2011年06月01日

長谷工コーポレーションと総合加工管メーカーであるジャパン・エンヂニアリングの2社が、共同開発した排水管の更新・更生工法『HAM-J工法(ハムジェイ工法)』について、財団法人日本建築センターの建設技術審査証明書(BCJ-審査証明-184)を取得しました。
本工法は、既設の排水立て管を新しい管と取り替える「更新工法」と、排水管内面を繊維補強樹脂等でライニングする「更生工法」を組み合わせたオリジナル工法で、居住性・経済性・施工性に優れています。
このたびの建設技術審査では、申請図書に関する審査や、繊維補強樹脂ライニングの試験施工などについての審査が行われ、「HAM-J工法」によりリフォームされた管の強度、繊維補強樹脂の厚み、継ぎ手の強度などの技術内容が証明されました。第三者機関からの評価が得られて「HAM-J工法」の信頼性が向上したことから、長谷工リフォーム別ウィンドウで開きますは、マンションの管理組合を中心に積極的に提案してまいります。

『HAM-J工法の主な特長』

  • 居住性
    断水時間は約8時間。大掛かりな機械・装置は不要で、従来の更新工法と比較して工期を1/2短縮可能。コンクリートスラブを壊さないため、更新工法と比較して騒音・振動を低減。
  • 経済性
    従来の更新工法のコストと比較して約20%(当社比)削減。
  • 施工性
    目視しながら作業が出来るため、施工品質を確保。適用する管も選ばずに幅広く対応。

    [『HAM-J工法』の施工風景]

『HAM-J工法』、「更新工法」「更生工法」の比較

築25年を過ぎたマンション(※1)では、排水管が閉塞したり排水管の腐食から漏水を生じる可能性があり、リフォームが必要となります。排水管のリフォームには、排水立て管を新しい管と取り替える「更新工法」と、既存の管を延命させる「更生工法」があります。当社は、更新工法と更生工法(※2)を組み合わせた第三の工法として『HAM-J工法』を2005年に開発しました。

  • ※1 2012年には約160万戸になると予測(国土交通省公表資料を長谷工総合研究所が集計)
  • ※2 更生工法には、既存の管を研磨、洗浄し、樹脂を内張り(繊維補強樹脂ライニング)する工法を採用

HAM-J工法の作業手順

※内部イメージ(断面)のブルーの部分が"繊維補強樹脂ライニング"の施工範囲

建設技術審査証明書

工事に関するお問い合せ

問合せ先:
長谷工リフォーム 営業推進部 石井
電話:
03-3457-1635
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