2003年10月16日
首都圏※1における新築分譲マンションは、1999年から2002年まで4年連続で8万戸を越える供給となりました。2003年も潜在的な供給余力は高水準であり、8万2千戸の供給が予想されています。上半期の平均初月販売率は78.3%と好調が持続しています。
またローン金利は依然として低水準であり、住宅ローン控除の適用、高品質・高付加価値物件の価格安定、さらに住宅資金の生前贈与非課税枠の拡充など、購入しやすい環境が継続しています。
長谷工アーベストでは、この度、子供のいる団塊世代※2及び団塊ジュニア世代※3を対象にWEBアンケート形式による「親子の住まい方と資金援助についての意識調査」を実施しました。その結果、それぞれが自分の住宅を必要と感じていること、団塊世代の支援が、団塊ジュニア世代の資金力アップに寄与していることが分かりました。今後もこれらの世代がマンション購入の牽引力となっていくと思われます。
【親子の住まい方】
- □ 親世帯、子世帯ともに約80%が「親子で行き来がしやすい所に住む」ことを希望。「お互いに便利・安心」「子育てを支援したい・支援して欲しい」と考えている。(グラフ1・グラフ2)
- □ 希望する親子の住まい方は「同居」よりも「別居⇒適度な距離感の保てる『近居』」が主流。具体的には、「15分以内・30分以内の所に住む」ことを、親世帯の56.3%、子世帯の60.9%が希望。(グラフ3・グラフ4)
- □ 『近居』として、「親子で同一マンション内に住む」ことについては、親世帯の約46%、子世帯の約54%が肯定的。今後の"居住スタイルの提案"として広がっていくことが考えられる。(グラフ5・グラフ6)
【住宅購入の際の資金援助】
- □ 住宅購入をする(した)際、親世帯、子世帯ともに約40%が「資金援助あり」と回答。団塊世代の支援が、団塊ジュニアの資金力アップに寄与している。(グラフ7・グラフ8)
- □ 資金援助額は、親世帯・子世帯ともに「非課税贈与範囲内(~550万円)」が主流。「1,000万円以上の高額贈与あり」との回答も約10%みられた。なお、資金援助額が高額な人は、購入価格も高い。(グラフ9・グラフ10)
- ※1:首都圏=東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
- ※2:団塊世代=1945~1950年生まれ(53~58歳 2003年現在)とする
- ※3:団塊ジュニア世代=1970~1975年生まれ(28~33歳 2003年現在)とする
【長谷工アーベスト 団塊・団塊ジュニア 親子の住まい方と資金援助についてアンケート】
調査概要
調査対象 | 子供のいる団塊世代(現在53~58歳)※及び団塊ジュニア世代(現在28~33歳)の男女 ※子供は現在の同居の有無を問わない |
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調査手法 | Webアンケート |
調査実施日 | 2003年6月20・21日アンケートメール配信、6月26日締切 |
配信件数 | 団塊世代/約20,450件・団塊ジュニア世代/約13,300件 |
有効件数 | 団塊世代/662件 団塊ジュニア世代/1,311件 |
《グラフ1-親世代(団塊世代)への質問》
子世代との住まい方として、「行き来がし易いところに住む」ことを希望しますか?

《グラフ2-子世代(団塊ジュニア世代)への質問》
親世代との住まい方として、「行き来がし易いところに住む」ことを希望しますか?

《グラフ3-親世代(団塊世代)への質問》
希望する子世帯との住まい方とは、どの様なものですか?
(※子世帯と「行き来がし易い所に住む」ことを「希望する」「どちらかといえば希望する」顧客対象)

《グラフ4-子世代(団塊ジュニア世代)への質問》
希望する子世帯との住まい方とは、どの様なものですか?
(※親世帯と「行き来がし易い所に住む」ことを「希望する」「どちらかといえば希望する」顧客対象)

《グラフ5-親世代(団塊世代)への質問》
希望する子世帯との住まい方とは、どの様なものですか?
『近居』として、「親子で同一マンション内(住戸は別)に住む」ことを、どう思いますか?
(「希望する子世帯との住まい方」として、「15分以内」「30分以内」の所を希望する顧客対象)

《グラフ6-子世代(団塊ジュニア世代)への質問》
希望する子世帯との住まい方とは、どの様なものですか?
『近居』として、「親子で同一マンション内(住戸は別)に住む」ことを、どう思いますか?
(「希望する親世帯との住まい方」として、「15分以内」「30分以内」の所を希望する顧客対象)

《グラフ7-親世代(団塊世代)への質問》
子世帯が住宅購入する際、資金援助しますか?

《グラフ8-子世代(団塊ジュニア世代)への質問》
住宅を購入する際、親からの資金援助はありますか?

《グラフ9-親世代(団塊世代)への質問》
資金援助は、どの程度お考えですか?
(※子世帯への「資金援助を考えている(資金援助した)」顧客対象)

《グラフ10-子世代(団塊ジュニア世代)への質問》
資金援助は、どの程度を予定していますか?
(※「資金援助があると思う(資金援助があった)」顧客対象)

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