都会と地方の2拠点生活、
実際はどう?
都会と地方の2拠点生活、実際はどう?
回答者数 : 計1,426名
対象者 : 長谷工IDをお持ちの方で、2拠点での生活を実践されている方、具体的に計画されている方
回答者数:計1,426名
対象者:長谷工IDをお持ちの方で、2拠点での生活を実践されている方、具体的に計画されている方
テレワーク、ワーケーションといった新しいワークスタイルが普及するにつれて、たとえば平日は都市部で暮らし、週末はリゾート地の拠点へ移動するなどの「2拠点生活」への関心が高まっています。そこで、既に開始している方や現在計画中の方に、2拠点生活の場所や目的、実際にやってみてよかったこと、想像と違っていたことなど“ホンネ”を聞いてみました。
平日は交通や買い物など何かと便利な都市部で働き、休日は自然豊かな郊外や田舎でリラックスしてゆったりと過ごす。そんな両方のメリットを享受できるとあって人気が高まっている2拠点生活。会員の中にも実践中、あるいは具体的に計画している人がたくさんいらっしゃいます。そんなみなさんが2拠点目に選んだ場所は通いやすい近場?それとも気分がリフレッシュできるリゾート地?どんなエリアが選ばれているのか、ちょっと気になりますよね。
さっそく回答を見てみると、みなさんけっこう現実的でした。2拠点目の最多は東京都で、次いで神奈川県、大阪府、千葉県、兵庫県と続きます。
実はこの順位、自宅のあるエリアの順位とあまり変わりがないのです。2拠点生活をしている人の主な生活拠点のある都道府県を見ると、最も多かったのは東京都。次いで神奈川県、大阪府、千葉県、埼玉県と続きます。また、例えば福岡県在住の方が九州の県を、北海道なら北海道が2拠点目の1位となるように、それ以外の地域でも近隣を選ぶ傾向にありました。テレワークなどを目的に、毎日でも行き来しやすい近場に2拠点目を設けるケースが多いのでしょう。移動時間は、電車または車で1~2時間というご意見を多くいただきました。
ただし、風光明媚で別荘地が多い長野県、静岡県も首都圏に住む人に人気。全国的にもベストテンに入っていますし、山梨県、沖縄県も上位にあることから、2拠点目にリゾート地を選んでいる人も少なくないようです。
拠点生活をする目的が気になるところですが…「仕事をするため」が22%、「趣味を満喫するため」が41%、「その他」は「仕事も趣味も両方」という方も含めて37%という結果でした。
2拠点生活を検討する際は、まず別拠点で何をしたいのか「目的」をハッキリ持つことをおすすめします。仕事だけに専念したいのか、あるいは家庭菜園などでの農業や、のびのびと子育てをしたいのか、海の近くでサーフィンなどスポーツを楽しみたいなど、目的によって場所や住宅の選び方も変わってくるからです。最近は将来的にUターンやIターンといった地方移住を考えている方が、トライアルとして2拠点生活をするケースも増えているようです。
環境の異なる拠点で仕事をすると、一体どんなメリットがあるのでしょうか。「仕事派」に2拠点生活を実践してよかったことをヒアリングしてみると…。「自分のタイミングでリフレッシュできる」、「仕事に集中できる」、「一人の時間をつくることができた」、「満員電車のストレスがなくなった」、「移動することでONとOFFが切り替えやすい」、「仕事をしながら旅ができる」といった喜びの声がたくさん聞かれました。
一方で、想像と違っていて、“こんなはずじゃなかった”と思うこともある様子。「仕事上のコミュニケーションが取りにくくなると心配していたが、通信ツールのおかげで問題なかった」、「思いのほか精神面が安定した」とよい結果を挙げた方もいますが、「予想以上に費用がかかる」、「買い物が不便」、「移動に疲れる」、「家族と別生活になった」、「お客さまとのコミュニケーションが取りにくい」、「友達がいない」といった声も挙がりました。みなさんが実践後に気付いたデメリット、これから2拠点生活を始める方の参考になるのでは?
自然との触れ合いを求めたり、好きな趣味を満喫したり…といった理由で2拠点生活を始める方は少なくありません。実際、趣味派のみなさんはどんな暮らしを楽しんでいるのでしょうか。多かったのが「サイクリング」、「温泉」、「家庭菜園」、「ゴルフ」など。「マリンスポーツ」、「釣り」、「トレッキング」、「登山」など海や山での趣味も目立ちました。
また、一人で熱中したい趣味もあれば、誰かと一緒に楽しみたいレジャーもあるはず。移動は「一人で」という回答もかなりありましたが、「夫婦で」と答えた方がそれを上回りました。仕事のない週末や子どもが自立した後に夫婦で2拠点生活を楽しむ方が案外多いのかもしれません。
現在の住まいを手放して移住するのは決心がいるけれど、2拠点生活であればもとの生活に戻れるから、気軽にトライできるのがよいところです。別拠点で新たな趣味が見つかったり、楽しい交友関係が生まれたり、人生が彩り豊かなものに変わる可能性も大いにあり!ただし、拠点間の移動は金銭だけでなく、時間的にも身体的にも負担がかかります。2拠点生活を無理なく長く続けたいのなら、アクセスのよさも考慮しましょう。