基本の餃子&羽根付き餃子の焼き方。パリっと焼くコツをプロが解説!
パリっと仕上がる基本の餃子や羽根付き餃子の焼き方をご紹介します。
基本の餃子&羽根付き餃子の焼き方。パリっと焼くコツをプロが解説!
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第88回は、「餃子の焼き方」です。失敗しない基本の餃子の焼き方と、パリパリの食感が楽しい羽根付き餃子の焼き方をご紹介します。
待て待て!!ただ強火で焼くだけじゃ、
皮がフライパンに焦げ付いてボロボロになっちまうぞ!
そ、そうか…
まず、基本の焼き方を教えるぞ!
次に、店で食べるような羽根付き餃子の焼き方を伝授するから、
気を抜かずについて来いよ~!
ありがとう!よーし、餃子を焼いて焼いて焼きまくるぞー!
基本の餃子の焼き方
餃子を焼く際に、皮がフライパンに付いたり、焼きムラができたりした経験はありませんか?餃子を焼く手順自体は簡単ですが、上手に焼くにはちょっとしたコツが必要です。餃子をパリッと美味しく焼く方法をご紹介します。
材料
- 包み終わった餃子
- 8~10個
- 熱湯
- 100ml程度
- サラダ油
- 適量
- ごま油
- 適量
手順
-
熱したフライパンに、薄くサラダ油を引きましょう。
フッ素加工のフライパンの場合は、油を引かずにそのまま使います。
- 30秒ほど置いて油が十分に温まったら、餃子をフライパンに並べます。
餃子を並べるのは、フライパンを十分に熱してから!
上手に餃子を焼くには、フライパンに餃子を並べるタイミングが重要だ!
餃子の皮は、フライパンをよく熱してから手早く並べよう。こうすることで、フライパンに皮が焦げ付くのを防ぐことができるぜ!
- 30秒~1分程度焼いたら、熱湯を上から流し入れます。
蒸し焼きにするときは熱湯で!
水分を加えて蒸し焼きにすることで、中までふっくら焼きあがるぞ。このときに大事なのが、水ではなくて熱湯を使うこと!水を注ぐとフライパンの温度が急激に下がって、ベチャっとした仕上がりになりやすくなる。
熱湯ならフライパンの温度が下がりづらく、すぐに水分が蒸発するので、きれいに仕上がるぞ!
-
フライパンに蓋をして、強火で熱湯が蒸発するまで蒸し焼きにします。
焼き時間の目安は、5分程度です。
- 熱湯が蒸発したら中火にして、ごま油を垂らします。焼き目が付くまで焼いたら完成です。
羽根付き餃子の作り方
基本の餃子の焼き方に慣れたら、よりパリッとした食感が楽しめる「羽根付き餃子」の焼き方に挑戦してみませんか?
ポイントは、薄力粉を混ぜた差し水を加えること!意外と簡単なので、ぜひお試しください。
材料
手順
- 薄力粉と水を混ぜて、差し水を作ります。
薄力粉と水を混ぜるときは順番に注意!
差し水に入れた薄力粉が、羽根付き餃子の羽根部分になるぞ。差し水を作るときは、薄力粉に少しずつ水を加えるようにするのがおすすめだぜ!水に薄力粉を加えると、ダマになりやすいんだ。
ちなみに、薄力粉の代わりに、片栗粉を加えて差し水を作る場合もあるぜ。薄力粉だとパリッとした軽い羽根に、片栗粉だとザクっとしたかための食感になるぞ!好みに合わせて、使い分けてみてくれ!
-
フライパンに適量のサラダ油を入れて、中火で熱します。
十分に温まったら餃子を円形に並べて、2分程度焼きましょう。
- 差し水を入れて蓋をし、中火で5分程度焼きます。水気が無くなり周りがパリッとしてきたら、蓋を外します。
- ごま油を鍋肌から回しかけます。羽根がこんがりと色付き、パリッとするまで焼きましょう。
- 焼きあがったら火を止めます。フライパンに蓋をするように大皿を被せて、ひっくり返したら完成です。
すご~い、こんがりきれいに焼けた!
見た目もきれいだし、中の具材のうまみがしっかり閉じ込められてるな!
ぎょうざおいし~!
羽根付き餃子もパリパリで、ビールとの相性バツグンだよ!
やった!これで今度の餃子パーティーは成功間違いなしね♪
いっぱい作って、食べまくるぞ~!
用語解説
- 鍋肌とは
- 鍋の内側の側面のこと。「鍋肌から回しかける」というのは、内側の側面をつたわせて流し入れるということを指す。
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。