2025年03月17日
㈱長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:池上 一夫、以下「長谷工」という)は、電動定置式コンクリートポンプを「(仮称)東京都港区港南三丁目7番プロジェクト新築工事」建設現場(以下「本現場」という)において初採用いたしました。
電動定置式コンクリートポンプの採用により、以下の効果が期待されます。
①電動式の為、軽油を燃料とせずコンクリート打設時のCO2排出量を削減
②定置式の為、コンクリートポンプ車の日々の移動に伴うCO2排出量を削減
さらに、長谷工では全建設現場で再生可能エネルギー電力(※1)を使用しているため、コンクリート打設時のCO2排出量は『ゼロ』となることから、コンクリートポンプ車の移動に伴うCO2排出量の削減分として0.02t-CO2/日の排出量削減の効果が見込めます。本現場におきましては、電動定置式コンクリートポンプの採用により1.6t-CO2/工期のCO2排出量削減が見込まれます。 また、定置式のコンクリートポンプを採用することによりポンプ車の運転が不要となるため、作業員の就労時間の短縮にも寄与します。
今回の取組みは、長谷工グループが2050年カーボンニュートラルを目指した取り組みとして制定した長谷工グループ気候変動対応方針「HASEKO ZERO‐Emission」(※2)に則った対応となります。
(※1)https://www.haseko.co.jp/hc/information/upload_files/20230619_1.pdf
(※2)https://www.haseko.co.jp/hc/csr/environment/climate.html


(※3)ポンプ車からコンクリートが圧送される縦配管と直結し、折り畳み式のブームを打設場所まで伸ばしてコンクリートを打設するもの。在来工法の現場では、スラブ上に横引き配管を敷設し打設場所までコンクリートを圧送するため、ディストリビューターを使用することで横引き配管の敷設が不要になりコンクリート打設の効率化が図れる。
気候変動が世界的な課題となる中、長谷工グループは「持続可能な開発目標(SDGs)」や「パリ協定」などの国際的な枠組みに基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。企業理念である「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」を実現するため、事業を通じた課題解決と企業価値の向上を目指してまいります。

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