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あなたの備えは大丈夫?
防災のプロに学ぶ「地震対策」最新情報

あなたの備えは大丈夫?防災のプロに学ぶ「地震対策」最新情報

日々の忙しさに紛れて、ついつい後回しになりがちな「地震対策」。
ですが「天災は忘れたころにやってくる」といわれています。各地で地震が頻発している今こそ、本腰を入れて防災対策をしてみませんか。
今回は防災アドバイザーとして活躍中の髙荷智也さんに「マンションの地震対策」についてお聞きしてみました!「なるほど!」と思える「マンションならでは」の対策ポイントや工夫が満載ですので、ぜひご覧ください。

防災アドバイザーの私が伝授します!髙荷智也さん

地震発生時には「揺れを乗り切る」準備を!

髙荷さんによると「古い一軒家などと違い、耐震対策がされているマンションは倒壊の可能性は低いです。発生時は身を低くして(転倒を防ぐため)揺れが収まるのを待つのが基本」とのこと。家具の転倒の恐れがない場所で揺れをやり過ごしましょう。

家具転倒の危険がない安全ゾーンを確保して!

【ご自宅のどの部屋で家具の転倒防止対策をしていますか?】※複数回答可、回答者数(5,859名)に対する割合 対策している部屋はない40% リビング22% 寝室19% 全ての部屋18% ダイニング・キッチン17% 子ども部屋4% 上記以外の部屋3%

いま暮らアンケートによると、何と4割の人が「対策している部屋はない」とのこと。家具転倒をはじめ強い地震によって自宅にあるものが人にぶつかってくるという危険性についても考えておく必要があります。倒れるものやぶつかるものが何もない「安全ゾーン(廊下など)」を作っておきましょう。

家具転倒防止の考え方は❶倒れる家具・家電を置かない❷転倒しても被害がない置き方をする❸どちらも難しければ固定するの順番です!

消火器は「火にまかれない」「すぐに取り出せる」場所に用意を!

マンションの場合、揺れよりも怖いのは「地震後の火災」住居が密接している分、火災が生じるとマンション全体が危険にさらされてしまいます。初期消火を万全にするため、ぜひ消火器の用意を。キッチンの出入口付近やリビングなど「火にまかれず、とっさに取り出しやすい所」に置いておくとよいそうです。

最低3日。できれば7日分の備蓄品の確保を!

【停電や断水が復旧せずものも買えない場合、自宅の防災用品や備蓄品であなたやあなたのご家族は何日くらい生活できると思いますか?】2~3日くらいは生活できそう46%(2,703人) 4日~7日くらいは生活できそう27%(1,554人) 1週間以上でも生活できそう9%(544人) 備蓄品がほとんどないので、1日も持たなさそう4%(231人) 全く想像ができない3%(196人) 1日くらいは生活できそう11%(631人)

地震を乗り越えたとして、次に始まるのは避難生活です。
みなさんに「自宅の防災用品や備蓄品で何日くらい生活できると思いますか?」とお聞きしたところ、上記の結果に。大半の人が「数日間くらいは大丈夫そう」と認識していることが分かりました。

地震後は「在宅避難」が基本!物流やインフラが復活するまでの「1週間」を乗り越えましょう!

おすすめ備蓄品は「備蓄トイレ」「カセットコンロ」「ポータブル電源」

アンケートで用意している備蓄品についてお伺いしたところ、「食料・飲料水」と「電池・懐中電灯」をほとんどの人が選択。「備蓄トイレ」と「カセットコンロ・ボンベ」は半数にとどまりました。
ほかには「災害時は電子決済できなさそうなので現金」や「ペット用品」などのお答えも目立ちました。

令和の「防災3種の神器」は「備蓄トイレ」「カセットコンロ」「ポータブル電源」です!ライフラインが停止した場合の備えをしておきましょう。

特にトイレは生活レベルの維持には必須。「備蓄トイレ」はビニールに入れた凝固剤を自宅のトイレにセットするもの。使用後は燃えるゴミとして捨てることができます。地震直後はすぐに捨てられないこともあるので、匂いを防ぐ「脱臭袋」などもあるとよいですね!マンションの場合、「停電=断水」となるので、水や食料と同じ期間分の備蓄トイレも用意しておきましょう。

長谷工では各種災害用トイレをお得にご提供。この機会にぜひお試しください。

お住まいのマンションの構造を知っていますか?

