2024年 東京23区オフィスニーズに関する調査

2025年02月06日 / 『CRI』2025年2月号掲載

CRI'S FOCUS

目次
  1. <調査概要>
  2. <調査結果>

森ビルでは主に東京23区に本社がある企業上位約1万社を対象に今後のオフィスの新規賃借予定等についてアンケートを実施した。
今月はその結果について紹介する。

<調査概要>

対象企業数:10,868社(森ビルテナントを除く)
有効回答数:2,073社(回答率19.1%)
調査期間:2024年9月2日~9月30日

<調査結果>

■新規賃借予定のある企業は25%で、コロナ禍以前の2019年以来同比率で推移。
■2020年にはオフィスの拡大を縮小が上回ったが2021年以降、拡大が縮小を上回り、2024年には半数以上が拡大を検討(図1)

■新規賃借する理由は、「賃料の安いビルに移りたい」「働き方の変化に応じたワークプレイスの変更」などの縮小に向かう理由から、「立地の良いビルに移りたい」「新部署設置、業容・人員拡大」「設備グレードの高いビルに移りたい」など、成長を見据えたビルやビルグレードのアップを望む声が聞かれた(図2)

■新規賃借を希望するエリアは「日本橋」「丸の内」「大手町」「虎ノ門」「新橋」など、大規模な再開発事業が集積する地区が多く、オフィスだけでなく駅や道路のインフラ整備やマンション建設による職住近接による街としての魅力度向上への期待感が感じられる(図3)