2005年10月26日

 長谷工コーポレーションは、このたび、音漏れと通気に配慮した長谷工オリジナル木製防音ドア「シャットスルードア」を開発しました。本製品は住戸内の木製ドアに防音性能をもたせ、同時に通気性も確保した、従来ドアにない機能を備えた画期的な新商品です。今後、関西圏をスタートとして、長谷工が設計・施工する新築分譲マンションに採用していく方針です。第1号は『ザ・ウエステージ大阪』(総戸数255戸、所在地:大阪市福島区野田、事業主:栄泉不動産(株)、神鋼不動産(株)、(株)ユニチカエステート)のトイレに採用が決定しております。
※ 特許出願中

【経 緯】
 近年、ライフスタイルの多様化やプライバシーの確保等を背景として、住戸内の各居室でもある程度の防音性を求められる傾向が高まりつつあります。しかし、従来は通気経路確保のための木製ドアのアンダーカット(ドア下部の隙間)などが音漏れの主要因となり、住戸内間仕切の遮音性能を高めることは困難でした。そこで今回は、通気性能を確保した上で防音性能も併せ持つ室内ドアを中村ハウゼックス(株)(本社:奈良県吉野郡大淀町桧垣本1083-4、社長:中村 俊久)と共同開発いたしました。
  この長谷工オリジナル木製防音ドア「シャットスルードア」を採用する事により、各居室やトイレ等で発生する生活に伴う騒音が軽減され、お住まいになられる方のプライバシーを守り、より快適な居住空間が生まれます。

【長谷工オリジナル木製防音ドア「シャットスルードア」の特徴】
(1)アルミサッシ同等の防音性能
 ドアの芯材に高密度のボードを採用すること、ドアの納まりをエアタイトにすることにより、T-1等級の遮音性を確保しております。
※T-1等級とは、JIS規格の遮音性に関する等級で,汎用アルミサッシと同等の性能です。

(2)シックハウス対策による通気ルートの確保
  建築基準法において、シックハウス対策として換気設備の設置が義務付けられ、居室部分の規定の換気量確保が求められております。そのため、「シャットスルードア」はドア内部に多数の縦孔をもつ構造とし、これを通気ルートとすることで、従来ドアと同等の通気性を確保しています。

【今後の展開】
  ますます快適な居住性が求められるマンションにおいて、住戸室内同士の防音性も重要な要素です。今後「防音性」が求められる寝室や子供部屋、トイレでの採用をマンション事業主に積極的に提案し、採用を促進して参ります。


 

【外観写真・断面イラスト・ドア内部構造拡大写真(共に試作品)】



『ザ・ウエステージ大阪』物件概要
所 在 地:大阪市福島区野田6丁目5-1他
交  通:JR大阪環状線「野田」駅徒歩7分、「西九条」駅徒歩6分 
     地下鉄千日前線「玉川」駅徒歩8分
敷地面積:7,359.30m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上15階建
総 戸 数:255戸
販売時期:未定
専有面積:60.40m2~100.38m2 
完成予定日:2007年6月下旬(予定)
売  主:栄泉不動産(株)、神鋼不動産(株)、(株)ユニチカエステート
設  計:(株)長谷工コーポレーション 大阪エンジニアリング事業部
施  工:(株)長谷工コーポレーション
販売提携:(株)長谷工アーベスト 

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