2023年07月21日

 株式会社長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:池上 一夫)は、建築を志す若手の人材育成を目的に、学生を対象とした第17回『長谷工 住まいのデザインコンペティション』を実施します。
 本デザインコンペティションは社会貢献活動の一環として2007年から継続して実施しており、毎回、社会課題や世相を反映したテーマを設定し、学生ならではの発想豊かなデザイン提案を全国より募集しています。
 今回のテーマは「まざりあう集合住宅」です。複数の人びとが居住空間を共有する「シェア」の概念が一般化し、プライベートな空間とパブリックな空間が混ざり合うようになりましたが、日本では職業、世代、所得や人種、文化が異なる人びとの共生が進みづらく、社会の分断が進んでいる現状があります。このような社会の変化と集合住宅は密接に関連しており、多くの人びとが集まって暮らすことは分断を加速させるリスクもありますが、同時に新たな可能性も秘めています。多様な人びとが共生する集合住宅を考えることは、これからの社会のあり方を考えることでもあるでしょう。異なるコミュニティ、ライフスタイル、文化を持つ人々が共生できる集合住宅を提案していただきます。1次審査を通過した上位4案に対して公開の2次審査を行い最優秀賞を決定します。

  

(1)第17回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」概要
[課題]まざりあう集合住宅
[応募資格]2023年12月31日時点で学生であること
※大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校(各種学校)など
※複数人で応募する場合は全員上記に該当のこと
[賞金]最優秀賞1点100万円/優秀賞3点各50万円/佳作10点各10万円
[登録・作品提出締切]2023年10月31日(火)必着 ※送付のみ受付、バイク便不可
[登録方法]デザインコンペティションホームページから
[1次審査]2023年11月中旬
[公開2次審査・表彰式]2023年12月23日(土)
[最終結果発表]『新建築』2024年2月号および当コンペティションホームページにて
[主催]㈱長谷工コーポレーション
[後援]㈱新建築社
[審査委員]
《審査委員長》
隈研吾 (建築家・東京大学特別教授 名誉教授)
《審査委員》
乾久美子(乾久美子建築設計事務所代表・横浜国立大学大学院 Y-GSA教授)
藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)
堀井規男(長谷工コーポレーション執行役員)
《ゲスト審査委員》
伊藤亜紗(東京工業大学教授)
ホームページ:https://shinkenchiku.net/haseko/2023/

(2)第16回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」結果
   
課  題:「循環する集合住宅」  登録総数:368件 応募総数:184点
 
【最優秀賞】(1点)
「地図をかく家」木嶋真子 福原直也(法政大学大学院)
【優秀賞】(3点)
  「ムダ使いアパートメント」重松希等璃 朝長優斗(東京都市大学)
  「木の環に棲まう」今津俊佑(法政大学大学院) 江連謙斗(法政大学)
  「“蛇口をひねる”からはじまる環の波紋」入江匠樹(熊本大学大学院)
【佳作】(10点) 
 
[最優秀賞「地図をかく家」]
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