2012年05月25日
マンション管理会社の長谷工コミュニティ・長谷工スマイルコミュニティ・長谷工コミュニティ九州の3社(以下、長谷工管理会社グループ)は、マンション居住者がこれから起こりうる地震に対してどのような準備を行い、実際に起きた場合にどのような行動をとれば良いかなどを分かりやすく取りまとめ、このたび実際に役立つ地震対策の第一弾として 「地震に備える」を発行しました。
「地震に備える」は、まずは自分の身は自分で守る(自助)を基本的な考え方としてマンション居住者が事前に必要な備えについて紹介しています。具体的には、①家族の安否確認や被災時にバラバラになった家族が後で無事に再会できることを目的とした家族で決めておくべきこと、②地震発生時に室内の家具転倒などによる対人被害を最小限に抑え、数日間は他者の助けを得ずに生活できることを目的としたあらかじめ備えておくべきことを二部構成で、チェックシート形式にまとめています。さらに③家族で決めておくべきことを備忘録としていつでもどこでも確認できるよう、財布などに入れて持ち歩けるサイズの長谷工のもしもカードをつけました。
長谷工管理会社グループでは、居住者の生活を豊かにするための情報誌「素敵生活」を季刊で発行しており、今春号とセットで「地震に備える」を管理マンション(27万戸)へ配布しています。
今後は専用ホームページへの掲載や展示会などでの配布をして一般の方にも広く利用していただけるようにPRしてまいります。
(専用ホームページ:http://e-suteki.net/sonaeru/) 【「地震に備える」の内容】
○ “家族で決めておくべきこと”
► 安否確認の方法
► 広域避難場所と集合場所
► 勤務先や学校からの帰宅ルート
► 家族情報の作成
► 財産リストの作成
○ “あらかじめ備えておくべきこと”
► 身を守る対策
► 備蓄品
► 外出時に身につける物
○ ‘長谷工のもしもカード’
► “家族で決めておくべきこと”を記入し、携帯できるカード
[「地震に備える」]
昨年の東日本大震災は、様々な教訓をもたらしました。行政や管理会社は直ぐに被災したマンションに駆けつけることができず、マンション居住者は助けが来るまでの間、自分たちの身を自分たちで守る必要がありました。
それらの教訓をもとに、マンション居住者がこれから起こりうる地震に対してどのような準備を行い(自助)、実際に起きた場合にどのような行動をとれば良いかを、実際に役立つ形で取りまとめました。厚い冊子では最後まで読んでもらえないことや、内容が盛りだくさん過ぎると実行に腰が引けてしまうことを考慮し、イラストを用いてわかりやすく簡潔にまとめ、内容も必要最低限としています。
【マンション居住者の評判】
「地震に備える」を同梱した情報誌「素敵生活」春号に寄せられたアンケート結果をみると、“見やすく分かりやすい”“参考になった”といった声が多数届いてます。
<居住者からの声>
・最近、地震への警戒心が少しゆるんできていたので、ちょうどいいタイミングでよかった。
・今まであまり考えていなかったので良いきっかけになった。
・とても参考になりました。基本的なことこそ考えるべきことだと思います。
・知っているようで頭に入っていないことも多かった。
・備品明細や家族の連絡方法の具体策提示が、見やすく分かりやすく大変役に立った。
・この冊子をもとに地震に備えたいと思います。こういうものは役に立ちますね。
・いざという時のために「保存版」にします。
【今後の展開】
防災意識は時間の経過と共に希薄になりがちなので、繰り返し防災についての意識を喚起する取り組みが大切です。長谷工管理会社グループは、「素敵生活」夏号(7月発行予定)で、実際に役立つ地震対策の第2弾として地震が起きた後の対応についてまとめた「(仮題)地震が起きたら」を管理マンションの居住者に配布する予定です。管理組合向けには、マンションごとの特性を盛り込んだ震災対応マニュアルを、順次希望された管理受託マンションに、7月以降に提案を開始する予定で、マンション全体の防災機能の向上に努めてまいります。
[あらかじめ備えておきたい備蓄品(一例)と‘長谷工のもしもカード’]
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