いま暮らアンケートで「お住まいのマンションの構造」についてお聞きしたところ、「知らない」と答えた人が4割という結果に…。マンションはさまざまな耐震構造を研究して造られています。もちろん、長谷工のマンションでも各種の免震、制震技術を駆使して建物の安全を確保しています。
耐震や免震技術についての取り組みを紹介している「長谷工技術研究所」のページをこの機会にぜひのぞいてみてくださいね。

ここから、私がみなさんの疑問に答えていきますよ!
地震発生時はどこにいるのが安全? 家の中に家具の転倒・荷物の落下・ガラスの飛散の危険などがない「安全ゾーン」を作っておくとよいでしょう。難しければ廊下などでも。
緊急地震速報が出たときはどうすればよいですか? 大きく揺れている間は実際には何もできないことがほとんど。だからこそ、速報から地震までの数秒間で、危険のない場所へ脱出することが重要です。前述した「安全ゾーン」にすぐに逃げて身を低くするようお子さまなどとも避難訓練をしておきましょう。
スマホが使用できないときの情報収集の仕方にはどのようなものがありますか? 停電で携帯電波がダウンする状況では、ラジオや車のワンセグテレビを使用して情報収集を。どうしてもインターネット接続したい場合は、スターリンクアンテナをポータブル電源で動かせばWi-Fiを使用することもできます。自宅や職場にラジオを準備し、どの場所でラジオ電波が入るかを確認しておきましょう。
地震発生後、SNSでの情報取得について注意することはありますか? SNSで得た情報を、検索エンジンなどで再「検索」して真偽を確かめてください。特に「偽の救助要請」などのデマを広めないことも重要です。
冬の避難生活のために備えておいたほうがよいものはありますか? 冬に停電が生じた場合は凍死につながる恐れがあるので、電気を使わない暖房器具が必要です。日頃から灯油ストーブを使っている場合は、予備のストーブをしまっておくのがよいです。使っていない場合は、カセットガスストーブと予備のボンベを準備するのが簡単です。
防災グッズを置いておく場所と、中身を見直すタイミングについて教えてください。 素早く自宅を出るため玄関や廊下など、すぐに取り出せる所に置いてください。季節用品を入れ替えるタイミングに見直すと効率的です。特に季節ものを入れない場合は、防災に関する話題が増える時期(3月と9月)でもよいです。
髙荷 智也(たかに ともや)さん 合同会社ソナエルワークス 代表社員 備え・防災アドバイザー BCP策定アドバイザー 「自分と家族が死なないための防災」をテーマに、地震・水害・パンデミックなどの自然災害から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅い防災を分かりやすく伝える活動に従事。防災系YouTuber・Voicyパーソナリティとしても活躍中。
なお、「外出時に常に持ち歩く(携帯すべき)最低限のものは何?」とお伺いしたところ、「人や状況によっても変わりますが、4つのアイテム(雨具、LEDライト、笛、モバイルバッテリー)をおすすめします。『持っていることで命を守る可能性が上がる』アイテムを優先することです」とのアドバイスをいただきました!髙荷さんのアドバイスを参考にポイントを押さえた地震対策を考えてみませんか??

アンケート概要

回答期間:
2025年1月8日(水)~1月15日(水)
回答者数:
計5,859名
対象者 :
長谷工IDをお持ちで、現在マンションにお住まいで、「自身の防災対策(地震)」に関心がある方