あなたの今を聞かせて!
子育てヒヤリハット
あなたの今を聞かせて!子育てヒヤリハット
- 回答期間:
- 2023年8月2日(水)~8月9日(水)
- 回答者数:
- 計2,810名
- 対象者 :
- 長谷工IDをお持ちで、中学生以下のお子さまがいらっしゃるマンションにお住まいの親御さま
子どもの行動は予想外。子育てをするなかで、幸い事故には至らなかったけれど、「ヒヤリ」と冷や汗をかいたり、「ハッ」と息をのんだりした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?危機回避のファインプレー、その後の対策なども含めて、みなさんの「ヒヤリハット」エピソードを伺ってみました。
子育て中はヒヤッとすることの連続。子どもの行動は予測不可能ですから、何が起こるか分かりません。親としては「危ないっ!」と肝を冷やすことが多いですよね。そんな状況を表したのが「ヒヤリハット」。「冷や汗をかく=ヒヤリ」と「息をのむ=ハット」を組み合わせた造語で、重大な事故になってもおかしくなかった事象を指します。この「ヒヤリハット」という言葉、耳にしたことはありますか?会員のみなさんに尋ねると、「聞いたことがある」人が79%に上りました。近年はさまざまな場面で使われているため、多くの方に認知されているようですね。
ひとつの事故の影にはたくさんの類似したヒヤリハット体験が潜んでいるとされています。しかし、万全の注意をはらっているつもりでも、子どもから100%目を離さないでおくのは現実的には不可能なこと。そこで、みなさんにマンション内での子育てヒヤリハット経験の有無を聞いてみたところ、経験ありの人が約半数。このうち「たくさんある」と答えた方は15%に上りました。ちなみに「あまりない」人が24%、「全くない」人が25%でした。
子どもにとって安全・安心な場所であるはずの自宅マンションでも、大きな事故につながる一歩手前の「ヒヤリ」とする出来事はたくさん起きています。みなさんにマンション内でヒヤリハットを体験した場所を聞いてみました。最も多かったのが「共用廊下や階段」の55%でした。共用廊下や階段って、油断すると子どもの遊び場になりがち。気を付けたいですね。次いで「キッチン」34%、「扉」33%、「エレベーター」33%、「浴室」30%、「バルコニー」28%と続きました。いずれも割合はそれほど変わりません。暮らしのさまざまな場所にヒヤリハットが潜んでいることが分かります。
みなさんはどんなヒヤリハットを経験したのでしょうか。パパ・ママたちのエピソードをご紹介しましょう。まずはちょっと目を離した隙に起きた出来事。かなり多かったのが「扉に指を挟まれそうになった」でした。玄関ドアや部屋の扉、エレベーターのドアも要注意。「玄関ドアが風にあおられたときに指を挟んで大ケガをした」といった事故の報告もありました。
キッチンにも危険がいっぱい。「子どもが包丁を取り出して遊んでいた」「熱い鍋やフライパンに触ろうとした」「魚焼きグリルの窓を触ってやけどをした」といった出来事が…。浴室では「頭を洗っている間に子どもが湯船で溺れかけていた」「洗い場で滑って転んだ」といったリスクが目立ちました。
また、転落しそうになってヒヤリとするケースもよくあるようです。「開けていた腰窓から身を乗り出していた」「共用部の非常階段から転げ落ちそうになった」「ベランダに置いていた収納ケースに上って手すりから下を見ていた」といった声が上がっています。こうしたヒヤリハットは、どこの家庭でも起こりがち。見逃さずに対策につなげて事故を予防しましょう。
一歩間違えば大事につながるヒヤリハット。万一の大事故を防ぐためには、「子どもは何をするか分からない」という認識を持って対策をしておくことが大切です。ところが残念なことに、アンケートの結果を見ると、マンション内での子どものヒヤリハットを防ぐために何か対策をしている人は33%と約3人に1人。残りの67%の人は何もしていない状況でした。思いがけない事故を防ぐためには、先回りして危険の芽を摘んでおく必要があります。この機会に自宅を含めてマンション内に危険の芽が潜んでいないかを確かめて、安全確保のための対策をしておきましょう。
対策をしていると答えた人に、その内容を教えてもらいました。「対策はまだこれから」という子育て中の人は必見!「ドアはしっかりロック、家具の角にはコーナーガードを付けています」「エレベーターに乗るときは、手で扉を押さえます」「ベランダや腰窓の前に台になるものを置かない」「子どもの手が届く家具は固定しています」「いたずらして感電しないようコンセントカバーを付けています」といった回答がありました。また、キッチンは「子ども用フェンス(ベビーゲート)で通せんぼ!」「包丁や刃物は使ったらすぐに棚や引き出しの奥のほうにしまう」、浴室は「入浴後はお湯をすぐに抜く」「お風呂では立って遊ばせない」といった対策をしている人が多いようです。なかには「ご近所付き合いを密にして、マンション内のヒヤリハット箇所を情報共有しています」という方もいました。ぜひ参考にしてくださいね!