2009年12月14日
三洋ホームズをはじめとする10社が事業主の商業施設複合型超高層タワーマンションプロジェクト「"The Kitahama"(「ザ キタハマ」)」が、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2009年度グッドデザイン賞」を受賞しました(平成21年10月1日発表)
今回、「"The Kitahama"」が「グッドデザイン賞」を受賞した理由(概要)は以下の通りです。【審査員の評価】
さまざまな都市機能をひとつのタワーに統合することによって、単調になりがちな高層マンションの表情に変化を与えようとした試みを評価した。 |
【デザイナーのコメント】
高密度かつコンパクトに集積した都市生活の楽しさを演出すること。地上階の出入口は、路地空間の如く私邸を思わせるスケール。シャトルエレベータにて誘導される地上50m高の第二の接地フロアは都市の喧騒とは異なる静謐かつ緑豊かな空間とした。シースルエレベータに乗換え、都市景観を楽しみながら浮遊するような居宅へ誘導する。途中階には多様な立ち寄り処(共用空間)を散りばめた縦空間都市を実現した。 |
※「グッドデザイン賞」は、昭和32年に通商産業省により創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承して、平成10年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業となった、わが国唯一の総合的デザイン評価・推奨システムです。

【"The Kitahama"(ザ キタハマ)】
【『"The Kitahama"』の概要】
大阪都心部の堺筋に面した旧三越大阪店跡地にあり、周辺には歴史的建造物が残る街並みである。都心居住を中心に物販・医療・スポーツ施設など生活利便施設を併設した複合ビルの地下階にて地下鉄と直結する。
低層部は街の賑わいと活性化に寄与するよう商業等の施設を配置し、高さ50mレベルに集合住宅のメインエントランスを設けた。都心部の敷地を有効活用し、縦型の複合都市となる「コンパクトシティー」をめざした。外装はいぶし銀色のタイルにて趣を感じさせ、塔状部の形状は変化を持たせ、単調となりがちな都心部のスカイスクレーパーに新たな景観デザインを創出した。高さ209.35mは、現存する日本一の高さを誇る超高層住宅となる。
物件名 | "The Kitahama" |
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所在地 | 大阪市中央区高麗橋1-7-7 |
高さ | 建物高さ 約207.76m、最高高さ 約209.35m |
敷地面積・建築面積 | 5,124.56㎡、 3,325.49㎡ |
延べ面積 | 79,670.48㎡ |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造一部CFT造、地上54階・地下1階・塔屋2階建 |
総戸数 | 465戸(分譲464戸・非分譲1戸) |
事業主 | 三洋ホームズ株式会社 アートプランニング株式会社 エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社 神鋼不動産株式会社 平和不動産株式会社 名鉄不動産株式会社 三菱電機ライフサービス株式会社 近畿菱重興産株式会社 株式会社ユニチカエステート 株式会社長谷工コーポレーション |
設計・監理 | 株式会社三菱地所設計 株式会社日本設計 鹿島建設株式会社 株式会社長谷工コーポレーション |
施工 | 鹿島建設株式会社 株式会社長谷工コーポレーション |
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