これで完璧!簡単&キレイな野菜の皮むき方法
だいこんやさつまいもなど、包丁を使った、野菜の皮むき方法を動画でご紹介します。
これで完璧!簡単&キレイな野菜の皮むき方法
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第3回は、「野菜の皮むき方法」です。ピーラーがあるので、ほとんどの野菜はピーラーでむけばよいのですが、野菜によっては包丁を使ったほうがよいものも。基本の皮むき方法とコツをご紹介します。
ミエさん、ミニレッスンへようこそ!
今日は、野菜の皮むき方法ですよ
え、野菜の皮ってピーラーでむけばよいんじゃないですか?
そうですね、ほとんどの野菜はピーラーでも大丈夫ですが、
大根やさつまいもなど、
調理方法によっては包丁で厚めに皮をむいた方がよい野菜もあるんですよ
そうなんですね
野菜の皮を包丁でむくのって、ちょっと怖いなぁ
むきやすくするコツも紹介しますね
慌てずにゆっくりやっていきましょう
野菜の皮むき方法
食べたら美味しい野菜ですが、野菜の皮むきは面倒だな〜、と感じる人も多いのではないでしょうか?野菜の皮むきが苦手な人も、コツを覚えてしまえば、簡単に皮むきができるようになります。
野菜には、包丁を使って皮むきをした方がよいものと、ピーラーで大丈夫なものがあります。
大根やさつまいもは、皮を厚くむいた方がよい野菜ですから、包丁がおすすめです。
それでは、包丁とピーラー、それぞれを使った皮むきのコツをお伝えしましょう。
包丁を使った基本の皮むきの方法とは?
- 大根の皮のむき方
大根は、皮の近くは繊維質が多いため、厚めにむきましょう。
皮の内側にうっすらと境目が見えるので、その境目を目印にむいていきましょう。
- あまり角度を付けずに包丁の刃を当てて、ゆっくりと包丁を滑らすように動かします。包丁を持つ手の親指で、皮を挟むようにし、むき進めていきます。
- 大根をゆっくりとまわしながら、むいていきます。
- さつまいもの皮のむき方
さつまいもの皮の近くは、アクが強いため、厚めにむいていきましょう。
- 料理に合わせて、短く切ってからむくと、むきやすくなります。
ピーラーを使った皮むきの方法とは?
ピーラーは、野菜や果物を簡単に手早くむくことができる皮むき器。お料理の下準備がとても早くなる便利な調理器具です。
なすの皮は、包丁ではなかなかむけませんが、ピーラーで簡単にむくことができます。
また、野菜は手に持たず、まな板の上にのせてピーラーを使うことがコツ。より楽に素早くむくことができますよ。じゃがいものように丸い形の野菜や、凹凸が多い野菜の場合は逆にむきづらくなるので、手に持ってむきましょう。
●なすの皮むき
- 最初に包丁でなすのヘタを切ります。
- なすを手に持ち、ヘタの切断面にピーラーの刃を入れて、むいていきます。
●にんじんの皮むき
- にんじんは、まな板の上に横向きにのせます。
- にんじんを手で押さえ、力を入れずにピーラーを横に動かします。こうすると、均等に皮が薄くむけます。
●じゃがいもの皮むき
皮をむいたじゃがいもの保存方法
皮をむいたじゃがいもを使わずに放っておくと、アミノ酸やポリフェノール色素が酸化して、ピンクや亜褐色、茶色や紫色、黒色へ変色していきます。
変色したじゃがいもを食べても害はありませんが、それでお料理をしたら見栄えが損なわれますよね。
余ってしまった、皮をむいたじゃがいもは、水の入った容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。じゃがいもはすっぽり水に隠れるようにしてください。
冷蔵庫に保存すれば3〜4日は保存できますが、徐々に栄養素が溶け出し、味も落ちてしまいます。ですので、できるだけ当日中に調理することをおすすめします。
簡単に皮むきできる便利グッズをご紹介!
野菜の皮むきに便利な器具は、ピーラーだけではありません。野菜の皮むき専用の手袋、スポンジ、自動皮むき器などの便利グッズを使うと、素早く下ごしらえすることができます。
●皮むき手袋
たくさんの突起がついたグローブをはめてこするだけ。野菜の皮がスムーズに、薄くむけるのが特徴です。じゃがいもやにんじんなどの皮むきにおすすめ。
●皮むきスポンジ
こするだけで皮がむけるスポンジも市販されています。いも類、にんじん、生姜、ごぼうなどの野菜の皮が簡単にむける便利グッズです。
●自動皮むき器
自動で大根、じゃがいも、にんじん、りんごやレモン・キウイなどの皮をむいてくれる皮むき器。面倒な皮むきがアッという間にできます。
ふぅ~何とか大根の皮がむけた!
大根とさつまいも以外にも、包丁でむいた方がよい野菜はありますか?
そうですねー
調理方法にもよりますが、里芋も包丁でむくとよいかもしれませんね
ピーラーだと刃と刃の間に皮が引っ掛かりやすくなるので、
包丁の方がスムーズです
そうなんですね!
今日のレッスンを忘れないように
早速、帰りに大根を買って練習します!
買い過ぎないように、気を付けてくださいね~
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●野菜の下ごしらえ&保存方法まとめ
●第2話 塩麹ぶり大根
●第5話 じゃがいもといんげんのペースト&ハムのケークサレ
監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。