
花粉・ハウスダスト対策
すぐできる5つのことをプロが伝授!

くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉やハウスダストが引き起こすアレルギー症状って、本当につらいですよね。今回はみなさんのアレルギー症状や対策などを聞いてみました。さらに、お掃除プロの本橋ひろえ先生に効果的な対策方法を伝授していただきました!


私も同じ!と共感する人が多いのでは?これは、空気中に浮遊する花粉やハウスダストのアレルゲンが、鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応。体内に侵入しようとした外敵を追い出そうとしている免疫反応なのですが、過剰に反応すると身体を苦しめるアレルギーを引き起こしてしまうというわけです。


花粉やハウスダストによるアレルギー症状が出ると、ティッシュの消費量が凄まじく増えますし、治療代・薬代、さらには目薬やマスクなども必要になり、出費がかさみます。対策のための年間出費金額(家族1人あたり)を聞いたところ、上記の結果に。症状がひどい人は治療代・薬代だけでなく、高品質のマスクや特殊な掃除用品など、費用が増える傾向にあるようです。



花粉やハウスダストによる健康被害が最もひどくなる時期は、「春」と答えた人がダントツ。やはりスギ、ヒノキなどの花粉が大量に飛散する時期に、苦しい思いをしているようです。「秋」、「冬」も見逃せません。秋にはブタクサやヨモギなどの草花が花粉を放出し、冬にはイネ科植物がアレルギーの原因となることも……。また、秋から冬にかけては室内で過ごす時間が増えるため、ハウスダストによるダニアレルギーが悪化しやすくなります。

みなさんが効果的だと感じているセルフ対策のトップは「マスクの着用」。「薬(市販薬・処方薬)」、「空気清浄機」と答えた人も多数いました。そのほかの対策としては…?


花粉・ハウスダストを防ぐためのオススメ対策を、お掃除プロの本橋ひろえ先生に教えてもらいました。善は急げ!今すぐ始めましょう。

室内の空気中に花粉やハウスダストが浮遊しているとアレルギーの原因になるので、まずはきれいな空気環境を保ちましょう。花粉の季節は花粉の飛散量が少ない夜間に2方向の窓を開けて通風する、あるいは換気扇を回しながら1か所の窓を開けて換気をします。時間はいずれも10分程度。花粉が飛散する日中は外気を入れず、空気清浄機などを使用するといいでしょう。また、ハウスダストの原因となるカビやダニは、1日4~5回窓を開けて通気を確保することで繁殖を予防できます。


ハウスダストアレルギーを防ぐには、ダニやカビの温床となるほこりをためないのが一番。毎日のお掃除を徹底しましょう。湿度や温度の高い季節は、繁殖予防のための除菌も有効です。ほこりを除去した後、特にダニの発生しやすい畳、カーペットはアルコール水で拭き掃除をするといいでしょう。


洗濯物を外干しすると花粉が付いてしまうので、花粉シーズンは室内干しにしましょう。また、カビ、ダニは「温度」「湿度」、そして栄養源となる「汚れ」がそろうと繁殖するので、汚れを落として素早く乾かし、湿った状態を長時間作らないことが対策となります。衣類の皮脂汚れをしっかり落とすには、洗濯にお湯を使い、脱水後はすぐに干すこと!洗濯槽を清潔に保つことも大切です。


布製品には水で濡らすと繊維が傷むために、家庭での洗濯が禁止されているものがあります。その場合、ドライクリーニングに出すか、ブラシをかけるくらいしか手入れの方法がなく、花粉やカビ、ダニ、皮脂汚れなどが付いても洗って落とすことができません。清潔に使いたいものは「水洗い可能」な繊維の衣類や布製品を選びましょう。洗濯機で洗えるのか、手洗いの手間が必要なのかの確認もお忘れなく。洗濯タグで確認してくださいね。

静電気の起きやすい衣類を着て外出すると、花粉を含むほこりを吸い寄せ、大量の花粉を浴びてしまいます。寝具も同様で、帯電しやすい繊維は、花粉やハウスダストを含むほこりが舞い落ちる際に吸い寄せてしまい、就寝中にほこりを吸う状況になってしまいます。花粉の季節は、静電気が発生しにくい綿や麻、絹の衣類、カビやダニの繁殖しやすい梅雨時季~秋は乾きやすい麻や絹の衣類がオススメです。




アンケート概要
- 回答期間:
- 2025年1月8日(水)~1月15日(水)
- 回答者数:
- 計4,523名
- 対象者 :
- 長谷工IDをお持ちで、現在マンションにお住まいで、「花粉」や「ハウスダスト」による被害にお悩みの方