツをご紹介します。
材料
- 卵
- 1個
- 水
- 大さじ1/2
- サラダ油
- 適量
手順
- 容器に卵を割り入れます。
フライパンに直接卵を割り入れない!
卵を割り入れるときは、一旦容器に入れてからフライパンに移すといいぞ!直接フライパンに割り入れると、黄身が崩れてしまうおそれがあるからな。
よりきれいに焼きたいときは、一度ざるに通して、白身のサラサラした部分を取っておこう!白身がふっくらとした状態に仕上がるぜ!
- フライパンに薄くサラダ油を引き、中火にかけます。
- フライパンに手をかざして、温かく感じるまで熱したら、容器の卵をそっと流し入れます。
- 白身が固まってきたら、水を大さじ1/2加えます。
- そのまま蓋をせずに3~5分程度焼き、好みの黄身のかたさになったら火を止めます。
- フライ返しで取り出して、皿に盛ったら完成です。
半熟もかためも!黄身のかたさの調節方法
「半熟トロトロがいい!」「しっかり火を通したい!」などなど…焼き加減の好みは人によって違うよな。それぞれどんな風に焼けばいいのか、ポイントを教えてやるぜ!
黄身を半熟にする場合
黄身を半熟にしたいときは、中火にして短時間で焼くんだ!時間は黄身の具合を見て調節しよう。黄身の周縁が固まってきたら、火を止める合図だぜ!
黄身に完全に火を通す場合
完全に火を通す場合は、弱火にしてじっくり8分程度焼くんだ!よりかために仕上げたいなら、12分程度焼こう。時間をかけて焼くことで、黄身はかたくなり、白身はカリッとした仕上がりになるぞ。
蓋をしないで焼くと、黄身が白っぽくならず、黄色いままきれいに仕上がるぜ!
意外と簡単だろ?ぜひ好みやその日の気分に合わせて、焼き加減を調節してみてくれよ!
ちょっぴり技ありな目玉焼きの作り方
基本の目玉焼きの作り方をマスターしたら、さらに技ありな目玉焼きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?思わず試してみたくなる、プロの技をご紹介します。
黄身を真ん中にする方法
あらかじめ卵の黄身と白身を分けて、それぞれボウルや容器などに入れておきます。基本の目玉焼きと同様に、先に白身だけをフライパンに入れましょう。次に、中央にやさしく黄身を移し入れます。そのままお好みのかたさになるまで焼いたら完成です。黄身がちょうど真ん中にくる、きれいな目玉焼きになりますよ。
ハート型の目玉焼きを作る方法
アルミホイルを折りたたんで、幅3cm程度の棒状にしてください。これを輪になるように曲げて、ハートの形に整えて型にします。
型をフライパンに置いて、型の中にボウルなどに割り入れた卵を移しましょう。好みのかたさになるまで焼いたらできあがりです。ハート型は、市販のシリコン製のものを使うという方法もありますよ。
両面焼きの目玉焼きを作る方法
両面を焼いた目玉焼きは、「オーバーイージー」「サニーサイドダウン」などといわれます。アメリカでは一般的な焼き方で、半熟の状態に仕上げるのが特徴です。
基本の目玉焼きの方法で半熟まで焼いたら、フライ返しで裏に返します。そのまま弱火で10秒程度焼いて、皿に盛りつけて完成です。
ちなみに、しっかり両面を焼いたものは「ターンオーバー」といわれます。
できた~!コウちゃんが好きな半熟と、パパが好きなかための目玉焼き!
とろとろおいしい~
僕の目玉焼きもちょうどいいかたさだよ!白身もカリッとしてて美味しい!
いろいろな食べ方を試してみよーっと!
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。