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花粉・ハウスダスト対策
すぐできる5つのことをプロが伝授!

花粉・ハウスダスト対策 すぐできる5つのことをプロが伝授!

くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉やハウスダストが引き起こすアレルギー症状って、本当につらいですよね。今回はみなさんのアレルギー症状や対策などを聞いてみました。さらに、お掃除プロの本橋ひろえ先生に効果的な対策方法を伝授していただきました!

81%が「鼻水・鼻づまり」に困っていた

【花粉やハウスダストによる主な症状は?】※複数回答可、回答者数(4,523名)に対する割合 鼻水・鼻づまり81% 目のかゆみ・充血64% くしゃみ62% 喉のかゆみ・違和感18% 肌荒れ・湿疹18% 咳15% その他6%

私も同じ!と共感する人が多いのでは?これは、空気中に浮遊する花粉やハウスダストのアレルゲンが、鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応。体内に侵入しようとした外敵を追い出そうとしている免疫反応なのですが、過剰に反応すると身体を苦しめるアレルギーを引き起こしてしまうというわけです。

年間で10万円以上を対策費用として支出している人も

【あなたの家族1人あたり、「花粉やハウスダストアレルギー」による症状改善のために、1年間でどのくらいの出費(治療代・薬代・ティッシュ、目薬やマスクなど)がかかっていると思いますか?】 1万円未満43%(1,924人) 1万円~3万円くらい25%(1,144人) 出費はほとんどない18%(813人) 3万円~5万円くらい9%(395人) 5万円~10万円くらい3%(156人) 10万円以上2%(91人)

花粉やハウスダストによるアレルギー症状が出ると、ティッシュの消費量が凄まじく増えますし、治療代・薬代、さらには目薬やマスクなども必要になり、出費がかさみます。対策のための年間出費金額(家族1人あたり)を聞いたところ、上記の結果に。症状がひどい人は治療代・薬代だけでなく、高品質のマスクや特殊な掃除用品など、費用が増える傾向にあるようです。

けっこう費用をかけているのね!

被害がひどくなるのは「春」がダントツ

【花粉やハウスダストの被害が最もひどくなる時期を教えてください】春(3月~5月ごろ)75%(3,378人) 通年12%(554人) 冬(12月~2月ごろ)7%(339人) 秋(9月~11月ごろ)4%(173人) 夏(6月~8月ごろ)2%(79人)

花粉やハウスダストによる健康被害が最もひどくなる時期は、「春」と答えた人がダントツ。やはりスギ、ヒノキなどの花粉が大量に飛散する時期に、苦しい思いをしているようです。「秋」、「冬」も見逃せません。秋にはブタクサやヨモギなどの草花が花粉を放出し、冬にはイネ科植物がアレルギーの原因となることも……。また、秋から冬にかけては室内で過ごす時間が増えるため、ハウスダストによるダニアレルギーが悪化しやすくなります。

最低3日。できれば7日分の備蓄品の確保を!

みなさんが効果的だと感じているセルフ対策のトップは「マスクの着用」。「薬(市販薬・処方薬)」、「空気清浄機」と答えた人も多数いました。そのほかの対策としては…?

「空気洗浄機を使用し、洗濯物は室内干しにしています」 お掃除ロボットでこまめに掃除をするようになって症状が改善! 掃除機をかけた後にウエットタイプのシートで床を拭きます 一日に何回もうがいをするのが一番の対処法! エアコンは使い始めにほこりが出るので、事前にクリーニングを頼みました
〜お掃除プロの本橋ひろえ先生に聞く〜花粉・ハウスダストを防ぐ5つの対策

