レバーの下処理。簡単にできる方法をプロが伝授！ | 長谷工グループ「ブランシエラクラブ」

レバーの下処理方法

レバーは鉄分が豊富で、タンパク質やビタミンB群、ミネラルも取れる栄養たっぷりの食材です。臭みを取って美味しくいただくためのポイントは下処理にあります。今回は、塩、酢、牛乳を使った3種類の下処理方法をご紹介しましょう。鶏、豚、牛、どのレバーを、どの方法で下処理してもOKですよ。

鶏レバー(塩を使用する場合)

鶏レバー200g、塩小さじ1、氷水を用意します。

血管や脂肪などを取り除きます。

食べやすい大きさに切ります。

氷水に入れて汚れを落とします。

水を替え、同じ作業を3回繰り返します。

別のボウルにレバーを入れ、塩を全体になじませます。

ラップをして冷蔵庫で20分冷やします。

冷蔵庫から取り出し、流水で洗います。

ざるで水気を切り、キッチンペーパーで残った水気を拭き取ったら完了です。

豚レバー(塩と酢を使用する場合)

豚レバー200g、塩小さじ2、酢大さじ1 、氷水を用意します。

血の塊を取り、食べやすい大きさに切ります。

氷水に入れて汚れを落とし、水を替え、同じ作業を3回繰り返します。

別のボウルにレバーを入れ、塩と酢を揉み込み、15～20分置きます。

表面が白くねばねばしてきたら、ボウルに張った水で洗います。

水を取り替えながら、水が透明になるまで洗います。

キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ったら完了です。

牛レバー(牛乳を使用する場合)

牛レバー200g、牛乳100ml、氷水を用意します。

血の塊を取り、食べやすい大きさに切ります。

氷水にレバーを入れて汚れを落とします。

ボウルの水を替えて、3回洗います。

キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。

レバーを別のボウルに入れ、牛乳をレバーが浸るくらい入れて20～30分置きます。

臭みをしっかり消すには牛乳・酢が有効

牛乳には、レバーの臭みを吸収する成分が含まれている。そして酢には臭みを取るだけでなく、レバーを柔らかくする働きもあるんだぜ。

牛乳を捨て、流水でもう一度洗います。キッチンペーパーで水気を拭き取り、下処理完了です。

下処理したレバーの保存方法

下処理したレバーは冷凍で保存できます。生のレバーの賞味期限は2～3日と短いため、買ったらすぐに下処理して冷凍しましょう。

ファスナー付き保存袋に下処理済みのレバーを重ならないように薄く広げて入れて、冷凍します。保存期間の目安は2～3週間です。

煮物や揚げ物に使う場合は凍ったまま、炒め物の場合は冷蔵庫で半解凍してから使います。電子レンジで解凍すると火が通り過ぎてしまうので注意が必要です。

レバーを使った人気レシピ

レバーは健康を支える栄養素が豊富な食材です。簡単にできる人気のスタミナレシピをご紹介します。

レバニラ炒め

甘辛煮

離乳食

レバーは、離乳食としても活躍する食材です。赤ちゃんの鉄分が不足してくる離乳中期から後期にかけてレバーを与えることができます。
レバーを離乳食として使用する前に、まずは鶏肉を与え、次にクセがあまりない鶏のレバーを与えるとよいでしょう。レバーは新鮮なものを選び、よくゆでて、完全に火を通します。離乳期の段階に合わせて以下のように形状を変えてくださいね。

・離乳食中期（7～8ヵ月頃）：ペースト状
・離乳食後期（9～11ヵ月頃）：細かく刻んだ状態

レバーをやわらかく煮た野菜と一緒にペースト状にすれば、野菜不足も補えますよ。