そら豆のゆで方。下ごしらえと美味しいゆで方のコツを解説!
そら豆を美味しく彩りよく仕上げる、下ごしらえの方法やゆで方のコツをご紹介します。
そら豆のゆで方。下ごしらえと美味しいゆで方のコツを解説!
「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第129回は、「そら豆のゆで方」です。そら豆の下ごしらえの方法と、そら豆の栄養を逃さず彩りよく仕上げる、ゆで方のコツをご紹介します。
おまめ、おおきい~
大きいでしょー?そら豆っていうんだよ!このお豆はね、美味しくて栄養もたっぷりなの
こうちゃん、たべた~い!
そうだ、豆ごはん作ってあげる!でも、ゆですぎちゃうことがあるんだよな~
俺が美味しくゆでるコツを教えてやるよ!
本当!?フラッキー!そのコツ教えてー!
そら豆のゆで方
ゆでるだけで美味しいそら豆。大粒なので、料理に使っても味と見た目のアクセントになりますよ。
そら豆はゆでる前に下ごしらえをして、塩の分量とゆで時間をしっかり守れば、誰でも簡単に美味しくゆでることができます。今回は、そら豆を美味しく仕上げるゆで方のコツをご紹介します。
材料
- そら豆(さや付き)
- 400〜500g
- 塩
- ゆでる水に対して2%程度の分量
(水4カップで大さじ1程度)
手順
- さやの太い筋を上から押して割ります。割れ目に爪を入れて、左右に開いて豆を取り出しましょう。
- 豆の黒い部分の反対側に、浅く切り込みを入れます。
豆に切り込みを入れると味が染みやすくなる!
- 鍋やフライパンに湯を沸かして、塩を入れます。
臭いを取りたい場合は酒を入れよう!
- 豆を入れて3分程度ゆでましょう。
1つ食べてかたさを確認しよう!
- 好みのかたさにゆで上がったら、火を止めてざるにあげます。
- 粗熱が取れたら、薄皮をむいて完成です。
電子レンジを使ったゆで方
忙しいときや少量だけ使いたいときは、電子レンジでもゆでられます。
ゆで方は簡単です。まず下ごしらえしたそら豆を、水で軽く濡らしておきます。耐熱の容器に入れて、電子レンジで加熱しましょう。加熱時間は、600Wなら1分半~2分、500Wなら2分半~3分程度が目安です。ゆで上がったら、塩を振りかけて食べましょう。
ゆでたそら豆の保存方法
ゆでたそら豆は、ファスナー付き保存袋に入れて冷凍するのがおすすめ。保存期間の目安は、約1ヵ月です。解凍するときは、冷蔵庫に半日入れておくか、電子レンジで加熱して解凍しましょう。加熱時間の目安は、100gで1分程度(600Wに設定した電子レンジの場合)です。すぐに解凍できるので、様子を見ながら時間を調整してください。
そら豆を使った人気のアレンジレシピ
ゆでたそら豆を使った、人気のアレンジレシピをご紹介しましょう。
そら豆の豆ごはん
そら豆の美味しさをそのまま味わえるシンプルな豆ごはんは、食卓に彩りを添えてくれます。
まず、炊飯器に洗った米、水、酒、塩を入れて炊きます。炊き上がったら、ゆでて皮をむいたそら豆を加えて、全体をさっくりと混ぜましょう。器に盛って、ごまを振りかけたら完成です。
そら豆のサラダ
そら豆の緑が引き立つ、見た目も美しいサラダです。ゆでて薄皮をむいたそら豆と、スライスした玉ねぎ、レタス、食べやすい大きさに切ったロースハム、角切りにしたゆで卵などをざっくりと混ぜ合わせます。お好みのドレッシングをかけたらできあがり!シーザードレッシングがおすすめです。
そら豆の味噌汁
味噌汁の具材に困ったら、そら豆を使う手もありますよ。
まず、基本の手順で味噌汁を作ります。煮立つ直前で火を止めて、お椀に注いでから、ゆでて薄皮をむいたそら豆を加えて完成です。お好みで、ほかの野菜や車麩などを加えても美味しく仕上がりますよ。
緑鮮やかにゆで上がって、すごく美味しそうにできた~!
ちゃんと切り込みを入れたり、時間を測ったりして作ったから美味しく仕上がったんだ!よくやったぞ、ミエ!
このそら豆、かたさも塩味も絶妙で、ビールがすすんじゃうな~
おまめごはん、おいしい~!
フラッキー、ありがとう!
いろいろな料理に使えそうだから、たくさんゆでて冷凍しておこうっと♪
監修
森崎 繭香
お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/
料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。