あなたとあなたのマンションの
地震対策を教えて!
いつ、どこで、誰の身にも起こり得る地震災害。私たちの身を守る防災について今一度考えてみませんか。
地震が起こると気になるのが家族の安否。去年行なったアンケートでは「連絡手段を決めていない」人は72%と心配な結果となりましたが、今回は58%と大幅減。内訳を見ても「連絡手段は決めている」が4%から10%に、「集合場所は決めている」が19%から23%にアップ。「手段・場所ともに決めている」は5%から9%と、ほぼ倍増。防災意識の高まりを感じる結果となりました。
災害備蓄品の点検についてお聞きしたところ、「たまに行なっている」が前回と同じで最も多く(37%)、「定期的に行なっている」(15%)と合わせると、約半数の方が点検を行なっていました。一方で、点検していなかったり、そもそも備蓄をしていなかったりする人も前回同様半数近くを占めました。
では備蓄している人はどのようなものを用意しているのでしょうか?最も多かったのは「食料・飲料水」、「懐中電灯」で、7割以上の人が備蓄していると回答されました。ちなみに防災士の方によると、懐中電灯などは複数用意して家のさまざまなところに置いておくのがおすすめだそうです。
また、約半数の人が用意している「ラジオ」は、「正しい情報を入手する方法」としても最も多く選ばれました。昨今はインターネット情報の見極めが難しくなっていることもあり、災害時の情報源として注目されているようです。
「マンションの自主防災組織に期待すること」をお聞きしたところ、一番多かったのは「食料や飲料水の提供」(63%)で、「情報提供」(52%)、「避難時の誘導」(40%)と続きました。
しかし実は、物資の調達は個々のご家庭でまかなうことが推奨されていることをご存じでしょうか。多くの住民を抱えるマンションでは、自主防災組織でできることは限られており、避難時には「自助」と「共助」のバランスが求められます。「食料や飲料水の調達」や「安否確認のルール決め」は「自助」に、「情報の提供」や「避難誘導」は「共助」にあたります。
こうしたマンション防災については、以下のサイトで詳しく紹介していますので、ぜひご一読を!
お金の面での「自助」といえば、やはり保険。地震保険には半数以上(62%)の人が加入していました。地震などの自然災害は一般の保険ではカバーされないため、家具や家財、火事の保険に組み合わせて加入する必要があります。長谷工ではマンションライフに対応した保険商品などもご紹介していますので、チェックしてみてください。
災害が起きた際に円滑に「共助」を実施するためには、平時からの備えが大切です。ところが、お住まいのマンションでの防災・避難訓練やセミナーの実施状況をお聞きしたところ、27%の人が「分からない」と回答、実施しているマンションでも31%の人が「一度も参加したことがない」という、ちょっと残念な結果となりました。
一方で、参加者のうち「とても参考になった」、「少し参考になった」を合わせると「参考になった」という人は8割以上。積極的に参加して、いざというときにどんな支援が受けられるのか、自身はどう動くべきなのかということを確認しておくと安心ですね。
一戸建てに比べて倒壊や損壊のリスクが低いマンションでは在宅避難が基本です。プライバシーが確保できる、環境が変わることへのストレスを軽減できるといった利点があります。
ではどのように準備すればよいのでしょうか。ポイントは「住める環境」「必要品」「安全」の確保です。具体的には部屋への被害を少なくするために家具の転倒やガラスの飛散を防止する、1週間分ほどの食料などを備蓄する、安全のための正確な情報を得られるようにしておく、などの備えが必要です。
アンケート概要
- 回答期間:
- 2024年1月24日(水)~1月31日(水)
- 回答者数:
- 計3,268名
- 対象者 :
- 長谷工IDをお持ちで、マンションにお住まいの方。自身と自治で家族の安全と命を守りたいと思う方