2018年07月03日

 長谷工コーポレーションは、新築マンションの建設作業所で働く作業員の、夏場の体調管理のため、2018年7月より「スマートフィット for work」を東京地区4作業所、関西地区2作業所、東海地区1作業所の合計7作業所に試験導入します。

 「スマートフィット for work」は、繊維メーカーの倉敷紡績(以下 クラボウ)が開発したシステムで、シャツ型スマート衣料「スマートフィット(※)」を使用して暑熱環境下における作業リスクの管理をIoT技術で支援するものです。
当社は、熱中症等の暑熱環境下における作業リスクを低減するため、電動ファン内蔵上着や大型噴霧器などの導入や作業員にこまめな水分補給を促すなどの様々な対策を実施しております。加えて、夏場の作業リスクを予防する新たな手段として「スマートフィット for work」を、特に炎天下で躯体工事作業に従事する鉄筋工と型枠工を中心とした約100名に導入し、建設作業所における活用について検証することとしました。検証期間は2018年7月から11月までの5ヶ月間を予定しており、結果をみて次年度以降の本格導入を検討します。また、試験期間中に得た各種データはクラボウと共有し、システムの更なる精度向上にも協力してまいります。
 今後も、建設作業所においてIoT技術を積極的に活用し、作業員の負担軽減と安全性の確保に努めてまいります。
(※)「Smartfit/スマートフィット」はクラボウの登録商標です。

【「スマートフィットfor work」の概要】
シャツ型スマート衣料「スマートフィット」より取得した着用者の心拍や温度等の生体情報と、作業現場地域の気象情報などを独自のアルゴリズムを使って解析・評価し、作業員の「暑熱環境下での作業リスク」や「体調変化」情報をリアルタイムに通知します。

【「スマートフィット for work」の特長】

◆作業現場における客観的かつ高精度なリスク評価を遠隔からリアルタイムに把握
自動学習(AI)機能により、過去のデータを踏まえた体調変化の把握が可能。作業員それぞれに適た暑熱作業リスクと体調の管理ができる
◆快適なストレッチウェアで着心地も良く、かつ、高精度な生体情報を取得できるスマート衣料を使用
◆リスクの高い順に作業員の状態を把握できる等分かりやすい管理画面など、使いやすいインターフェイス

[管理画面イメージ 左:管理者用(PC・タブレット)・右:作業員用(スマートフォン)]
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