環境が変化する新年度 家庭のルール作りのポイントとは?
子どもたちを取り巻く環境が変化する新年度。気持ちを引き締めて家庭のルールづくりをしましょう。
環境が変化する新年度 家庭のルール作りのポイントとは?
子どもたちの行動範囲は、成長とともに徐々に広がっていきます。新年度を迎えるこの時期は、家族それぞれの環境も変わりやすいので、予め親子で子どもの行動範囲の確認や個人情報の管理、ネットの使い方などをきちんと話し合っておくことが大切です。
そこで今回は「家庭のルールづくりのポイント」について、ALSOKに話を伺いました。
行動範囲の広がりに合わせ、注意点を確認・見直し
まずは、子どもたちの行動範囲について考えてみましょう。学年が上がるごとに子どもたちの交友関係は広がり、友達同士で出かける機会も増えるでしょう。また、塾や習い事で知り合った友達と隣町の公園に行くなど、行動範囲が広がれば、親の目が届かないところで危険に遭遇する可能性も高くなります。
通学路などは実際に親子で歩いてみて、危険な場所や、行ってはいけないところ、通ってはいけない道などを確認して、注意を促しましょう。
個人情報は厳重に管理、電話は留守電に
登下校や習い事、遊びに出かけているときに、不審者がカバンやパスケースに書かれた名前を見て、声をかけてくるという事例もあるので、防犯のためにも個人情報は慎重に扱いましょう。また、子どもに留守番をさせる場合はできるだけ留守電にして、電話には対応させないように心がけましょう。
インターネットの危険から守るルールづくり
学年が上がるとスマホの所有率も増加します。子どもにスマホを持たせた場合、連絡がつきやすい、位置確認が可能になることなどメリットがある一方、スマホ依存や、ゲームの課金、有害サイトへのアクセス(危険な出会い)など、デメリットもあります。
インターネットやスマホの利用については、もう一度親子で利用ルールを確認しておきましょう。
子どもに限らず、インターネット上での不審なフィッシングメールや不正アクセスには十分な注意が必要です。家庭内での有害・不審な通信アクセスを防ぐため、ホームネットワークのWi-Fiルータのセキュリティ対策をもう一度確認し、強化しておくことも大切です。
こうした節目をきっかけに親子でコミュニケーションを重ねて、家庭内のルールを確認し、見直していくことが重要です。