じゃがいものゆで方。ゆで時間の目安とコツをご紹介
じゃがいものゆで方や美味しくゆでるコツを動画でご紹介します。
じゃがいものゆで方。ゆで時間の目安とコツをご紹介
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第120回は、「じゃがいものゆで方」です。さまざまな料理に使われるじゃがいもですが、正しい方法でゆでることでより美味しく食べることができます。今回は基本のじゃがいものゆで方と、人気のレシピをご紹介します。
わ〜!じゃがいも、い〜っぱい!
おばあちゃんからたくさんじゃがいもが送られてきたの。ポテトサラダにじゃがバターに…
コウちゃんの好きなメニューがたくさん作れるね〜
お、うまそうなじゃがいもだな!
そうだ、ミエ!じゃがいもを美味しく食べたいなら、基本のゆで方をおさらいしてみないか?
フラッキー、大丈夫よ。じゃがいもなら私だって、ちゃんとゆでられるよ!
とりあえず火が通ればOKでしょ?
甘いな〜!じゃがいもはゆで方次第でグンと美味しくなるんだ!
じゃがいもが美味しくなる、ゆで方のコツを教えてやるぜ!
基本のじゃがいものゆで方
肉じゃが、カレー、コロッケなど、定番メニューに欠かせない食材・じゃがいも。じゃがいものゆで方には、丸ごとゆでてから皮をむく方法と、先に皮をむき、切ってからゆでる方法があります。
より美味しく食べたい場合は、皮付きでゆでるのがおすすめです。皮付きでゆでると、水っぽさが抑えられて、よりホクホクした食感を楽しめます。短時間で調理したい場合は、皮をむいて、切ってからゆでましょう。短い時間で火が通るので、時短になりますよ。今回は、両方のゆで方をご紹介します!
丸ごと皮付きでゆでる場合の手順
- じゃがいもはきれいに水洗いして、芽を取っておきます。
皮をむきやすくしたい場合は、切れ目を入れておこう!
-
鍋にじゃがいもとかぶる程度の水を入れて、中火で熱します。
中火で熱して沸騰したら、弱めの中火にして20分程度加熱しましょう。
じゃがいもを水からゆでる理由は?
じゃがいもをきれいにゆでるには、水に入れて加熱するということを忘れずにな!
- 竹串を刺してスッと通るようになったら、ゆで上がりです。
- ざるにあげて、キッチンペーパーに包んだ状態で皮をむきます。
- 完成!
皮をむいてゆでる場合の手順
- じゃがいもは皮をむいて、好みの大きさに切っておきます。
- 5分程度水にさらしておきます。
-
鍋にじゃがいもとかぶる程度の水を入れて、中火で熱します。
中火で熱して沸騰したら、弱めの中火にして10分程度加熱しましょう。
- 竹串を刺してスッと通るようになったら、ゆで上がりです。
- お湯を捨てて、再び中火にかけて鍋を揺すり、水分を飛ばします。
水分をしっかり飛ばしたいなら、軽く粉ふきの状態にする!
- 完成!
電子レンジで皮付きのじゃがいもを加熱する場合は?
「皮付きのじゃがいもをとにかく時短で調理したい!」というときは、電子レンジで加熱する方法がおすすめです。少ない個数であれば、電子レンジを使って短時間で加熱することができます。
まず、皮付きのじゃがいもをラップで包み、600Wに設定した電子レンジで1分30秒程度加熱しましょう。裏返して再び1分30秒程度加熱すれば、完了です。2個加熱する際は、表裏合わせて5〜6分程度加熱してください。加熱後はやけどに注意して、粗熱が取れてから皮をむいてくださいね。キッチンペーパーに包んだ状態だとツルッと皮がむけますよ。
大量のじゃがいもを加熱したい場合は、電子レンジだと余計に時間がかかってしまう可能性があるので、鍋でゆでる方法がおすすめです。
ゆでたじゃがいもの保存方法
加熱したじゃがいもは、そのまま冷凍すると食感や風味が変わってしまいます。つぶしてマッシュポテトにしてから冷凍保存しましょう。じゃがいもが完全に冷めたら、ラップで包んで小分けにします。小分けにした状態で何個かファスナー付き保存袋にまとめて、冷凍してください。
保存期間の目安は、約1ヵ月です。
ゆでたじゃがいもを使った人気レシピ
じゃがいもが美味しくゆで上がったら、さっそく人気のレシピを作ってみましょう。小さな子どもから大人まで夢中になる、じゃがいも料理のレシピをご紹介します。
ポテトフライ
あらかじめじゃがいもをゆでておけば、ポテトフライも簡単に作れます。まず、皮付きのまま丸ごと水からゆでます。竹串がすっと通るくらいになったら、しっかりと水気を切り、粗熱をとってくし形切りにします。180度の油で4分程度揚げたら、ホクホクのポテトフライの完成です。
ポテトサラダ
ゆでたじゃがいもをボウルに入れ、軽くつぶします。マヨネーズ、プレーンヨーグルト、塩、粗びきこしょうで味付けすれば、シンプルなポテトサラダのできあがり。お好みでハムやきゅうり、にんじんを入れるのもおすすめです。お弁当や、もう一品おかずが欲しいときに最適なメニューですよ。
じゃがバター
バターの塩気がやみつきになるじゃがバターは、お酒のおつまみにもぴったり。ホクホクした食感がポイントなので、じゃがいもは皮付きでゆでましょう。表面を十字に切って、塩とバター、お好みでパセリをかけてください。チーズや明太子をかけるアレンジもおすすめです。
じゃがばたー、おいもがほくほくして、おいしいねー
ポテトサラダも箸が止まらないよ!
じゃがいもって、本当にゆで方次第で美味しさが変わるのね。フラッキー、ありがとう
じゃがいもは色んな料理に使う食材だからな。美味しくゆでられれば、料理のレベルもアップするぜ!
本当ね♪じゃがいものゆで方もマスターしたし、今度はホクホクのコロッケに挑戦しようっと!
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監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。