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整理のプロ直伝!
衣類を減らす基準とコツ

整理のプロ直伝!衣類を減らす基準とコツ

いつの間にかいっぱいになっているクローゼットや押し入れ…。整理したくても何から手を付けてよいのか分からず、ついつい後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか?
今回は、おうちデトックス代表で「整理収納アドバイザー」の大橋わかさんにお話を伺いました。理論的でありながらも、相談者の心に寄り添う絶妙なアドバイスを参考に、ぜひトライしてみてくださいね。

Quiz 突然ですがクイズです!ブランシエラクラブで実施した「収納に関するアンケート(2022年実施)」で、『最も片付けが行き届いていない場所』として困っている場所のベスト3はどこでしょうか?(回答は最後に) ①1位:クローゼット(押し入れ) 2位:リビング 3位:子ども部屋 ②1位:リビング 2位:クローゼット(押し入れ) 3位:子ども部屋 ③1位:子ども部屋 2位:クローゼット(押し入れ) 3位:キッチン ④1位:クローゼット(押し入れ) 2位:キッチン 3位:リビング

クローゼットの中身は把握できている?

【ご自宅のクローゼットや押し入れ内に収納しているものをどのくらい把握していますか?】7~8割は把握できている43%(1,923人) 半分くらいは把握できている31%(1,398人) ほぼ全て把握している14%(629人) 2~3割くらいしか把握できていない9%(385人) ほとんど把握できていない3%(130人)

まずはみなさん、クローゼットなどに収納しているものの中身をどのくらい把握しているのでしょうか?
「ほぼ全て把握している」は少数派で、「7~8割」が43%、「半分くらい」が31%という結果に。収納中のアイテム全てを把握している人は少なく、多くの人にとって難しい課題であることが分かります。

みんなが整理しているタイミングは?

【ご自宅のクローゼットや押し入れ内の整理整頓をどのくらいの頻度で行なっていますか?】季節の変わり目(3~4か月に1回)44%(1,951人) 半年に1回21%(935人) ほとんどしない16%(719人) 1年に1回13%(579人) 毎月4%(186人) 毎週2%(95人)

ダントツ多かったのは「季節の変わり目」でした。「衣替えに合わせて」整理する人が多かったので、だいたい3、4か月に一度というところでしょうか。「毎週」や「毎月」整理している人はごく少数でした。

衣類があふれる理由は?

【クローゼットや押し入れに衣類が収納仕切れない理由は何ですか?】※複数回答可、回答者数(4,465名)に対する割合 量が多すぎる44% そもそもスペースが足りない38% 新しい服を購入しても古い服を処分できない30% 整理整頓が苦手で、効率的に収納できていない23% その他2% 分からない2%

「手持ちの衣類を収納できていない」理由として多かったのは「量が多すぎる」と「スペースが足りない」。次いで多かったのは「新しい服を購入しても古い服を処分できない」と「整理整頓が苦手」でした。前者は物理的、後者は行動的な問題のようですね…。

我が家も衣類がクローゼットに入りきらず、あふれているわ

整理整頓が難しい理由は?

整理整頓を難しくする理由として、半数以上の人が「物を捨てる決断が難しい」と回答しています。確かに迷うところですよね。次に多かった「時間がかかる」という理由も、決断が難しいことに関係がありそうです。
「ああ、ものを捨てる基準をもっと明確にできれば…」と困っている人に朗報!いよいよ大橋わかさんに登場していただきます。

収納に困る人たちの声をたくさん聴いてきた私が、衣類を手放す基準をアドバイスしますよ!
Column プロ直伝!服を手放す「6つの基準」 ❶傷んでいないか(汚れている、擦り切れている) ❷年齢的に合うか ❸2年以内に着たか ❹着心地がよいか ❺これを着て人に会えるか ❻着ていて気持ちが上がるか 上記の項目を検討するときに重要なのは「ピンとこない声には従わなくてよい」ということ! 整理の方法には大きく分けて「事実派」と「感覚派」があり、前者は1~4、後者は5、6をメインに検討するとスムーズに進められるそうです。 たとえば、2年以上着てなくても気分が上がる服なら残してよいのです!

クローゼット整理のお悩み解決Q&A

アンケートで実際に寄せられたお悩みや疑問に大橋わかさんが答えます!

整理の頻度はどのくらいが理想ですか? お子さんの場合、年3回(夏休み、冬休み、年度末)など長期休みのタイミングがおすすめです。大人は年2回、衣替えの際に整理するとスムーズに進められます。また、持ち物はその人自身が整理するのがベスト!家族全員で協力しながら進めましょう。 子どもの小さかった頃の服など、思い出のあるものが手放せません。 思い出の品を減らすときは、「服を持ち続けることが本当に子どものためになっているか」を考えてみてください。思い出は量より質。たくさん残すより、数を絞って残すとより価値が高まります。お洋服を着ていた頃の写真を撮ってアクリルキーホルダーにする、スマホのアルバムに入れるなどの残し方はいつでも見返せるのでおすすめです。 捨てた服が流行して後悔したらどうしよう? 後悔しつつ整理が上手になるのは、誰もが通る道です!たとえ似たデザインが再流行しても、細かな部分は異なることが多いですし、新しい服のほうがトレンド感を楽しめます。恐れずに進めてみましょう! まずどこから手を付ければよいか迷っています。 まずは写真を撮って収納の現状を把握することから始めましょう。その後、靴下やハンカチなど、思い入れが少ないアイテムから手を付けるとスムーズです。「1つの引き出しだけ」と範囲を絞ると、気軽に取り組めますよ! 中が雑然としていて、どれを手放せばよいか分かりません。 まずはものをグループごとに分類し、使いやすい配置にするところから始めましょう。「手放す」よりも「整理・分類」に重点を置けば、自然と不要なものが見えてくるはずです。焦らず一歩ずつ進めてみてください。
冒頭のクイズの答えはコチラ 正解は4の「1位:クローゼット(押し入れ)2位:キッチン 3位:リビング」でした。
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大橋 わかさん おうちデトックス代表整理収納アドバイザー 個人宅と建売住宅のコーディネートを長年行なう中で、整理収納の大切さに気付き、「収納のチカラで叶えるインテリア」をコンセプトに暮らす人が幸せになれるお部屋づくりを目指しています。個人宅の整理収納を中心にフリーランスとして約7年活動後、2018年1月おうちデトックスを設立。現在、テレビ・メディア多数で活躍中。
いかがでしたでしょうか?大橋さんによると、クローゼットを整理収納するとおしゃれ度が2割アップするのだとか。なぜなら、状態がよく、体型と年齢に合った洋服を着ることで素敵に見えるから!さらに服を探すストレスが減り、時短にもなり、1日を有意義に過ごせるでしょう…とのこと。この記事を参考に、今日から整理を始めてみませんか?

アンケート概要

回答期間:
2024年12月18日(水)~12月25日(水)
回答者数:
計4,465名
対象者 :
長谷工IDをお持ちで、現在マンションにお住まいで、「クローゼットや押し入れの整理」に困っている方