在宅ワークの効率アップ! 住んで実感したコ・ワーキング空間の魅力。

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マンションのコ・ワーキングラウンジは仕事環境にどんな変化をもたらす? 在宅歴20年以上のライター、Aさんの仕事ライフを取材しました。

取材・文:稲生京子 撮影:石原麻里絵(fort)

フリーライターAさんが夫と二人で暮らすのは、千葉県浦安市の海沿いに建つ「ザ・パークハウス新浦安マリンヴィラ」。海を間近に感じるリゾートヴィラのような開放感が魅力の大規模マンションです。

▲眼前に公園を臨み、海にもほど近い総戸数528戸の低層マンション「ザ・パークハウス新浦安マリンヴィラ」。

「この辺りに住む友人から新しいマンションができると聞き、物見遊山でモデルルームを見学に行ったのが出会いでした。広大な敷地面積をゆったりと生かした全棟4階建の低層建築。夫婦でサーフィンをする我が家にとって、広めの庭から専用駐車場へ出られる1階の部屋は、ボードを車に積み込みやすいためまさにうってつけでした。ライターという仕事柄、もともと家で仕事をすることも多かったのですが、コロナ禍で打合せ等もリモートが当たり前に。在宅ワークの時間がさらに増えた私にとっては、コ・ワーキングラウンジやブックカフェの存在も大きな後押しとなり、購入を決意しました」

▲1階住戸ならではの「特典」、専用庭がついたAさん宅。どことなくヴィンテージ感が漂うインテリア、サーフボード、豊かなグリーンがコージーな雰囲気を醸し出している。

「夫婦ともに趣味が多くプライベートを充実させたい欲も強いので、家の中はどうしても仕事スペースよりも生活空間に重きを置いた設えに。そんな家=仕事場という環境は、つい目に入ってしまった家事や趣味の誘惑に負けがちで、なかなか仕事のやる気スイッチが入らないのが悩みでした。シェアオフィスを借りようと考えたこともありましたが、出不精すぎる性格から何度も断念。その点、マンション敷地内のコ・ワーキングラウンジなら、“ほぼ家”なので苦にならずに出かけられつつ、生活の空間からは離れるのですんなりと仕事モードに切り替えられる。ストレッチしてから運動を始めるような感覚で、以前より断然集中できるようになりました」

 

 

「気合いを入れて執筆や調べものをしたい時には、個室のあるコ・ワーキングラウンジへ。6室の個室は防音もしっかりしているようで、オンライン会議や仕事の電話に出る際にもプライバシーが守られている安心感があります」

▲モダンなインテリアでまとめられたコ・ワーキングラウンジ。6室の個室、中央のソファ席に加えて室内にソファが2脚、テラス席もある。

「個室は人気で使えないこともあるので、ラウンジ中央のソファ席をテーブル&チェアに替えてもらえないかマンション理事会に提案してみようと思っています。このラウンジ、クラウドが使えるコピー機兼スキャナがあるのも便利。B4やA3サイズでの出力が必要なときはコンビニを利用していたので」

▲高機能な複合機が備えられている点も心強い。

「企画を練るなどアイデアを探したい時にはブックカフェへ。自分のセレクトではない書架は小さな書店のようで、何気なく手に取った本から意外なヒントをもらえたりして良い刺激が得られます」

▲カフェの一角には壁一面の本棚。小説やエッセイ、ファッション関連の洋書や子供用の絵本や図鑑まで、クリエイティビティを刺激するさまざまな分野の本が並ぶ。

「コーヒーやパンに加えパスタも4種類あって、ランチを食べに出かけたり作ったりする時間もない!なんて時にも便利です。朝10時半のオープン時には焼き立てのパンが食べられるのですが、どれも美味しいんです」

▲コロナ禍以前は積極的に食べ歩きに出かけ、料理も得意。そんなグルメなAさんもお気に入りというカフェメニュー。

「私は人の気配や話し声がするほうが落ち着くタイプなので、小さな子供連れのご家族や勉強中の学生さんなど、いわゆる“仕事場”にはいない存在と場を共有できる点もとても刺激になります。もちろん家で仕事をする日もありますが、“今日はあえて共用部で集中する”というモードで取り組めるので、今までより捗ります(笑)」

 

 

「ここで暮らすようになって、“場所を変える”ことに勝る気分転換はないと実感しています。聞いたところによると、大人の集中力が続くのは50分程度だそう。今までも深呼吸したり、コーヒーを飲んだりしてリフレッシュを図ってきましたが、そこに“場所の変化”が加わると集中力のリチャージ速度が格段に上がるんです。コ・ワーキング個室にこもり疲れたらカフェでお茶を買って、緑いっぱいのテラスでのんびりする。フィットネススタジオでマシントレーニングをしながら一人ブレスト…。一軒家でこのようなライフスタイルを実現しようと思ったら至難の技ですが、マンションなら叶えられます。しかも、管理やメンテナンスはプロが行ってくれるという安心感もあります」

▲コ・ワーキングラウンジにはテラス席も。仕事の合間に太陽を浴びてリフレッシュできる。

「仕事がスムースに進むと、自然と日常生活も心地よく運ぶようになる。家の役割を暮らすことに振り切って、限られた居住スペースを思いきり充実させられているせいかもしれません。現時点の私たちにとって、共用設備の充実したマンションは最良の選択。居心地のいい場所を多くもっていることが、よりよく暮らすための大事な要素なのだなと感じています」

WRITER

稲生 京子
編集者・ライター。「豊かに生きる」に関わるすべてが守備範囲。女性誌でファッション、美容、ライフスタイル記事を企画・執筆する一方、建築専門誌でも取材・インタビューを手がける。

おまけのQ&A

Q.ちなみにこちらのマンション、他にユニークな共用設備はありますか?
A.コンシェルジュのいるレンタルスペースで、キャンプグッズやマウンテンバイクを借りたり、サップボードやキャンピングカーを予約することができます。工具が一通り揃っている自転車メンテナンススペースも! 仕事も遊びもサポートしてくれる、至れりつくせりなマンションです。