畳やカーペットを、フローリングなど別の床材に変えることはできるのでしょうか？

結論からいえば、変更の可否はマンションによります。マンションによっては、管理規約や使用細則によって床材のリフォームが制限されているためです。リフォーム自体は可能であっても、変更後の床材はマンションの遮音等級を満たさなければなりません。

また、マンションの床下地が「直床」もしくは「二重床」かによっても、リフォームのしやすさや選択できる床材は異なります。床材の変更を検討する場合は、まず管理組合や管理会社にリフォームの可否や遮音等級、床下地の構成などを確認するようにしましょう。

［参考］

マンションの「直床」と「二重床」の違いとは？

また、床材の変更にあたっては、以下のような点にも気をつけなければなりません。

・暖房設備がある場合は床暖房対応の床材か？
・リフォーム後に段差ができないか？
・ドアの開け閉めがしづらくならないか？
・床衝撃音を吸収するカーペットや畳からフローリングにすることで遮音性能が損なわれないか？

マンションならではの注意点も少なからず含まれるため、マンションの床材のリフォームは、リフォーム実績が豊富な業者に依頼することをお勧めします。

文：亀梨奈美　撮影：ホリバトシタカ