花粉・ハウスダストを防ぐためのオススメ対策を、お掃除プロの本橋ひろえ先生に教えてもらいました。善は急げ!今すぐ始めましょう。

換気の工夫で空気をきれいに

室内の空気中に花粉やハウスダストが浮遊しているとアレルギーの原因になるので、まずはきれいな空気環境を保ちましょう。花粉の季節は花粉の飛散量が少ない夜間に2方向の窓を開けて通風する、あるいは換気扇を回しながら1か所の窓を開けて換気をします。時間はいずれも10分程度。花粉が飛散する日中は外気を入れず、空気清浄機などを使用するといいでしょう。また、ハウスダストの原因となるカビやダニは、1日4~5回窓を開けて通気を確保することで繁殖を予防できます。

換気扇や換気口の汚れもチェック!
毎日のお掃除を怠りなく

ハウスダストアレルギーを防ぐには、ダニやカビの温床となるほこりをためないのが一番。毎日のお掃除を徹底しましょう。湿度や温度の高い季節は、繁殖予防のための除菌も有効です。ほこりを除去した後、特にダニの発生しやすい畳、カーペットはアルコール水で拭き掃除をするといいでしょう。

空気中を浮遊するほこりは、人が活動すると舞い上がり、寝ている間に低い場所へと落ちてきます。いきなり掃除機をかけると、寝ている間に床や家具に降り積もったほこりを再び舞い上げてしまうので、まずは朝一番に拭き掃除をしてから、掃除機をかけて!
洗濯物は室内干しに。お湯で洗い、すぐに乾かす

洗濯物を外干しすると花粉が付いてしまうので、花粉シーズンは室内干しにしましょう。また、カビ、ダニは「温度」「湿度」、そして栄養源となる「汚れ」がそろうと繁殖するので、汚れを落として素早く乾かし、湿った状態を長時間作らないことが対策となります。衣類の皮脂汚れをしっかり落とすには、洗濯にお湯を使い、脱水後はすぐに干すこと!洗濯槽を清潔に保つことも大切です。

室内干しは衣類の間隔を広めに取って。また、衣類やタオル、寝具も乾きの早いものを選びましょう
水洗い可能な布製品を選ぶ

布製品には水で濡らすと繊維が傷むために、家庭での洗濯が禁止されているものがあります。その場合、ドライクリーニングに出すか、ブラシをかけるくらいしか手入れの方法がなく、花粉やカビ、ダニ、皮脂汚れなどが付いても洗って落とすことができません。清潔に使いたいものは「水洗い可能」な繊維の衣類や布製品を選びましょう。洗濯機で洗えるのか、手洗いの手間が必要なのかの確認もお忘れなく。洗濯タグで確認してくださいね。

服装や寝具の静電気に気を付けて

静電気の起きやすい衣類を着て外出すると、花粉を含むほこりを吸い寄せ、大量の花粉を浴びてしまいます。寝具も同様で、帯電しやすい繊維は、花粉やハウスダストを含むほこりが舞い落ちる際に吸い寄せてしまい、就寝中にほこりを吸う状況になってしまいます。花粉の季節は、静電気が発生しにくい綿や麻、絹の衣類、カビやダニの繁殖しやすい梅雨時季~秋は乾きやすい麻や絹の衣類がオススメです。

玄関で衣類ブラシを使って全身にあびたほこりや花粉を払い落としてから家に上がりましょう
ハウスクリーニングを頼むのも賢い手ですね!
本橋 ひろえさん ナチュラルクリーニング講師 掃除や洗濯、洗剤を化学的に解説するナチュラルクリーニング講師。ブランシエラクラブ「三毛猫きらりのお掃除攻略ガイド」監修。
カビ・ダニが繁殖しやすいのは通常は梅雨時から秋口までですが、気温20℃以上、湿度60%を超えたら要注意!また花粉は、一年を通してさまざまな種類が飛散しています。つらいアレルギー症状に悩まされないよう、効果的な対策を取り入れて、健やかな毎日を過ごしたいですね!

アンケート概要

回答期間:
2025年1月8日(水)~1月15日(水)
回答者数:
計4,523名
対象者 :
長谷工IDをお持ちで、現在マンションにお住まいで、「花粉」や「ハウスダスト」による被害にお悩みの方