2020年11月02日

 長谷工コーポレーションは、建設作業所から発生する木くずを燃料にしたバイオマス発電による再生可能エネルギーを建設作業所で使用する資源循環の取り組み(以下、本取り組み)を2020年11月より検証導入致します。
 当社では、従来から建設廃棄物の削減や建物の設計・施工の各段階でCO2排出量の削減などの環境負荷低減に注力しています。建設作業所では、省燃費運転の励行や省エネ機器の採用、低炭素型コンクリートの採用や廃棄物のリサイクルなどに取り組んでおります。
 本取り組みは、➀当社の建設作業所より発生した木くずを産業廃棄物中間処理施設にて破砕処理によりチップ化し、バイオマス発電の燃料とします。➁バイオマス発電施設で発電された再生可能エネルギーを建設作業所の仮設電力として使用します。➂再生可能エネルギーの利用を取り込んだ資源循環を実現することで、化石燃料を主体とした火力発電に比べて10%のCO2排出量の削減を見込んでいます。
 長谷工グループでは、今期からスタートした中期経営計画「HASEKO Next Stage Plan」(略称:NS計画)において、CSR経営の確立を基本方針の一つに掲げました。長谷工グループの4つのCSR取り組みテーマのひとつである"大切にしたい風景"の実現に向けて、より快適で持続可能な地球環境を目指した企業活動を行っていくとともに社員の環境意識の向上を図ってまいります。

■再生可能エネルギー利用を取り込んだ資源循環の仕組み【概念図】

■CO2排出量の削減効果
本取り組みによる発電に伴い発生するCO2排出量(電力を1kWh発電するにあたり発生するCO2量:排出係数)と、火力で発電された電力より発生するCO2量との差が削減となり地球温暖化対策につながります(CO2排出係数の差異より約10%の削減見込み)。

■再生可能エネルギー電力の供給建設作業所
【東京地区】(仮称)横浜市港北区大倉山七丁目計画新築工事
【関西地区】(仮称)東淀川区下新庄3丁目計画新築工事  (販売名称:ローレルスクエアOSAKA LINK)

■木くずの中間処理施設・バイオマス発電施設
【東京地区】
木くずの中間処理:株式会社タケエイグリーンリサイクル
バイオマス発電 :株式会社タケエイグリーンリサイクル
小売電気事業者 :株式会社横須賀アーバンウッドパワー
【関西地区】
木くずの中間処理:株式会社都市樹木再生センター
バイオマス発電 :株式会社BPS大東(都市樹木再生センターグループ)
小売電気事業者 :株式会社グリーンパワー大東(都市樹木再生センターグループ)

長谷工グループ「4つのCSRの取り組みテーマ」
「4つのCSRの取り組みテーマ」は、2018年3月に制定した「CSRビジョン」及び「CSR方針」の元、長谷工グループのCSRが目指す姿として明文化したものです(住んでいたい空間・働いていたい場所・大切にしたい風景・信頼される組織風土)。
本取り組みは、取り組みテーマの一つである「大切にしたい風景」の実現に向けた重点テーマ「資源循環」「エネルギー・CO2」に寄与する活動です。

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